2012年4月21日土曜日

■ダルビッシュの進歩にファンも納得、次戦はホームのヤンキース戦


ダルビッシュの進歩にファンも納得、次戦はホームのヤンキース戦
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0421&f=national_0421_020.shtml
2012/04/21(土) 06:23 サーチナ
 
 テキサス・レンジャーズ所属のダルビッシュ・有投手(25)は19日、デトロイト・タイガース戦でメジャー三度目の先発を果たした。ダルビッシュは6回1/3を投げ2安打1失点5四死球5奪三振で、デビュー戦に続いて2勝目を挙げた。試合は1回表にヤングのタイムリーでレンジャーズが先制すると、続く2回にもナポリの本塁打で加点、8回には連打で5点を奪い、スコア10-3でタイガースを退けた。これでレンジャーズは7連勝を上げ11勝2敗の好成績でア・リーグ西地区の首位を独走している。

 総じてアメリカのメディアもファンも、ダルビッシュがメジャーのボール、マウンド、その他の環境に十分に適応していないことを認め、まだまだ実力を出し切っていないと分析している。ただしここ3戦での進歩は急速でその評価は高い。FOXスポーツ電子版は「この日の投球は、相手を圧倒する投球とは言えないものの、走者を出した場面では非常に安定していた」と述べ、「最初の登板は少しナーバスだったけど、段々落ち着いて良くなってきた。2回目も良くなり、今回が一番良かった。彼はどんどん良くなっているよ」という同僚で、2010年ア・リーグMVPハミルトンの談話を紹介している。またレンジャーズの公式サイトでは、まだボールやマウンドにも慣れていない中で強力打線のタイガースを抑えたのだから、これからが楽しみだという書き込みも見られ、ダルビッシュの成長を喜んでいるファンが多い。

 若きGM、ジョン・ダニエルズは「我々は彼(ダルビッシュ)を、出費に見合う活躍をしているかどうかと言う目では見ていない。彼がチームを勝利に導いてくれることを確信しているからだ」とコメントし、ダルビッシュへ揺るぎない信頼を寄せる。「自分でもちょっとずつ良くなっている実感がある」とツイッタ―で語ったダルビッシュ。先の2試合に比べると硬いマウンドへの適応は確実に進化している。高めにボールが抜けることはまだまだあるが、投球時にバランスを崩す場面はほとんど見られなかった。逆に言えば、この不完全な状態でも強力打線を抑え込んだダルビッシュのポテンシャルは相当高いとも言えるし、それに信頼を寄せるGMの言葉もうなずけるものだ。

 レンジャーズは現在、打率、打点、防御率、本塁打数でアメリカンリーグのトップで11勝2敗と絶好調。その中でメジャーの経験を積めることはダルビッシュにとっても幸運なのは間違いない。ダルビッシュの登板は次戦、ホームでのヤンキース戦。進歩しつつあるダルビッシュがヤンキースの強力打線をどう抑えていくのか、見ごたえのある試合となりそうだ。



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