2013年5月14日火曜日

■日本企業の冷たい実態、「窓際族」が流行中=台湾メディア


日本企業の冷たい実態、「窓際族」が流行中=台湾メディア
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0513&f=national_0513_054.shtml
2013/05/13(月) 17:00

 「日本の企業は、持て余すマンパワーに冷たい仕打ちをする」と台湾メディアが報道。取材した内容を掲載した。

 テレビ局・東森電視公司(ETTV)は、「終身雇用制度を取り入れることが多かった日本企業。余った人員を整理するため、“解雇課”という部署を置く企業もあるらしい。退社を促したい社員を解雇課に行かせ、名刺は持たせず電話対応もさせない。薄暗いオフィスの中で、パソコンや電化製品の修理など簡単な雑務を命じる。昔日本には『ショムニ』というドラマがあったが、出てきたシーンそのものだ!」と報道した。

 『ショムニ』とは、1998年にフジテレビ系列で放送された江角マキコ主演によるドラマ。「会社の掃きだめ」と呼ばれる総務部庶務二課勤務のOLが、結果的に活躍する様が描かれ大ヒット。第3シリーズやスペシャル版まで制作され、映画化もされた。原作は安田弘之氏による漫画である。

 東森テレビは「日本では、第一線で活躍できないこれらの社員を“窓際族”と呼んでいる」と説明し、「彼らは仕事をあまり任せてもらえないが、終身雇用制の企業は簡単にクビにすることができない。なので定年まで待たなければいけないのだ。日本政府は、そのような現象を変えるべくバックアップを計画している。その慣行を変えないと、日本経済はなかなか良い方向に向かない」という、中華経済研究院スタッフのコメントを紹介した。

 続けて「SONYや日立製作所、Panasonicなどの大企業は、余った人員を退社候補として送る部署がある。“クビにされる予備軍”というのが実態だ。そういった人たちには、新たな仕事探しに時間を使った方が良いという声が聞こえる。また過去に解雇に不満を持った職員が裁判を起こしたが和解金はもらえず、復職して雑務しかすることがなかった」などといった例を挙げている。

 この東森テレビを始め、日本の終身雇用制度や窓際族に関心を持つ台湾のメディアや人々は多いのだろう。ちなみに台湾では「窓際族」的な社員はあまり存在しておらず、認識もされていない様子。社風に合わない、使えないと上司に思われた社員は、早期退職を勧められるケースが一般的なようだ。



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