2012年4月29日日曜日

■美女育成機関、中国の大学で「淑女コース」ブーム


美女育成機関、中国の大学で「淑女コース」ブーム
http://media.yucasee.jp/posts/index/10948?la=0012
2012年04月21日

 中国・武漢紡織大学には“淑女コース”があり、女子大生たちの人気を集めている。このコースで学べるのは、ビジネスマナーや、メイクレッスン、ファッションコーディネートなどから、自動車の運転免許取得まで、幅広い。2009年にコースが開設されて以来、“淑女コース”は大きな話題だ。中には、大学教育の堕落だという厳しい意見も。淑女教育とはどのようなものなのだろうか?

淑女がファーストフード化した?

 武漢紡織大学の淑女コースでは、挨拶、握手の仕方、言葉遣い、生け花や茶道などを学ぶ。さらには、音楽や美術、ダンスなどのクラスもある。全部で50課あり、1年間で“現代淑女”を目指す。

 大学関係者は中国メディアの取材に対して「現在の大学教育は知識を学ぶ機会はたくさんあるが、社会的なマナーを学ぶ場はほとんどない。今後、女子大生が社会に出て働く時など、大きな助けになるだろう」と語っている。

 こうした淑女コース、最近では浙江金融職業学院も開設を発表し、人気を集めているようだ。

 ところがネットユーザーの間では、「たった1年で本当の“淑女”が養成できるのか」「単に、就職面接対策に過ぎない。大学教育の堕落だ」など厳しい意見が多く、中国メディアは「就職の圧力が、淑女のファストフード化を促した」など批判的な報道も目立つ。

マナーを学ぶことが自信につながる
 こうした意見に対し、大学側は「学生は普段の授業の余った時間で学びます。第一日目の授業は満席でした。」と専門科目の学習に支障がないことを強調する。学生の反応も上々のようだ。

 淑女コースで学ぶ学生たちは「はじめは興味本位だった」という意見が大勢を占めていたという。しかし、学んでいくにしたがって、化粧の仕方、立ち方・座り方などを身につけていき、「専門外の事を学ぶ事ができ、視野が広がった」とむしろ満足しているようだ。

 学校側は公式サイトなどでコースの説明をしているが、レッスンの目的自体は生徒の自信を養うもので、特に裕福ではない家庭出身の学生でも、マナーレッスンによって自信を持てるようになることが大きいのだという。

 実は中国では今年に入って、初の男子校誕生が話題になった。一人っ子政策による親の溺愛が原因で草食系男子が増えているため、「男の中の男」を育成する事が目的だという。

 今の中国では「男らしさ、女らしさ」がより求められているという事なのだろうか。



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