2012年5月29日火曜日

■「外国人はゴミ」発言は排斥主義なのか?韓国人の6分の1が不法滞在なのだが…―中国紙


「外国人はゴミ」発言は排斥主義なのか?韓国人の6分の1が不法滞在なのだが…―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61570
2012年5月26日 8時17分 レコードチャイナ

2012年5月24日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙、環球時報は、中国の人気キャスターが外国人を「ゴミ」と称し、「中国から追い出せ」と中国版ツイッターで発言したことを受け、欧米メディアが「大衆の外国人排斥感情をあおっている」と不快感をあらわにしていると報じた。

中国版ツイッター「微博」で問題の発言をしたのは、中国中央テレビ(CCTV)の英語チャンネルで活躍する人気キャスター、楊鋭(ヤン・ルイ)氏。不法滞在、不法就労、不法入国のいわゆる「三非」外国人に対する100日間の集中取り締まりキャンペーンが北京で始まったことを受けたもので、「外国ゴミを一掃しろ」など過激な発言を展開、ネット上に賛否両論を巻き起こしている。

こうした動きは、欧米メディアに清朝末期に外国人排斥運動を起こした「義和団」を思い起こさせたようだ。AP通信は「この新たな外国人排斥ブームは、中国経済の成長率鈍化など『国内の苦しみ』と関係ある」と八つ当たり的な要素があることを指摘。ニューヨーク・タイムズ紙も「外国人排斥は、中国の台頭に伴う新たな空気?」などと挑発的な言い回しで報じている。

これに対し、中国人民大学国際関係学院の金燦栄(ジン・ツァンロン)副院長は「欧米メディアのこうした論調は、中国在住の外国人が特別扱いされなくなったことに対する失望感の表れだ」と強気の姿勢を見せた。

一方、韓国紙ハンギョレも「中国は国民の目を外国人に向けさせようとしている」と批判、韓国人が多く住む北京の望京や五道口、三里屯が取り締まりの重点地域になっていることに不満を示した。また、韓国MBCテレビによると、中国在住の韓国人のうち不法滞在者は2万人に上り、6人に1人が不法滞在という。今回の集中取り締まりは彼らにとって非常事態だと報じている。



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