2012年10月4日木曜日

■宗教聖地で“阿修羅のごとく”…押し寄せる客を暴力で撃退=陜西


宗教聖地で“阿修羅のごとく”…押し寄せる客を暴力で撃退=陜西
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1004&f=national_1004_047.shtml
2012/10/04(木) 15:45
       
 中国五大名山のひとつで道教の聖地としても有名な陜西省華山で2日、管理運営会社側にクレームをつけようとした観光客が、正体不明の一群の人々に襲われた。テレビ局が取材を始めたが同じく襲われ、カメラなどを破壊された。観光地区の管理運営会社スタッフが客などを襲ったとの疑いが高まりつつある。中国新聞社が報じた。

 中国では1日の国慶節(建国記念日)、8日間の大型連休が始まった。陜西省では、観光スポットして管理されている華山景区にも多くの観光客が集まった。

 1日に訪れた観光客の多くは山頂部で1夜を明かして日の出を拝み、2日早朝に下山しようとした。しかし、2日朝に華山景区を訪れようとした自動車も極めて多く、大渋滞が発生。下山のためのバスが正常に運行できなくなった。

 多くの観光客が徒歩で下山を始めた。「朝の7時か8時ごろに下山を始めたが、とにかく混んでいた。登り口に着いたのは午後7時過ぎだった」という家族もいる。

 一部観光客が登山口で、チケットの払い戻しを求めて、言い争いになった。観光客の1人によると「とにかく、言うべきことを言おうと、チケット販売窓口に言った。すると一群の人々が押し寄せてきた。まず、私の義理の弟が殴られた。私の妻もナイフで2カ所刺された。次に私が集中的に殴られた。私も何カ所か刺された。相手が多くて反撃できなかった」という。

 陜西ラジオ・テレビ局の記者も襲われた。混雑ぶりを取材しようとしたが、カメラで撮影しはじめたとたん、正体が分からない人々に「何を写している」などと怒鳴られ、殴られた。カメラなど機材も破壊されたという。

 一連の暴力行為について「景区側の警備員が客を襲った」との見方が強まっている。暴行を受けた記者は「警備員に襲われたとまで断言はできない。ただし、私を殴った人の中には、メガホンを持っている者がいた。バス乗車を誘導する係員が使っているメガホンだった」と証言した。

 同地を管理運営している華山景区管理服務有限公司総合六部の夏海浜経理は、「多くの観光客が景区スタッフに殴られた」と話していることについて、「はっきりは分からない。警察が調べている」と回答。2日の事件について、多くの流血があったことは事実と認め「景区としては、ただちに必要と思われる人を病院に搬送した。医療については責任を持つ。具体的な事実関係については、警察が介入した。警察が正しく判断し、処理してくれるだろう」と説明した。

 取材に対して、警察側は対応していない。



0 件のコメント:

コメントを投稿