2012年4月15日日曜日

■スカイツリーだけじゃない 新名所続々、変わる東京

スカイツリーだけじゃない 新名所続々、変わる東京
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3EBE2E7918DE3E6E2E6E0E2E3E09191E2E2E2E2
2012/4/14 13:07

 新名所のオープンが相次ぐ今年、東京都内の自治体で観光客の取り込みに力を入れる動きが相次いでいる。世界一高い東京スカイツリーや開業当時の姿に復元される東京駅舎などが目白押しで、東日本大震災や原発事故の影響などで昨年は打撃を受けただけに、「今年は大きなチャンス」と関係者の期待は大きい。これまで観光を売りにしてきた近郊都市も危機感を強めており、こうした地域を巻き込んだ観光客の争奪戦が激化しそうだ。

復元工事中の東京駅舎

 北に5月に開業する高さ634メートルのスカイツリー(墨田区)、南に2月開通の「恐竜橋」と称される独特の形の東京ゲートブリッジ――。南北2つの新名所に挟まれる江東区は昨年3月、魅力発信のため、観光推進プランを初めて策定。2月には、秋をめどに区観光協会をつくることも決めた。
 新名所や江戸時代からの神社仏閣が残っている区内の下町などを巡る観光コースなども設定する。観光客数を2008年の水準から14年までに200万人増やし、約3500万人とすることを目指す。
 区内には高層マンションが立ち並ぶ臨海部も抱え、新旧住民が混在する同区。区担当者は「地域経済活性化とともに、区民に地元への誇りや愛着を持ってもらい、一体感を醸成したい」と強調する。


2月に開通した東京ゲートブリッジ

 若者のファッションの街、渋谷区も立ち上がった。4月26日には渋谷駅前に複合商業施設「渋谷ヒカリエ」が開業予定。これに合わせ区は東京商工会議所支部と初の観光協会を設立する。
 これまでは観光マップを作っても、区出張所などにだけ置くような状況。JR渋谷駅の乗客数は10年度に3年連続減の1日平均約40万3千人と過去10年で最低。一方、商議所支部が昨夏限定で設けた観光案内所には40日間で約1200人(55%が外国人)が訪れ、道案内などに追われた。


渋谷駅前にオープン予定の渋谷ヒカリエ

 区担当者は「案内所の利用頻度は高く、必要性を強く感じた。渋谷には自然と人が集まってきていた面があったが、これからはそうはいかない」と反省。少子高齢化も進む中、「攻めの姿勢に転じ、もっと幅広い年代や外国人にもPRしたい」と意気込む。
 都心の玄関口となる東京駅(千代田区)では、代表的建築家の辰野金吾が設計したれんが造りの国の重要文化財、丸の内駅舎が6月以降、開業当時の姿で登場。区は駅から近い皇居周辺の安全確保のため、有識者らによる「公共空間活用検討会」を立ち上げた。

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