ベトナムの大学、韓国語科の入試倍率は10倍
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/30/2012123000154.html
2012/12/30 09:12 朝鮮日報
ベトナム国家大ハノイ校外国語大学、フオン韓国語韓国文化学部長に聞く
「私が大学に通っていた15年前は、韓国語の教材もなくミニ辞典をコピーして使っていた。今韓国語を専攻している学生たちは、ハノイのコリア・タウンで韓国料理を食べ、韓国ドラマを見て、K-POPを聞きながら、生きた韓国を勉強できるようになった」
ベトナム国家大学ハノイ校外国語大学のチョン・ティ・フオン韓国語韓国文化学部長は15年前、この大学で韓国語を専攻し、今は母校で約300人の後輩たちに韓国語と韓国学を教えている。フオン学部長はハノイ校で韓国語の講義が始まって2年後の1997年、当時ロシア学科に属していた韓国語韓国文化学科に入学した。韓国と韓国語についてはよく知らなかったが、韓国に対する漠然とした好奇心を抱き、同学科を志望した。
フオン学部長は99年に韓国交流協力団(KOICA)がベトナムで初めて開催した韓国語スピーチコンテストで優勝した。そして、ハノイの韓国語専攻の学生としては初めて、奨学金を得て慶熙大学に短期留学することができた。卒業後は母校で講義をしていたが、2004年に延世大学国語国文学科の修士課程に留学し、帰国後の08年、母校の韓国語韓国文化学科の学科長に就任した。フオン学部長は「韓流の影響でベトナムの若者たちの間で韓国語学習ブームが起きている」と話した。国家大学ハノイ校外国語大学の場合も韓国語専攻を設置したころに比べて専攻者の数が10倍ほど伸びた。昨年は韓国語専攻の入試倍率が、過去最高の10倍に達した。フオン学部長は「韓国語専攻の卒業生たちは就職率が高い。韓国企業に就職すれば、平均初任給が、他の外国企業に就職した英語学科の卒業生よりも100ドル(約8400円)ほど高い」と話した。
フオン学部長は「ベトナムで韓国を勉強する学生たちが今後、韓国とベトナムの架け橋となり、中心的な役割を果たしてくれるだろう。学生たちが単に韓国の『言葉』を学ぶだけにとどまらず、韓国の歴史、社会、文化を深く理解し研究できるよう、教育と支援を行わなければならない」と話した。
0 件のコメント:
コメントを投稿