中国とアフリカ諸国の文化的衝突が、経済関係の密接化と共に急増―英メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67850&type=
2012年12月27日 6時30分
2012年12月25日、英公共放送・BBCの中国語サイトは、中国とアフリカ諸国の間に横たわる緊張について報じた。両者は経済的な関係を密接にする一方で、民間レベルでは文化面の衝突が生じている。多くの中国企業が進出するアフリカ諸国では中国人に対する敵意さえ生まれているようだ。
中国は近年、アフリカ諸国への投資や貿易を急増させ、現地のインフラ建設も積極的に行なっている。中国とアフリカ諸国間の関係やビジネスは誠実かつ有効なものかもしれないが、互いが好感を抱いているわけではない。
ザンビアでは、中国企業のローカルワーカーに対する横暴な対応が反中感情を引き起こしている。似たような状況はアフリカ各国で日に日に深刻さを増している。両者の摩擦は、アフリカへ出向いた中国人と現地人の間だけではなく、中国へ進出して来たアフリカ各国の人々と中国人の間でも発生している。
中国に留学経験のある南アフリカ出身の若手映画監督は「中国とアフリカ各国の間では、文化上の交流がほとんどない。両者の対話はビジネスシーンに限られている。文化面においても接触を深めるべき」と話す。
オスロ大学社会学・人文地理学部のハイディ・O・ホーゲン氏によると、欧米での就業機会が減ったために中国に活路を求めるアフリカ人が増加しており、彼らは労働市場などの現地事情を理解しないまま、工場ワーカーなどを志望して中国へやって来るという。実際は、国内の出稼ぎ労働者が依然として低コストの労働力として幅を利かせており、アフリカ人はなかなか仕事が得られないという。
一方で、アフリカ諸国へ出向く中国人はますます増加している。その大部分は現地へ進出した中国企業で働いている。こうした中国人の多くが、現地の商習慣などを無視して在住中国人向けのスモールビジネスをはじめることによって、現地人との衝突や緊張した関係が生まれている。
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