2012年4月20日金曜日

■三峡ダム:地質災害が増加、新たに10万人が強制立ち退きか


三峡ダム:地質災害が増加、新たに10万人が強制立ち退きか
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0420&f=national_0420_018.shtml
2012/04/20(金) 08:45
 
 2009年以来、三峡ダムは175メートルの試験貯水を3回に分けて行ってきた。ダム建設においては、貯水開始から高水位になるまでの3-5年間に、大規模な地滑りなどが発生するのは珍しくないが、地質災害が多発する三峡ダムでは10万人の住民が強制立ち退きに直面している。新浪網が報じた。

 国土資源部地質環境司巡視員で三峡ダム地区地質災害予防工事チームの主任である柳源氏によれば、三峡ダムでは毎年多くの地滑りが発生しているが、適切な監視と警報により、9年にわたって地質災害による死傷者は出ていない。しかし柳源氏は、今後の地質災害予防の状況は楽観視できないと警鐘を鳴らす。

 柳源氏は、175メートルの試験貯水後、発生した地質災害の70%以上が突発的なものであり、しかも発生回数はますます増えていると指摘、一部住民はただちに立ち退いて避難する必要があると述べた。

 また、現時点で人や家屋への被害はなくとも、地滑りは長江の航路にとっても重大な脅威となっている。

 柳源氏によれば、地滑りの恐れがある355カ所の地点で補強工事を実施しているほか、5386カ所の潜在的な危険個所で観測が強化されている。しかし、地質災害の多発によって、新たに立ち退きを迫られる住民の数は10万人前後の規模に達する見込みだ。



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