2012年7月20日金曜日

■ペットに広がる肥満、家庭の犬猫の半数以上が太り過ぎ 米国


ペットに広がる肥満、家庭の犬猫の半数以上が太り過ぎ 米国
http://www.cnn.co.jp/fringe/30005619.html
2012.02.15 Wed posted at: 17:54 JST

(CNN) 米国の家庭で飼っている犬や猫の半数以上が太りすぎとなっていることが、最近の調査で明らかになった。人間と同様、放置すれば高血圧や糖尿病のリスクが高まるとして、専門家らが飼い主に注意を呼び掛けている。

ペット肥満防止協会(APOP)の調査によると、獣医に「太りすぎ」、またはより深刻な「肥満」と診断されたペットは、成犬で約4100万頭(53%)、猫では4700万匹(55%)に上っている。肥満に限定しても、犬の21%、猫の25%が該当するという。いずれも2010年の数字をわずかながら上回った。APOPは5年前から毎年、600匹余りのペットを対象に調査を実施してきた。その結果から、増加傾向は明らかだという。

APOPの設立者で獣医のアーニー・ワード氏によると、太ったペットが増えているだけでなく、太り方の度合いが上がっていることも問題だ。体重が多すぎると高血圧やリウマチ、糖尿病、一部のがんなどのリスクが増大し、ペットの寿命は2年から2年半も短くなると、ワード氏は指摘する。

ペットの肥満が増えた結果、飼い主が問題に気付かないケースも目立つようになった。調査によると、犬が太りすぎまたは肥満となっている飼い主のうち22%、猫の飼い主でも15%が、標準体重だと思い込んでいた。

ジョージア州アトランタに住むキム・スティーブンスさんの愛犬ドジャーも、肥満の診断を受けている。「ドジャーの体重が少しずつ増えていることに気付かなかった。突然こんなに太った犬になってしまった感じ」と、スティーブンスさんは振り返る。理由は単純な「食べ過ぎと運動不足」だという。ドジャーの体重は現在37キロ。標準の28キロに到達するためには、体重の4分の1を落とす必要がある。スティーブンスさん自身も体重が気になっているため、「一緒に減量する」という。

動物愛護団体の米ヒューメーン・ソサエティによると、米国内で犬を飼っている家庭は全体の39%、猫を飼っている家庭は33%を占める。ワード氏によれば、最近のペットフードは高カロリーになっているのに、飼い主が与える量は増え続けている。獣医と相談して与えるカロリーを調節し、十分に運動させることで、改善するケースが多いという。



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