■県観光交流客数:６．５％減、１億２９４６万人 震災で宿泊客１．３％減 ７４年度以降過去最低−−県内１１年度 ／静岡

県観光交流客数:６．５％減、１億２９４６万人　震災で宿泊客１．３％減　７４年度以降過去最低−−県内１１年度　／静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120826ddlk22020174000c.html
毎日新聞　2012年08月26日　地方版

　◇伊豆５．１％落ち込み響く　まつり、イベント自粛、津波、放射能汚染…
　県はこのほど、１１年度の県観光交流客数（速報値）は前年度比６・５％減の１億２９４６万人だったと発表した。宿泊客数は東日本大震災の影響で、伊豆地域で同５・１％減となったことが響き、１６７３万人（同１・３％減）で、統計の残る７４年度以降過去最低となった。

　観光交流客数は宿泊客数と観光施設やイベントなどに参加した「観光レクリエーション客数」の合計。県によると、観光交流客数が落ち込んだ大きな要因は、観光レクリエーション客数の減少だ。震災の影響で、浜松まつりや静岡まつりなど３１のイベントが自粛したことで同約４００万人減少した。

　また、津波や放射能汚染不安などで、牧之原市や下田市などへ訪れる海水浴客が同約９２万人減少したことなどもあり、全体の観光レクリエーション客数は１億１２７３万人で、前年度よりも８７６万人（７・２％）少なかった。県によると、伊豆地域南部は海のレジャーが観光の目玉であるため、宿泊客数にも影響が出たとしている。