台湾・半世紀後は56歳も「若者」…人口政策の整備が急務
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0726&f=national_0726_098.shtml
2012/07/26(木) 20:05
台湾で高齢化が深刻な問題となっている。台湾紙「聯合報」は、台湾の高齢者人口(65歳以上)の比率は、2025年までに米国や英国を抜き、60年には56歳でも「若者」と呼ばれる社会になるとの政府予測を紹介した。中国大陸では、中国新聞などが同話題を取り上げた。
台湾の行政院経済建設委員会によると、現在台湾の全人口の平均年齢は38歳だ。2060年には57歳まで上がり、56歳までは「若者」と見なされる社会が到来する見通しという。
高齢化の状況について、台湾・行政院の江宜樺副委員長は23日、「今年の出生数は23万人に達する見通しで、過去10年間で最多となる」と発表した。しかし一方で、政務委員の薛承泰氏は「2013以降は、毎年18万人のラインをいかに守るかという“戦い”になる」との見方を示した。
勤労世代(15-65歳)100人あたりが支える子ども・高齢者の数について、現在は35人だが2060年には97人となり、「働く人1人が働かない人1人を支える時代」が来ると予測される。経済建設委員会の陳世璋労働力計画処処長は「人口のマイナス成長は不可避としても、急激な変化を抑え、人口政策を整える余裕が必要」と述べた。
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