沖縄観光、中国人のキャンセル相次ぐ 尖閣国有化後
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO46148640U2A910C1LX0000/
2012/9/15 0:55
沖縄県は14日、11日の政府による尖閣諸島(同県石垣市)の国有化後、沖縄を訪れる予定だった中国人観光客のキャンセルが相次いでいることを明らかにした。13日までの3日間で120人に上った。昨年7月の中国人富裕層向け「数次査証(ビザ)」発給開始以降、同国からの観光客は急増していたが、今後、尖閣問題による両国関係悪化により水を差される恐れがある。
10月初旬の中国の国慶節(建国記念日)前後は大きな観光需要が期待されており、県の担当者は「悪影響が出ないか注視している」と懸念を示した。
尖閣諸島を巡っては、8月15日に香港の活動家らが魚釣島に不法上陸。沖縄県警などが逮捕後、強制送還した。政府は9月11日、尖閣諸島のうち3島を地権者から買い上げ国有化した。
県が8月末に県内の旅行会社や海外事務所から観光への影響を聞き取り調査したところ、大半が「ほとんど影響ない」と回答していた。だが尖閣諸島の国有化後、9月13日までに再度聞き取りした結果、中国本土から団体客を中心に約120人のキャンセルがあった。香港、台湾、韓国からの観光客については特に影響はみられなかった。
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