2012年7月25日水曜日

■金に物言わせるだけの中国人、ロンドン五輪を嘲笑する資格などない!―英国


金に物言わせるだけの中国人、ロンドン五輪を嘲笑する資格などない!―英国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63202&type=60
2012年7月24日 19時1分 レコードチャイナ

2012年7月22日、中国の事情に詳しい英国のスポーツライター、アンドリュー・レイマー氏が「ロンドン五輪を馬鹿にしている?その理由を教えてください」と題した記事を中国のブログサイト・網易博客に掲載した。以下はその内容。

ロンドン五輪の開催が決まり、わが英国は突然、世界中の人々からピエロ扱いされるようになった。特に前回開催国の中国人の嘲笑ぶりはひどい。まあ、確かに予算の度重なる削減や選手村の狭い部屋に小さいベッド、頻繁に起こるストライキなど、次から次へとネタは尽きないのだが…。

北京五輪を比較の対象にすれば、彼らはギリシャ神話のゼウスで我々は人類だと痛感させられる。豪華な花火に壮大な開会式、立派な競技場に最多の金メダル…。中国人は何から何まで完璧だった。全く非の打ちどころがない。英国をあざ笑うのも当然だろう。

まあ、笑いたいなら思う存分笑えばよい。今の英国には完璧で壮大な五輪を開催し、世界中をあっと言わせる力はない。だが、そもそも五輪はそこまで立派である必要があるのだろうか?

2008年以降、五輪は上流社会や富裕層のパーティーに様変わりしたのか?すべては金次第になってしまったのだろうか?五輪開催国は何が何でも自国の強さと豊かさを見せつけなければならなくなったのだろうか?

ロンドンはマンチェスター・シティではない。やたらと金をかけて豪勢な五輪を開く必要はない。英国も見栄を張って立派な五輪を開き、自らの落ちぶれようを隠す必要もない。しかも、自らの強大さを見せつけるべき場所はマルビナス(フォークランド)諸島だ。五輪開会式の花火ではない。

五輪のあるべき姿とは?それは本来、楽しむべきものだろう。決して金で買えるものではない。選手たちがスポーツマン精神にのっとって戦う姿は、人と人とがフェアに戦う平和な競争の見本なのだ。

もしもロンドン市政府がストライキを力でねじ伏せ、五輪関連のマイナス報道も一切報道させなかったら?それこそが、人類の悲劇ではないだろうか。そして、それこそが五輪開催の失敗を意味するものだと筆者は考える。



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