「韓流ブーム、在日同胞の権益向上につながっていない」
http://japanese.joins.com/article/174/151174.html?servcode=A00§code=A10
2012年04月27日09時03分 [ⓒ 中央日報]
立命館大学の徐勝(ソ・スン)教授(67)。
日本で人気を呼んでいる韓流は、在日同胞の権益向上につながっただろうか。在日同胞3世で、日本の立命館大学の徐勝(ソ・スン)教授(67)は「全くそうではない」と答えた。26日、韓国の建国大学校新千年館で開催された「分断の悲劇と在日朝鮮人の歴史」という講義でだ。
徐教授は「最近、日本のある世論調査結果で、日本人の北朝鮮に対する好感度や朝鮮半島分断の現実についての認識はほとんどゼロに近かった」と述べた。彼は「今もなお植民地支配意識が日本人を支配している」と分析した。続いて「中国や中央アジアの同胞は歓迎しながら、韓国国籍がない朝総連系の日本同胞を入国させないようにしている韓国政府も問題だ」と指摘した。それとともに「韓国が新しい東アジア時代を切り開くために人権・平和問題にもっと積極的になるべきだ」と主張した。
徐教授は1968年に東京教育大学を卒業後、翌年ソウル大社会学科修士課程に留学した。しかし71年、中央情報部は徐教授を含む51人の在日同胞留学生を国家保安法違反疑いで拘束した。いわゆる「在日同胞スパイ集団事件」だ。ソ教授は拷問されている中、暖炉に飛び込んで顔と全身にやけどを負った。この後遺症でソ教授の顔には今もやけどの跡が残っている。ソ教授は90年に釈放され、韓国・日本・米国を渡り歩き、人権や平和運動に積極的に参加した。彼は「拘束後かなり経ってから、私の全く知らない50人をスパイ集団としていたことをようやく知った」と話した。
徐教授は「日本は東日本大震災後、社会が全体的に無気力症に陥っていて、中国人青年は急速な経済発展で個人主義的な性向だけが残った」とし「韓国人の若者が新しい東アジア時代を開くことにもっと積極的になってほしい」と求めた。
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