2012年9月7日金曜日

■飲酒:殺人の38%、酔客による犯行 公務執行妨害は76%が酔客によるもの


飲酒:殺人の38%、酔客による犯行 公務執行妨害は76%が酔客によるもの
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/07/2012090701451.html
2012/09/07 15:08 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 「酒に酔って判断力が鈍ってしまった。殺すつもりはなかったのに…」

 妻の首を絞めて殺害したH容疑者(55)は、警察の調べに対し、後悔の言葉を次々と口にした。今年3月18日午前6時30分ごろ、ソウル市中区新堂洞の住宅街で事件は起こった。チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)の配達の仕事でこつこつと金を貯め、中華料理店を構えたH容疑者は、3年前から妻との間で争いが絶えなくなった。事件当日も妻と言い争ったH容疑者は、家にあったツルニンジン酒を飲み始めた。1杯、2杯と飲んでいるうちに、いつの間にか焼酎2本以上に相当する量を飲んでいた。

 酔いが回ったH容疑者は、言うことを聞かない妻を脅そうと思い、首を絞めた。ところが泥酔していたため、握力が普段よりもかなり強くなっていた。その結果、妻は死亡し、H容疑者はこの日朝に警察に自首した。

 「酒」による影響は、乱暴を働いたり、騒ぎを起こしたりするといったレベルを超え、殺人や性的暴行といった重大な犯罪にも結びついている。

 本紙が警察庁の協力を得て、2007年から今年4月までに発生した5大強行(凶悪)犯罪(殺人、強盗、強姦〈ごうかん〉、窃盗、暴行)296万3424件について分析した結果、酒に酔った者が起こした事件が29.6%(87万7808件)を占めた。1日に殺人1.38件、強盗2.25件、強姦13.21件など、451件の強行犯罪が、酔客によって引き起こされているというわけだ。

 犯罪の種類別に見ると、殺人事件の37.9%(7071件のうち2682件)が、酒に酔った犯人によるものだった。強姦は38.5%(6万6806件のうち2万5722件)、暴行は35.5%(227万6987件のうち80万8829件)が、酒に酔った者による犯行だった。

 また、今年1月から4月までにソウル市内で発生した公務執行妨害事件789件のうち、酔客による犯行は計600件(76.0%)に達した。



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