■米国で6年ぶりにBSE感染牛 TPP風前のともしび
http://news.infoseek.co.jp/article/29gendainet000168395
ゲンダイネット(2012年4月29日10時00分)
<前原政調会長まで腰が引けてきた>
TPP慎重派の勢いが増してきた。24日、国会内で開かれた超党派議員の集会には代理も含め300人以上が参加。25日は、JA全中や消費者団体など8組織が霞が関に近い日比谷公園で5000人の大集会を開き、市民団体はデモ行進を行った。
そんな状況下で、米国でBSE感染牛が6年ぶりに見つかったニュースが飛び込んできたのである。米国は日本のTPP参加の前提として、「牛肉」「自動車」「保険」の3分野での譲歩を求めているが、今回のBSE牛発生で、日本政府は米牛肉の輸入制限緩和に慎重にならざるを得なくなった。TPP慎重派の筆頭格、山田正彦前農相も「TPPの事前協議にも影響するだろう」と言った。
実は米国でもムードが変化しているという。この問題を継続取材しているジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「米国内でも業界によって日本のTPP参加に賛否両論ある。オバマ政権はいま大統領選挙で手いっぱいで、下手に日本が交渉に入ってきて、米国内に余計な波風を立てて欲しくない。そんな空気に変わってきました」
TPP参加を既に決定している米国やオーストラリアなど9カ国は、来月8日から12回目の交渉に入る。このままだと、日本抜きで関税条件がどんどん決まる可能性もあり、推進派が喧伝してきた「早期参加すればルール作りに加われるから有利」という理屈が崩れる。
「そうなると、日本は完全に米国の言いなりにならなければならず、国益を損ないかねない。さすがに民主党の前原政調会長も、TPP参加の旗振りに腰が引けてきたようです」(民主党の慎重派)
どっちみち野田の頭の中は消費税増税のことでいっぱいだ。中途半端に参加するより、いったん、白紙に戻して考え直した方がいい。
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