2012年4月20日金曜日

■ミャンマー観光、民政移管で急増 イメージ向上


ミャンマー観光、民政移管で急増 イメージ向上
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120420/mcb1204200502011-n1.htm
2012.4.20 05:00

 ミャンマーへの外国人観光客が急増している。2011年3月の軍事政権からの民政移管後、経済発展と外貨獲得を目指す新政府は「開かれた国」をアピール、軍が支配する「独裁国家」のイメージは改善されつつある。ビザ取得日数の短縮なども観光客増加を後押ししているようだ。

 ホテル・観光省によると、11年にミャンマーを訪れた外国人客は前年比25.9%増の約39万人。観光収入は約3億1900万ドル(約260億円)で、08年の約1億6500万ドルからほぼ倍増した。

 最大都市ヤンゴンの旅行代理店によると、新政府が発足した昨年3月ごろから外国人客が増え始め、「10月からはヤンゴンのホテルは慢性的に予約困難な状況」という。軍政当時は観光ビザが発給されなかったり、発給に時間がかかったりする例があったが、最近は国によって1~2日で発給される例もある。

 日本人客も増加傾向だ。日本からの直行便はないが、タイのバンコクやシンガポールなどを経由して入国し、ヤンゴンを拠点に市内のパゴダ(仏塔)を見学、世界三大仏教遺跡の一つとされる中部パガンなどに数泊するコースが人気という。

 今後さらに観光客は増える見込み。受け入れ態勢の拡充が重要課題となっている。



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