おかずは塩だけ……農村の子どもたちの貧しい食事―中国
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2012年5月21日 10時27分
19日、中国学生栄養・健康促進会は北京市で報告書「2012年中国児童少年栄養・健康報告」を発表した。農村の子どもたちが十分に栄養をとれていない状況が明らかとなった。写真は貴州省の小学校の政府補助金による給食。
2012年5月19日、中国学生栄養・健康促進会は北京市で報告書「2012年中国児童少年栄養・健康報告」を発表した。中国青年報が伝えた。
中国農村の子どもたちの栄養状況は改善されつつあるが、しかしいまだに多くの問題が残されている。半数近い子どもたちが1日2食しか食べていないことが分かった。調査時点で3分の1の子どもたちが過去1カ月に1度も肉を食べていなかった。卵を食べていない子どもは3分の2、牛乳を飲んでいない子どもは80%に達した。おかずが漬け物だけ、あるいはご飯に塩をかけただけの子どもたちもいたという。
栄養が足りないだけではなく、知識の不足も深刻でどの食品にどんな栄養素が含まれているかを正しく認識していない子どもも少なくない。また学校教師も食事が子どもたちの発育に与える重要性について認識していないケースも多かった。
昨年10月、中国国務院は「農村義務教育学生の栄養改善計画」を採択。給食補助金の支給など栄養環境改善に向けての取り組みを続けている。
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