中国政府「尖閣は中国のものではない」と認識していた…日本の報道に猛反発―中国版ツイッター
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2012年12月28日 22時10分
2012年12月27日、「中国古来の領土」として、今秋以降に中国が日本との間で領有権争いを過熱させてきた尖閣諸島(中国名・釣魚島)について、中国政府が少なくとも1950年当時には、これを琉球(沖縄)の一部とする認識を持っていたことがわかった。日本の大手メディアが確認し、これを報じた。
これは中国政府が1950年に作成した外交文書で確認できたもので、この文書の中では尖閣諸島を中国名の「釣魚島」ではなく日本名で表記していたことや、「尖閣諸島を台湾に組み込むべきか、要検討」と記していることから、少なくともこの時、同区域が中国領土でないことを認識していたことになる。これまでも、1953年には共産党機関紙の人民日報が「琉球諸島は、尖閣諸島など7組の島しょから成る」と記述したほか、1958年に中国で発行された世界地図でも尖閣を沖縄として記載していたことがわかっている。27日、これについて会見で質問された中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、「よく承知していない」と正面からの回答を回避した。
過去の中国政府による「尖閣の沖縄帰属論」。中国の一般国民はどう受け止めているのか?“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトで反応を探った。以下、主な意見。
「だったら琉球を独立させよう!琉球はもともと日本のものではないから!」
「1895年以前、琉球は中国の属国だったんだ!」
「琉球もろとも尖閣を取り戻そう!」
「元代には中国だってモンゴルの領土だったし(=過去の事実を掘り返してはきりがない)」
「当時の中国は釣魚島を琉球に属するものと見なしていたが、琉球自体を日本に帰属するものとは考えていなかった」
「過去には中華民国が、台湾における日本の統治権を認めている(=しかし、現在は台湾は日本の領土ではない)」
「草案(=対日講和条約における領土草案)に書かれていたことなら、法的効力はない」
「草案を正式な文書と見なすべきではない」
「検討段階の草案を持ち出してくるということは、日本側にはそれだけ説得力のある論拠がないということ。中国は当時は内戦を終えたばかりで、新政権のメンバーは八路軍の田舎者たちと遊撃隊で構成されていた。外交の何かもわかっていないやつらだったんだ。だからもし、この文書が本物だったとしても、これは外交部のアルバイトが作成したようなものだということだ!」
「これは政府内部で議論・検討したものであり、重視すべきは国際条約である!これこそ双方の共通認識」
「戦勝国となっても敗戦国となっても人様の領土を奪っていく日本」
「北京にある中国外交部の資料館に収蔵されていた文書というじゃないか。一体、誰が売国奴なんだ?」
「真相を求む!中国の歴史学者、がんばってよ~!」
「尖閣諸島が中国のものと証明したいなら、軍を派遣して守ればいい。しかし、上陸できる能力はあるのか?マスコミ報道をみだりに信じるな、尖閣諸島はもともと日本のものなんだ」
「琉球は朝鮮やベトナムと同じように、もともと中国の領土ではない」
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