【仏国ブログ】日本の大みそか「フランスよりもスピリチュアル」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1227&f=national_1227_005.shtml
2012/12/27(木) 10:34
日本に滞在しているフランス人が、自身のブログ「CHROMA」で日本における年末の過ごし方についてつづった。
日本での年末の祝い事は、筆者のいるフランスとは全く異なると伝えた。クリスマスは同じ意味を持たず、家族と食事を楽しむというよりは、バレンタインのように恋人と過ごすロマンチックな日を意味すると述べた。一方で、日本の子ども達も西洋のようにプレゼントを欲しがる傾向は強まっており、25日になるとコカ・コーラのサンタクロースがあちこちに姿を表す。
年末には、過ぎ去った1年の問題を忘れるために会社でパーティが企画されると忘年会についても言及。これについて、心配事を排除して新たなスタートをきるというのは、日本人のライフスタイルの特徴だと伝えた。
また、大みそかの夜にはフランスと同様にカウントダウンをするが、その後何もしないフランス人とは違って、日本人は仏教徒の寺院へ行き、108回鐘を鳴らす習慣があると紹介した。108という数字は、悟りを開くために捨て去らなければならない人間のさまざまな欲や苦を表す数字。さらに、悟りを開くということは、「禅」に近いものであるとし、言葉を使わずとも物事の真実を理解することだと説明した。
筆者は、日本人の大みそかの晩に食べる食事は控えめで、年越しそばについては「小麦粉の麺で作られたものを食べる」と表現。そして、そばを食べる意味について「麺は長いことから、新年への架け橋になることを、また麺の本数は良いことが訪れる回数を示している」とし、多く食べれば食べるほど、良いことが起こると説明した。
また、日本では新年にはおしるこという赤豆をゆでたものと、お雑煮、野菜と魚のスープを食べると紹介。年末年始の日本のこうした食文化を受け、日本での新年はフランスよりもスピリチュアルで、クリスマスとは真逆だとした。
フランス人から見た日本とフランスの年末年始の文化や習慣の違いは、興味深い。
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