2012年4月13日金曜日

■塩湖の枯渇で黄砂が「化学黄砂」に、市民の健康脅かす=中国


塩湖の枯渇で黄砂が「化学黄砂」に、市民の健康脅かす=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0413&f=national_0413_031.shtml
2012/04/13(金) 12:11
 
 中国新聞社は12日、中国北部で発生する砂嵐(黄砂)の規模が数年前より小さくなる一方で、黄砂の影響とみられる呼吸器疾病などの症例が増加していることを紹介し、黄砂に化合物が混ざる「化学黄砂」が原因であると論じる記事を掲載した。

 記事は、昨年3月23日に中国の半分を覆う規模の黄砂が発生した際、北京市や広東省広州市における呼吸器系疾病患者数が通常時や前年同時期に比べて10-30%増加したとのデータとともに、2010年3月19日に北京で発生した黄砂には2.32%の塩分が含まれていたとする国家地理試験測定センターの分析結果を紹介した。

 そのうえで、黄砂の主な「発生源」である内モンゴル自治区では干ばつにより塩湖が干上がっており、そこから出る化合物が巻き上げられて黄砂に混ざった「化学黄砂」が人びとの健康をむしばんでいるとする専門家の指摘を伝えた。

 環境保護ボランティア、鄭柏峪氏が組織する専門家研究グループは、河北省や内モンゴル自治区には枯渇した塩湖が2000平方キロメートル存在し、同自治区にあるチャガンノール湖(2002年時点で総面積110平方キロメートル中80平方キロメートルが枯渇)だけでも毎年600万トンを超えるアルカリ性粉じんが風に削り取られているとの調査結果を発表した。

 鄭氏は北京市以北にある塩湖の多くは海抜1400メートル前後に位置し、海抜50メートル前後の北京市にとってみれば「胡椒をまかれているのと同じ状態だ」と語った。

 中国新聞社は、黄砂の主な発生源である内モンゴル自治区における塩湖枯渇によって生じる「化学黄砂」が、人体に与える影響について紹介した。

 中国科学院青海塩湖研究所の鄭喜玉研究員は、中国にある塩湖には硫酸塩、硝酸塩、塩化物など70種類の鉱物が沈滞しているほか、湖水にもナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リチウムや重金属元素、重放射性元素など60種余りの成分が含まれていると提起した。

 中国地質科学院地質研究所の韓同林研究員は、アルカリ性粉じんを含んだ現在の黄砂は粒や比重がきわめて小さく、弱い風でも巻き上げられるため「その危険性は想像をはるかに上回る」と指摘。ある医学専門家は、大量のPM2.5の超微粒子を鼻で防ぐことができないため、呼吸器感染、皮膚炎、急性結膜炎などを発症すると説明した。

 環境保護ボランティア、鄭柏峪氏によると、「発生源」における「化学黄砂」の被害は北京市などの都市部より大きいという。内モンゴル自治区のチャガンノ―ル地域では、広範囲にアルカリ性粉じんが霜のごとく積もり、降雨により土壌に浸透したことで数百平方キロメートルの草地で草が枯れ、砂漠化が進んでいることを紹介するとともに、「デジタルカメラが使い物にならなくなった」と語り、腐食性の高さを説明した。



0 件のコメント:

コメントを投稿