【コラム】 中国で名前を「現地化」された日本のアニメや漫画のキャラ
2012/07/06(金) 10:19
国外の作品を輸入する際に「分かり易くする」「作品に入り込み易くする」などといった理由から、現地では馴染みのない名前を現地の感覚で親しみやすいものに変更するといったことがあるかと思います。中国に日本のアニメや漫画が中国に入るときにキャラクター名が現地化されることもあったそうで、中国のネットではそういった「現地化された名前」についてのやり取りが行われていました。
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最近では少なくなっているけど、昔は日本の漫画やアニメが翻訳される場合、キャラクター名を現地化してしまっていたことがかなりあったから改編された名前で覚えちゃってるキャラが結構ある。皆はそういう感じの覚え方をしちゃっているキャラって無い?
自分の場合は「カードキャプターさくら」の「王小明」(李小狼)かな。
「ドラえもん」はそういう訳名がどれだけあるか分からなくなるよね。とりあえず現在オフィシャル訳になっているのは「大雄」(のび太)、「胖虎」(ジャイアン)、「小夫」(スネ夫)だと思うけど。
「ドラえもん」は「康夫」(のび太)、「技安」(ジャイアン)、「強夫」(スネ夫)とかもわりと広まっているよね。あと、どの版で見たか思い出せないが「王聡明」(出木杉)という訳名は今でも結構良い感じの意訳だと思っている。
現地化名の方で定着率が特に高いのはガンダム系じゃないか?初期の頃は香港版の名称変更版で広まったから、古いファンはそっちで覚えているヤツも多い。
香港系の翻訳は特にトンデモ現地名が多いという印象。あそこは売るために結構そういった改変するよな。
それにしても、ザビ家のキャラを「楊」で統一して訳すのはなんとかならんかったのか。「楊大基」(ギレン・ザビ)や「楊小美」(ミネバ・ザビ)とかは本気でどうかと思うよ。
こういうのってやはり昔の作品が多くなるね。自分はとりあえず「一休さん」の「麗心姑娘」(桔梗屋弥生)とかを挙げてみよう。
私の中で印象が強いのは「シティーハンター」の「孟波」(冴羽りょう)かな。当時のファンはみんな「孟波」で覚えているから、冴羽という名前には少々違和感があるというか……
現地名化ってことかはちょっと微妙だが、広まり具合から考えて「北斗の拳」の「健次郎」(ケンシロウ)は外せないと思う。これを日本人に教えたら必ず驚かれるんだが、日本人の感覚だとありえないレベルのスゴイ改変らしい。
ウチの国でドラマ化された「テニスの王子様」は、ドラマの舞台が中国に設定されたのでキャラ名も全部中国の名前になってたな。原作のキャラ名の音や漢字をちゃんと活用してそれっぽい名前にしていたのはうまいと感じた。ただ、そんな中で自分が一番中国っぽいと感じた名前は実は原作者の「許斐剛」だったり……
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中国に入った作品は、入った時期や入ったルート(漫画、テレビ、海賊版等)によって訳がまちまちだったりするのでキャラ名に関する認識は結構混乱しているそうです。現在ではこういったキャラ名の改変は少なくなっているそうですが、これは現地にオリジナルの名称をそのまま受容できる層や、そういった改変を嫌うオタク層が形成されてきているのも影響している模様です。
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