2012年12月26日水曜日

■【コラム】 2012年、中国の「今年の漢字」と「流行語大賞」


【コラム】 2012年、中国の「今年の漢字」と「流行語大賞」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1226&f=column_1226_015.shtml
2012/12/26(水) 09:52

2012年は中国ネット文化が大躍進

 日本では漢字能力検定協会が「今年の漢字」を「金」と発表、また「新語・流行語大賞」にはお笑い芸人スギちゃんの「ワイルドだろぉ~」が選ばれましたが、実は中国でも「今年の漢字」と「流行語大賞」が選ばれています。

 「今年の漢字」は中国の雑誌「新周刊」が選考し、山東省青島市のイベントで発表されました。選ばれた文字は「微」という字です。「微」が選ばれた理由として、中国のことを少しでもご存知の方が思い出すのは中国版ツイッター『新浪微博』ではないでしょうか。

 確かに「新周刊」の選考委員会も「“微博(ミニブログ)”のユーザーが3億6千万人を超え、影響力ある世論を形成するようになった」と理由の一つに挙げていたようです。また、QQ(中国のチャット・システム)のスマートフォン用アプリ「微信」のユーザーも2億人の大台を超えたこと、ボランティア・義援金送金などの支援が“微博”の「微公益」という機能で可能になったことなども理由に挙げられていたそうです。

 いずれにせよ、2012年は、中国ネット文化“大躍進”の年となった訳です。

今年の流行語は「幸せですか?」「××STYLE」


 また、「2012流行語10選」には

「十八大(中国共産党第18回全国代表大会)」
「釣魚島(日本名、尖閣諸島)」
「NI幸福MA?(幸せですか)」
「香港」
「北京暴雨」
「舌尖上的中国(中国料理を題材とした人気テレビ番組名)」
「中国好声音(中国で人気のオーディション番組)」
「莫言(ノーベル文学賞受賞)」
「2012(マヤの人類滅亡説)」
「江南スタイル」

 が選ばれました。「NI幸福MA?(幸せですか)」は「2012中国十大網絡流行語(ネット流行語)」でも第1位に選ばれています。これは中国の国慶節期間中(10月1日頃)、テレビの街頭インタビューで中央電視台の記者が走り回りながら、町行く人々に「幸せですか?」と質問を繰り返していたことが滑稽と捉えられ、その後も流行語として庶民に反復利用されたものです。

 また、「江南スタイル」は世界中を席巻した訳ですが、中国ではここから「××STYLE」という使われ方をするのが流行ったようです。例としては「武漢STYLE」「理工科男STYLE」「吊絲STYLE」など。「吊絲」は収入の低い所謂日本語でいう「負け組男」の意味らしく、「十大網絡流行語」の第2位にも選ばれています。

 皆さんも周囲の中国人同僚やお友達、あるいは中国のお取引先に「NI幸福MA?(幸せですか)」や「××STYLE」を使って、コミュニケーションしてみては如何でしょうか。



0 件のコメント:

コメントを投稿