2013年5月22日水曜日

■日本車、韓国での売れ行き好調…円安値引きで攻勢


日本車、韓国での売れ行き好調…円安値引きで攻勢
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0522&f=national_0522_029.shtml
2013/05/22(水) 12:59

 複数の韓国メディアは21日、トヨタや日産など日本の自動車メーカーが、5月に入り韓国で高い販売台数を記録していると報じた。円安を受け実施されている売れ筋商品に対する大々的な値引き販売が影響しているという。

 韓国トヨタ自動車は21日、5月1日-19日までのトヨタ車の販売台数(出庫基準)が、460台を記録したと発表した。4月の販売台数576台(登録台数基準)の80%に達しており、売り上げが順調なことを明らかにした。

 韓国トヨタの関係者によると、19日までの契約件数は4月の同じ時期より4倍、販売・出庫台数は3倍ほど増えた。自動車は月末になると多く売れる傾向があるといい、販売増加幅はさらに大きくなるとみられている。

 同社は4月の販売台数も3月より15.9%増加した。値引きイベントでは、「カムリ」、「カムリハイブリッド」、「プリウス」のうちから購入すると、300万ウォン(約27万円)を値引く。例えば「カムリ(2.5リットル)」の最高モデルを3070万ウォン(約280万円)で購入することが可能で、これは3012万ウォン(約277万円)の現代自動車が販売する「グレンジャーHG240(2.4リットル)」と同水準だという。

 ホンダコリアも、5月16日までに登録された台数は165台となり、4月の同期間(145台)より14%増加した。契約件数は209件。値引きイベントでは、対象商品の購入者に150万ウォン(約14万円)相当のガソリン商品券を提供する。

 円安を追い風に日本メーカーが仕掛ける値引き販売は、期待以上の効果を発揮しているようだ。ホンダコリアの関係者は、円安以外にも「輸入車に対する人気の高まりも、販売増加に影響を与えている」と述べた。

 韓国メディアは、顧客を獲得するための値引きイベントは6月も続くとし、日本車の売れ行きはしばらく好調が続きそうだと伝えた。



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