2012年8月31日金曜日

■112歳の長寿の祝い、用意した記念品に来客「それっ」=四川


112歳の長寿の祝い、用意した記念品に来客「それっ」=四川
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=national_0831_047.shtml
2012/08/31(金) 16:59
       
 四川省成都市温江区万春鎮に住む唐志淵さんは30日、112歳の誕生日を迎えた。そこで、長寿を祝う宴席が設けられた。出席者は500人。記念品の碗を800個用意したが、「どうぞ!」と配りはじめたとたん、出席者が殺到して、あっと言うまになくなったという。中国新聞社が報じた。

 祝いの席は、唐さんの住む家の近くの空き地に設けられた。まだ日も昇らない午前4時、集まった調理師が宴会の準備を始めた。全部で45卓、500人分の料理を用意する。

 正午ごろ、唐さんの親類や友人、隣人が集まりはじめた。しばらくして、中国服を来た唐さんが現れた。よい笑顔だ。皆をながめて、にこにこしている。

 バババババーン――。爆竹が鳴り響いた。祝いの宴の始まりだ。歌や踊りの披露が続いた。唐さんは、あまり目がよくない。それでも、目を細めて自分を祝ってくれるパフォーマンスを鑑賞した。出席者が次々に、唐さんのテーブルにやってくる。「おじいちゃん、おめでとう!」と声をかける。しばらくして、料理が出てきた。屋外での宴席だったが、それでもおいしそうな香りが充満する。

 料理が終わると、誕生ケーキが出された。テーブル1つの上を“占領”する、特大版だ。112本のローソクが立てられている。ひとりで吹き消すのは、とても無理。唐さんを中心にして、数人で吹き消した。

 いたずら好きな子どもが、ケーキのクリームを指にとり、唐さんの顔に絵を描いた。まるで、京劇の“隈取り”だ。唐さんは怒らない。逆に、愉快そうに笑っている。周囲の人も笑った。

 唐さんの親族は、記念品として碗を用意していた。全部で800個。配る際、「1人、1つでお願いしますよ」と声をかけた。ところが、もう受け取ったはずなのに再び受け取ろうとする人が殺到。記念の碗はあっという間に、なくなった。

 大切なのは、唐さんを祝い、唐さんにあやかろうという「お祭りムード」だ。「規則厳守で1人1個だけ」などとヤボを言うつもりはない。だから、500人の出席者に対して800個の碗を用意した。唐さんの親族は「1人1個でお願いします」と口では言いつつ、にこにこ笑いながら、碗を配りきった。

**********

 唐さんは、とにかく食欲が旺盛だ。歯はすべて抜けてしまったが、「若い人よりもたくさん食べる」ぐらいで、この日もご馳走を次々に平らげた。

 長寿に特に関係していると思われるのは、規則正しい生活だ。朝は午前6時に必ずおきる。睡眠時間は最少でも10時間。激辛料理で有名な四川省に住むが、薄味が好きでトウガラシは食べない。

 行政関係者によると、112歳になった唐志淵さんは、成都市温江区に住む最高齢者という。



■エスビー食品が陸上部を廃部、マラソンの瀬古氏を輩出


エスビー食品が陸上部を廃部、マラソンの瀬古氏を輩出
http://www.fukeiki.com/2012/08/sb-foods-pullout-athletic-club.html
2012年8月31日 18:15

東証2部上場の食品メーカー「エスビー食品」は、2013年3月31日をもって陸上競技部を廃部にすると発表しました。

1954年に創部された同部は、マラソンの瀬古利彦氏がかつて所属するなど長距離競技を中心に活動を展開し、実業団駅伝での活躍やオリンピック選手の輩出など陸上部の名門として広く知られていました。

しかし、厳しい経営環境が続く中で経営合理化策を進めていることに加え、ロンドンオリンピックを終えた時期とも重なることから、活動の継続を断念し今回の決定に至ったようです。

エスビー食品陸上競技部の廃部についてのお知らせ
http://www.sbfoods.co.jp/company/newsrelease/2012/1208_athlete.html



■【コラム】 愛犬と一緒に参加「犬好き集まれ!ペットDE婚活」開催


【コラム】 愛犬と一緒に参加「犬好き集まれ!ペットDE婚活」開催
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=column_0831_101.shtml
2012/08/31(金) 10:37

 愛犬と同伴で参加できる婚活イベントについて神戸新聞にて紹介している。

 兵庫県小野市浄谷町にある共進牧場のレストラン「ミルカーズ」で「犬好き集まれ!ペットDE婚活」を開催。期日は、9月30日の午後2時から6時までということだ。

 一緒に散歩をして男女の交流を

 「犬好き集まれ!ペットDE婚活」は、小野市北丘町の住宅建築コーディネーターの田中貴之さん(39)が主催する。田中さんは、地元の住民を増やして地元の活性化に貢献しようと、婚活イベントをこれまで約20回開催した。初めて出会う男女の間に共通項があれば話もしやすいとして、今回ペット同伴婚活を初めて企画した。

 犬が好きであれば、同伴する犬がいなくても参加することができる。同伴する犬は、ワクチン済みで、リード(引き綱)が必要である。参加対象は、25歳ぐらいから40歳ぐらいまでの男女となっている。参加費用は男性は4500円、女性は3500円である。申し込み・問い合わせはメールで。
田中さん(kanata0923@docomo.ne.jp)まで。(情報提供:婚活ニュース)



■18歳以下の肥満者が1億2000万人に=中国


18歳以下の肥満者が1億2000万人に=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=national_0831_054.shtml
2012/08/31(金) 17:49
       
 国際肥満研究協会の月刊誌『総合肥満』によれば、中国では児童の12%が体重超過であることが分かった。中国国際放送局が報じた。

 先日、中国国家疾病予防センターが主催して行われた第1回中国健康生活法大会で、同センターの梁暁峰副主任は、「わが国の児童肥満率は急激に上昇している。18歳以下の肥満者はすでに1億2000万人に達した」と述べた。

 北京大学児童青少年衛生研究所の馬軍副所長は、「最近のわが国青少年の肥満率の上昇は重要な警報であり、もし適切な措置でこの事態を抑えなければ、何年か後には成人の肥満率が急上昇し、肥満による経済負担や限られた医療資源の占用が深刻になるだろう」と述べた。



■18歳以下の肥満者が1億2000万人に=中国


18歳以下の肥満者が1億2000万人に=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=national_0831_054.shtml
2012/08/31(金) 17:49
       
 国際肥満研究協会の月刊誌『総合肥満』によれば、中国では児童の12%が体重超過であることが分かった。中国国際放送局が報じた。

 先日、中国国家疾病予防センターが主催して行われた第1回中国健康生活法大会で、同センターの梁暁峰副主任は、「わが国の児童肥満率は急激に上昇している。18歳以下の肥満者はすでに1億2000万人に達した」と述べた。

 北京大学児童青少年衛生研究所の馬軍副所長は、「最近のわが国青少年の肥満率の上昇は重要な警報であり、もし適切な措置でこの事態を抑えなければ、何年か後には成人の肥満率が急上昇し、肥満による経済負担や限られた医療資源の占用が深刻になるだろう」と述べた。



■【中国BBS】日本女子中高生のiPhone購入理由と中国人の声


【中国BBS】日本女子中高生のiPhone購入理由と中国人の声
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=national_0831_060.shtml
2012/08/31(金) 18:48
       
 中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本の女子中高生がiPhoneを買う最大の理由は“みんな持っているから”」というスレッドが立てられた。スレ主が伝えたニュースに対してさまざまなコメントが寄せられた。

 女子中高生を対象にしたアンケートによれば、携帯電話を新たに購入した女子中高生の6割がiPhoneを選び、アンドロイド携帯は3割にすぎなかった。iPhoneの購入理由として、43.8%の女子中高生が「みんな持っているから」と回答した。

 中国のネットユーザーからは、

・「日本も流行を追う人間が少なくないということだな。それとアップルの広告効果がスゴイ」

・「日本でも多くの若者がアップルに毒されているのか」

・「どこの国にも流行を追う人間がいるというのが事実だ」


 中国では同じくアップル社の製品であるiPadを買うために自分の腎臓を売ってしまったという若者がいたというニュースがあったが、そのことに関連して、「中国も同じだ。腎臓を売ることや、家を破産させてしまうことも惜しまない」というコメントや、「さすがに日本には腎臓を売る奴はいないだろう」というコメントもあった。

 しかし、iPhoneは買わないという意見も少なくなく、理由としては、みんなが持っているからオレは買わないなどの意見が多く寄せられた。

 中国では2011年4月、iPadが欲しくてたまらないと思っていた当時17歳の少年が自分の腎臓を2万元(約25万円)で売り渡す事件が発生した。

 腎臓と引き換えに2万元を手にした少年は念願のiPadのほかiPhoneも購入したのだが、腎不全になり病院に駆け込んだことで中国の臓器売買の実態が晒され、臓器ブローカーはじめ医師9名が逮捕された。



■【中国BBS】日本製品の排斥と同時に中国製の品質を向上させよ


【中国BBS】日本製品の排斥と同時に中国製の品質を向上させよ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=national_0831_033.shtml
2012/08/31(金) 12:57
       
 中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本製品をボイコットすると同時に中国製品の品質を上げるべきだ」というスレッドが立てられ、スレ主の主張に対してさまざまな意見が寄せられた。

 日本が好きなわけではないが、中国製品の品質の悪さはみなの知るとおりだと述べるスレ主は、中国製品は品質と評判を上げるべきだと主張したところ、次のようなコメントが寄せられた。

・「中国製品は評判が良いよ。ただ国内ではなくて海外での話だけど」
・「多くの中国製品はどんどん良くなっている。ただし食品以外。これだけは責めるべき点だ」
・「スレ主の意見に賛成だ。中国製品が安心して使えるならボイコットなんて必要ない。自然に高品質低価格の物を買うのだから。でもいまは安物買いの銭失いだけど」

 中国に対する厳しいコメントは非常に多く、世界のどこに毒ミルクを飲ませて子どもを害する国があるのかなどと批判する声や、どこに自信たっぷりと嘘の教科書を使って国民の知能を低下させる国があるのかなど、中国製品だけでなく、国の体制批判につながるコメントも多く寄せられた。

 高品質であることは日本製品の大きな強みの1つだが、中国でも日本製=高品質という認識があることは確かだ。しかし、近年では中国製品や韓国製品の品質も向上しつつあり、コスト競争力で劣る日本メーカーの製品は中国をはじめ世界でシェアを落とし続けている。



■【中国ブログ】日本のファッション古着、顧客の信用得て繁盛


【中国ブログ】日本のファッション古着、顧客の信用得て繁盛
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=national_0831_042.shtml
2012/08/31(金) 15:05
       
 中国人のSisiさんはこのほど、中国のテレビ番組「東京印象」のスタッフブログで、日本を訪れた際に知ったファッション目的の「古着販売」を紹介した。衛生面でも問題がなく、外国人客にも人気など記した。「東京印象」は、中国全国で放送されている日本カルチャーの紹介番組。毎回斬新なテーマを取り上げ、若者を中心に注目を集めている。

 昔は「古着」というと、新品の服を購入する余裕がない人が買い求めるものだった。今は違う。「古着」は独特なファッションのひとつとして注目を集めている。

 Sisiさんも、そんな日本の「古着」に注目した。店に入って、まず驚いたのが、売られている服の品質の高さだ。しかも、1着1着が全部違う。Sisiさんは中国の読者に向けて、「みんなと違うファッションの味を出して、自分をアピールできる点が大きい」と紹介した。

 Sisiさんによると、日本で売られてる古着には、中国国内と大きく異なる点がある。清潔さだ。中国で古着を買おうと思ったら「いつも、衛生状態を心配しなければならない」という。

 日本では違う。古着店はかならず「仕入れた服を入念に洗って消毒している」からで、古着を「宝物のように大切に扱い、人々が安心して購入できるようにしている」と指摘した。

 業者が衛生面に十分に気を配り、顧客を安心させる商売をしているからこそ、「東京を訪れる多くの人、外国人はさらに、古着を扱う店に惹かれ、独創的な工夫が込められている服を手に取る」と分析。店側の姿勢も日本で古着ファッションの流行に拍車をかけている理由のひとつと紹介した。



■<中華ボイス>上がり続ける物価に停滞する収入、生活苦にあえぐ庶民―経済学者


<中華ボイス>上がり続ける物価に停滞する収入、生活苦にあえぐ庶民―経済学者
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64056&type=
2012年8月26日 20時26分      

中国は大きな発展を遂げたことにより、生活環境は豊かになった。それに伴い物価が上昇しているが、見合うほどの収入がある人は少なく、多くの中国人が生活苦にあえいでいる。実際、今年4月に米世論調査会社ギャラップが公表した2010年世界幸福度調査では、中国国民のわずか12%しか幸福を感じておらず、イラクよりも低い結果だった。また、71%の中国人は生活が厳しいと感じ、17%は非常に苦しいと感じていたという。

2012年8月21日、中国の経済学者・郎咸平(ラン・シエンピン)氏は、「米国は高収入低物価の国で、米国人1人で家族を養える。しかし中国は低収入高物価の国で、仮に夫婦共に安定した職があったとしても、子供1人養うのにも苦労する。こんな社会は中国以外に思い当たらない」と自身のマイクロブログで中国の生活苦を訴えた。



■【仏国ブログ】日本で人気のリラックマ「ハローキティより男性的」


【仏国ブログ】日本で人気のリラックマ「ハローキティより男性的」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=national_0831_023.shtml
2012/08/31(金) 10:06
       
 ハローキティなど日本発のキャラクターの人気が高いフランス。フランス人女性のブログ「KAWAII AND CO.」では、日本のキャラクターとして人気がある「リラックマ」を紹介している。

 リラックマは、サンエックスのキャラクターで、イラストレーターのコンドウアキ氏がデザインした。専門の販売店「リラックマストア」もあるほど人気が高い。

 一方、フランスではリラックマはあまり知られていない。筆者はブログ内で何度かリラックマについて触れてきたが、読者からの反応も少なかったと語る。筆者は、リラックマについて、名前のとおりストレスなしでのんびり、ゆったりしており、イラストでも草の上に寝そべっているものなどが多いと説明。自分のペースでのんびり過ごすリラックマには友人キャラクターもおり、これらも大変かわいいと伝えている。

 新しいストーリーの絵本が販売されたり、キャラクターが増えたりと、消費者を飽きさせない工夫もあり、他社のキャラクターグッズ同様、商業的な要素が強い傾向にもあると述べている。
 
 フランスで人気のあるハローキティと、リラックマは対極の位置にあるようだと筆者は語っている。キャラクター商品としてライバル関係にあり、キャラクターの性質も異なるようだとつづっている。

 ハローキティは女の子的な要素が強いが、リラックマはこれが抑えられ、少し男性的な雰囲気があると説明。そのため、リラックマとハローキティの両方が好きとなることはあまりなく、どちらか一方の方が好きという人が多いのではないか、と記している。

 筆者は、日本でのリラックマ人気について、グッズの種類の多さなどを写真を掲載して紹介している。フランスでもインターネットなどでリラックマグッズの一部を購入できるようになってきたと伝えており、フランスでもリラックマがこれから注目されていく可能性があると考えているようだ。



■【米国ブログ】福岡の屋台文化に魅了「豚骨ラーメンはスープが絶品」


【米国ブログ】福岡の屋台文化に魅了「豚骨ラーメンはスープが絶品」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0831&f=national_0831_022.shtml
2012/08/31(金) 09:57
       
 生活や旅行に関する情報を発信する米国のブログ「nyportraits.blogspot」では、訪日した米国人女性が九州・福岡のラーメンについてつづっている。

 筆者は、九州の福岡が大好きで2度も訪れているという。なかでも屋台文化に魅了され、福岡に滞在中は何度も通ってラーメンや焼き鳥を食べたようだ。福岡は運河の町で、東京より小さなスケールの地方都市。福岡の中洲という運河沿いには夜になると多くの屋台が並び、風物詩になっていると紹介している。

 夏は昼も夜も暑く、湿度が高いので、屋台の店主は日中休み、荷作りされた屋台は離れた場所に駐車。夕方になると屋台をひいて中洲に現れる店主を何度か見かけたと伝えている。こうした光景に出会ったのも、町をくまなく歩き回り探索したからだという。

 夜になると屋台には提灯の明かりが灯り、客をもてなしてくれる様子に、日本の情緒を感じるという。筆者が何度か通っているラーメン屋があり、何時間もとろ火で煮て作られた豚骨スープが絶品だと高く評価している。

 価格はだいたい10ドル(780円)程度だが、麺を追加することもでき、ユニークな発想だとつづっている。米国にも同様のラーメン屋はあるが、スープのおいしさは同じではないと好印象を伝えている。

 福岡にはパワフルな文化があり、人々の情が深いのが魅力だという。数日後に福岡をあとにし京都へと旅立つ筆者は、福岡を去ることが悲しいと心境を語っている。



■【コラム】 国のお達しが出るほどの加熱ぶり。中国の月餅商戦が始まった!


【コラム】 国のお達しが出るほどの加熱ぶり。中国の月餅商戦が始まった!
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=column_0830_045.shtml
2012/08/30(木) 16:42

 今年は9月30日に中秋節を迎える中国。10月1日の国慶節休暇と暦が重なり、今年は国定休日でも8連休の大型連休となる。

 そんな中秋節を前に、8月に入り始まった月餅商戦。高級ホテルでは重要な収入源ともなり、それぞれ趣向を凝らした商品が販売される。大連でも販売数トップ且つ、ここの月餅を送り送られるのはひとつのステイタスを誇るといわれる老舗、フラマホテルの担当者に話をうかがった。

 一般的にひと箱8個~12個入り。価格帯も広く、150元(約2,000円)前後から最高級品は1,890元(約25,000円)! 小豆餡、白餡、五仁(ピ-ナッツなどの木の実)、栗などのオーソドックスなものから、冬虫花草、フカヒレ、燕の巣、金華ハムのほか、大連ならではともいえるナマコ、アワビなどの高級食材を使用したものも。

 形も一般的な型押しの広式(広州地方)をメインに、蘇式(蘇州・楊州地方)、潮式(福建地方)など一風変わった種類もあり、豊富なラインナップぶり。一番の売れ筋は比較的リーズナブルな188元(約2,500円)の五仁、小豆餡・玉子入りの王道の味セット。

 伝統の味が守られる一方で、スターバックスコーヒーやハーゲンダッツ、ベーカリー、洋菓子店でもオリジナルの洋風月餅が販売され、若い世代の人気を呼んでいる。フラマホテルもスイス製のチョコレートを使ったチョコ月餅、アイス月餅ほか、ケーキとセットになった新商品を今年から展開するという。

 今の時期はまだ販売カウンターも閑散としているが、中秋節2~1週間前になると、ホテルロビーは月餅を求める大量の人が押し寄せる。ロビーの引換所だけでは足りず、外にも特設テントを設けないと捌ききれないほどの人気ぶり。ホテル周辺は大量買付けに来た路上駐車でごった返し、軽く渋滞の原因にもなっている(私は毎年これを「月餅渋滞」と呼ぶ)。

 「チケット買うよ~」、「チケットあるよ~」。ホテル前には月餅引き換えチケットのダフ屋も毎年登場。いずれも同ホテルの月餅の人気振りが見てとれる毎年おなじみのシーンだ。

 ちなみに昨年の販売総額は企業秘密ということで教えていただけなかったが、箱数でいういとざっと十数万箱とのこと。かなりざっくりではあるが(笑)、どんなに少なく見積もっても、たかが月餅とは侮れないケタ違いの数字にはただ驚くばかり。

 かつて北京のホテルに勤務していたという同ホテルスタッフの話では、月餅プラスワインとのセット販売で5,000元(約65,000円)ほどの高級シリーズが販売されていたそうだが、このような抱き合わせや、高級すぎるセット販売の加熱ぶりに対し、数年前には政府通達で歯止めがかかったほどだとか。現在でも毎年問題になっているが、高級感を演出するための過剰包装は激化の一方で、やはり月餅商戦の勢いは止まらない。

 日本のお歳暮、お中元に相当する大切な行事、中秋節の「送月餅」。日本国内においても中国企業と関わるみなさまにおかれましては、中国の慣例に沿って月餅を送ってみてはいかがでしょうか。

 写真は、箱の豪華さも贈答品としての大切な要素。もちろん中身も大連一の売り上げを誇るお墨付き。



■陸上競技場、放置していたら住民「それっ」…家庭菜園に=安徽省


陸上競技場、放置していたら住民「それっ」…家庭菜園に=安徽省
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_040.shtml
2012/08/30(木) 15:59
       
 安徽省巣湖市体育センターの陸上競技場のフィールド部分が、周辺住民の「家庭菜園」になってしまった。放置しておいたところ、次々に侵入して野菜などを植えはじめたという。チャイナネットなどが報じた。

 トラック部分は舗装されているので、鮮やかな赤っぽい土の色。フィールド部分は野菜などが生い茂り、あざやかな緑色だ。

 フィールド部分の面積は、1ヘクタールあまり。8月29日午前、競技場内のフィールドの畑で農薬を散布する年配の男性がいた。農薬の入ったポリタンクを背負い、競技場に入ってトラックをてくてく歩いてやってきた。

 地元住民だ。事情を聞くと、「このあたりはもともと、ウチらの畑だったんだよ」という。スポーツ施設を建設するということで行政が徴用したが、工事がある程度進んだら、そのままになった。再開の気配は、一向にない。

 せっかくの土地が荒れ放題になった。雑草も生えだした。そこで、手入れをして「元通り」に野菜を植えることにした。「だれも咎めないしね。だったら畑にして少しでも稼ぐよ」という。

 同競技場を「スポーツ目的」で利用している人もいる。朝の運動のための、格好の場所だからだ。敷地ゲートは開いているので、問題なく入れる。ただし「いつも、農薬や肥やしの匂いで充満していてね」と、つらい面もあるという。

 巣湖市体育センターの着工は2006年12月18日。敷地面積は約40ヘクタールで、2万5000人の観客を収容できるメーン・スタジアム、3500人を収容できる体育館、さらに総合訓練施設、室外射撃場、プールなどがある。総工費は約3億元(約37億1850万円)とされる。

 巣湖市体育局の湯徳順局長は、体育センターの現状について「よく知らない」と述べ、「第1期工事の体育館はすでに完成した。現在は緑化作業などが行われている」と説明した。陸上競技場のフィールドが「農地」になっていると伝えると、「センター責任者に連絡して、調査する」と述べた。



2012年8月30日木曜日

■大使公用車から日の丸奪った男に「無知な愛国主義者」「全国民の意向ではない」と非難―中国版ツイッター


大使公用車から日の丸奪った男に「無知な愛国主義者」「全国民の意向ではない」と非難―中国版ツイッター
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64141&type=
2012年8月28日 12時10分      

2012年8月27日夕方、北京市内で、丹羽宇一郎駐中国大使の乗った公用車が進行方向をふさがれ、中国人とみられる男が車両に取り付けた日の丸を奪った。

男が乗っていた車両のナンバーが控えられており、日本大使館関係者は早期の解決を期待しているが、中国当局はこの男の“愛国的行為”をどのように処理するのか?今月になって、尖閣諸島(中国名・釣魚島)に香港の活動家らや日本の地方議員らが相次いで上陸する事態を受けて、各地で反日デモが行われている情勢下、“愛国心から来る反日行為”を罰すれば、国民の反日感情が一気に高まる懸念もある。

事件に関する一般からの声を、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトから拾った。

「これについて何の意見を言うつもりもないが、やはり日の丸を獲った男は勇気があるとは思う」
「この男を支持もしないが反対もしない。ただ、スカッとした!」
「大使襲撃には反対だが、日の丸を奪ったことに関しては賛成…覚悟しろよ丹羽大使!野田と徒党を組んでるとロクな目に遭わないぞ」

上記のように男を英雄視する声がズラリと並ぶかと思われたが、このような発言を大きく上回って確認されたのは、「親中派の丹羽大使に対して行う行為ではない」との非難の声だ。

「丹羽大使はますます減りつつある貴重な日本の親中派なのに、愛国主義者たちは何を考えているんだ」
「『両国交兵、不斬来使(戦の最中にあっても使者は殺してはいけない)』と昔から言われる通り。それに丹羽大使はずっと日中友好に尽くしてきた人物だとニュースで聞いた。バカなことをしでかした奴らは、国の面倒になることをわざわざするな!これは愛国とは言わない、おつむが足りないって言うんだ」
「この愛国野郎はふだんニュースを見ないのかな?丹羽大使は日中友好をずっと訴えてきた親中派で、中国の友人だ。それに、愛国のためとはいえ、軽々しく外交事件を起こすものではない」
「おろかな愛国主義、悲しくもありおかしくもある」

過熱が続く尖閣問題において、石原都知事がこの購入案を示したことに対し、丹羽大使が異論を示したことが中国人の感情にかなり大きく響いているようだ。

「遺憾の意を表します。すべての中国人がこんなことをしていいと考えているわけではありません」
この声が民意を代表しているのかもしれない。

また、丹羽大使については以下のような分析も見られた。
「丹羽大使は経済界出身の民間人で、両国の経済問題と政治問題を同等に見なしていたのだろうが、経済関係を重視するあまり政治的関係を軽く見た可能性もある。これが日本の国家的利益を見過ごすことに繋がり、日本国内での人望を失ったのかもしれない」



■これじゃ反日にもなれない!?香川マンU初ゴールに中国ファン熱狂―中国版ツイッター


これじゃ反日にもなれない!?香川マンU初ゴールに中国ファン熱狂―中国版ツイッター
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64113
2012年8月27日 14時2分      

2012年8月25日、英プレミアリーグ移籍後、初のゴールを決めたマンチェスターユナイテッドのMF香川真司。今シーズンのチーム初勝利に貢献し、早くも突出した存在感を見せた。

日本のスター選手に相変わらず大きな関心を寄せる中国サッカーファンも多くの賛辞を贈っている。中国大手ポータル・新浪(SINA)のスポーツ版もこれを興奮気味に伝え、「アジアNo.1、マンUの新たな中核」と絶賛したほか、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトには、以下のような声が届いている。


「マンガが現実になったよ。大空翼の登場だ(※大空翼:サッカー漫画の名作「キャプテン翼」の主人公)」

「香川はなんて強いんだ。大和民族万歳(※中国人によるコメント)」

「13億のうちの6億5000万人の男(=中国の全男性)がたまらずにもだえた。(尖閣問題が緊張状態の現在)反日であろうとするのだが、残念なことに、とてもじゃないけれどなれないね」

「言葉が通じなくてもピッチの上では関係ないのだということがこれで証明されたな」

「香川、ガンバレ!とてもクリアなパスを出す選手だな。マンUでもきっと活躍すると確信したよ」

「香川のおかげでまたプレミアリーグを見る気になったよ」

「夢って現実にできるものなのだと日本人や韓国人が証明してくれた。さて、中国人にはできるかな?」



■経済成長減速で商品在庫の増加圧力に直面―中国


経済成長減速で商品在庫の増加圧力に直面―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64119
2012年8月28日 7時21分      

2012年8月24日、ニューヨーク・タイムズによると、30年間の驚異的な経済成長を経て、中国は現在、景気減速がもたらした在庫増加という問題に直面している。各地で商品の売れ行きが落ち、工場や商店で在庫が急速に積み上がり、深刻化している。25日付で環球時報が伝えた。

鉄鋼や家電製品、自動車、マンションなど、あらゆるものが供給過剰になっており、内需拡大による成長減速脱出に努力している中国の大きな足かせになっている。深刻な在庫増加の状況は、中国政府の巧妙な調整によって、公式データからははっきり見えてこない。しかし、ある調査では中国国内メーカーにおける今年8月の完成品在庫量の増加スピードは04年4月に調査を開始して以来最高だった。

中国の経済減速に伴い、財政危機に苦しむ欧州や経済停滞が続く米国など、世界の大部分の地域がより深刻な不景気に陥る可能性がある。中国経済の減速は中国が海外から購入する製品やサービスの減少を意味するとともに、中国の雇用問題の深刻化や海外企業の撤退を招く恐れもある。

中国企業の経営者や責任者への取材では、商品が売れず、在庫が積み上がっていく様子が分かる。売上高が前年比30%減になり、多くの在庫を抱える厨房用品の代理店責任者は「需要が回復した時にチャンスを逃したくないため、メーカーは減産しようと考えていない」と話す。

また、北京では生活の質を経済の成長促進よりも重視することを決定し、不動産業界や自動車業界への各種制限が始まっている。こうした影響で全国各地の自動車ディーラーでは在庫が急増している。

中国経済が深刻な問題に直面していることに、多くの業界関係者は疑いを持っていない。ある販売代理店の責任者は「昔は商品は倉庫に納品された後すぐに出庫されたが、今は倉庫に留まったままで、在庫はますます増加している」と話している。



■【韓国ブログ】竹島問題、日本の共同提訴に韓国が応じない理由


【韓国ブログ】竹島問題、日本の共同提訴に韓国が応じない理由
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_056.shtml
2012/08/30(木) 18:09
       
 竹島(韓国名・独島)の領有権問題をめぐり日本政府が応じるよう求めていた国際司法裁判所(ICJ)への共同提訴について、韓国政府は30日、正式に拒否する外交文書を日本側に渡した。これを受け、日本政府は単独提訴の手続きを進める方針を明らかにした。

 韓国のインターネット上では、韓国政府が共同提訴を拒否したことについて、さまざまな意見が集まった。韓国人ブロガーのたぬきあざらし(ハンドルネーム)さんは、一部の韓国人が主張する「韓国領であることが明確なのだから日本の提訴に応じるべき」との考えに反対した。

 たぬきあざらしさんは、裁判所という場所は双方が抱える問題を解決するために行くところであり、韓国は「独島をめぐる領土紛争は存在しない」との認識であることから提訴に応じる必要はないと主張した。また、国際司法裁判所については「正義のために動く機関だと錯覚しているようだが、どの国際機構も力の論理が働いている」と述べ、「親切に提訴へ応じたならば、日本のわなに自らかかることになる」との持論を展開した。

 韓国人ブロガーのwgundam(ハンドルネーム)さんは、サムスンと米アップル社の訴訟合戦と、竹島問題とを絡めて考察した。wgundamさんは、8月26日に米国の裁判所でアップル勝訴の判決が下り、サムスンに10億ドルの支払い命令が下ったと説明。「(サムスン側が)いくら真実の証拠を提出しても、その証拠を採用するかどうかは裁判側の裁量だ」と判決結果に不満をもらした。

 その上で、竹島問題を国際司法裁判所に共同提訴しても、同様のことが起こりうるのではないかと指摘。「独島について、韓国が歴史的に考証された真実の証拠を提出しても、国際司法裁判所がそれを採択しない可能性はある」とし、「日本の影響力やロビー活動は以前ほどではないと言われているが韓国よりあるのは確か。危険を冒してまで提訴に応じる必要は無い」と韓国政府の判断を支持した。


■【中国BBS】日本は世界の大国から転落してしまいそうだぞ!


【中国BBS】日本は世界の大国から転落してしまいそうだぞ!
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_036.shtml
2012/08/30(木) 14:24
       
 中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本は世界大国から転落してしまいそうだぞ!」というスレッドが立てられ、さまざまなコメントが寄せられた。

 スレ主は、パナソニックもソニーも没落し、シャープには希望すらなく、オリンパスも厳しそうで、どうも日本は何もかもが没落しているようだと述べ、日本は「高品質な国」ではなくなりつつあると主張した。さらに、高齢化の問題を解決しない限り、世界大国から転落してしまうと予測したところ、次のような意見が寄せられた。

・「まだスレ主が言うほどまでは落ちぶれてないよ。安心しな」
・「日本は団結力があって向上心があるから、必ずまたよくなる。中国とは違うんだよ」
・「そんなにひどくはないだろうよ。俺よりも悲観的に考えている人がいるとは思わなかったな」

 しかし、日本は確かに後退しているというコメントも少なくなく、以前はソニーの携帯電話をよく見かけたが最近では見かけなくなったという声や、日本は経済のみならず社会や文化などの方面でも全面的に衰退中だという意見があった。

 一方、日本よりも中国の問題を先に考えるべきだという意見も多く、日本は先進国で民衆の生活レベルが高いが中国は日本の3割にも達していないという声や、日本のことを心配する前に自分の国の心配をしろなどのコメントがあった。


■和歌山の温浴施設運営「野半の里」が自己破産申請し倒産へ


和歌山の温浴施設運営「野半の里」が自己破産申請し倒産へ
http://www.fukeiki.com/2012/08/nohan-no-sato.html
2012年8月29日 14:10 不況ドットコム

和歌山県かつらぎ町に本拠を置く温浴施設運営の「野半の里」は、8月26日付で事業を停止し自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。

1789年(寛政元年)に酒造業として創業の同社は、5つの源泉を利用し天然温泉浴場「蔵の湯」などを運営するほか、日本料理店「こんにゃく座」や宴会場「堅木堂」など飲食関連事業にも進出していました。

しかし、景気低迷による客足の落ち込みや競争激化の影響で業績が悪化すると、積極的な設備投資が裏目となり資金繰りが逼迫したため、これ以上の事業継続は困難と判断し今回の措置に至ったようです。

信用調査会社の東京商工リサーチによると、負債総額は約9億円の見通しです。

わかやま新報 » 野半の里が破産申請へ 負債総額は推定9億円



■足元から崩れる中国の道路…河北・邯鄲でも自動車落ちる


足元から崩れる中国の道路…河北・邯鄲でも自動車落ちる
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_023.shtml
2012/08/30(木) 11:38
       
 河北省邯鄲市で29日、道路に穴が空いて通行中の自動車が落ちた。同市政府公用事業管理局は「汚水管が破損して、漏れた水が周囲の土砂を押し流した」と発表した。中国新聞社が報じた。

 邯鄲市聨紡路と新興大街の交差点の北西側で29日、道路に大きさ5平方メートル、深さ2メートルの穴があき、走行中のタクシーが落ちた。タクシーはボンネットが大破したが死傷者はでなかった。

 同市政府公用事業管理局は同日「地下で汚水管が破損して、漏れた水が周囲の土砂を押し流して、空洞ができていた」と発表した。市当局は直ちに、道路周辺部分を掘って土質を点検すると同時に、汚水管を交換する作業に着手したという。

 中国では都市部の道路に突然、大きな穴があく事態が多発している。水道管や汚水管などが破損して、土砂が押し流されて地中に空洞ができてる場合がほとんどだ。地上のアスファルトやコンクリートは残る場合が多く、自動車が通行した際などに、突然大きな穴があく。

 邯鄲市のような地方都市だけでなく、北京市のような大都市でも同様の事態が多発している。



■【中国BBS】中国の民度が日本に追いつくにはあと何年かかるか?


【中国BBS】中国の民度が日本に追いつくにはあと何年かかるか?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_032.shtml
2012/08/30(木) 13:12
       
 中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「中国の民度が日本に追いつくにはあと何年かかるか?」というスレッドが立てられた。スレ主の質問に対してさまざまなコメントが寄せられた。

 スレ主は、中国人はいたる場所で痰(たん)を吐き、列に並ばず、ゴミをポイ捨てするなど衛生習慣が悪いと述べ、「変化は難しそうだ」と述べた。そして、1970年代生まれと1990年代生まれの中国人を比べた場合、果たして進歩は見られるだろうかと質問した。

 中国人ネットユーザーからは、「日本に行ったことがある人間は50年と言うだろう」、「50年以内に香港レベルになるのも無理」、「その日が来るとすれば50-100年かかるだろう」といったコメントがあり、半世紀はかかるとの意見が多かった。また、永遠に不可能だという意見も決して少なくはなかった。

 また、中国の民度の低さの理由については、体制の問題だと主張する意見や、人口が13億もいるから、上がダメだから下もマネをしてダメになっているなどと暗に中国政府を批判する意見も見られた。

 中国では近年、自国民の民度やマナーの悪さを指摘し、改善を呼びかける声が高まった。中国人の海外旅行が解禁され、他国の現状を見ることができるようになったことも大きな理由だろう。特に日本を訪れた中国人からは、日本人のマナーや民度の高さを称賛しつつ、自国民の現状を嘆く声もあがっている。



■【中国BBS】日本大使館に物を投げた女性に「男らしい」と称賛


【中国BBS】日本大使館に物を投げた女性に「男らしい」と称賛
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_028.shtml
2012/08/30(木) 13:00
       
 中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「中国人女性が北京の日本大使館にペットボトルを投げ込んだぞ!」というスレッドが立てられた。スレ主の伝えたニュースに対してさまざまなコメントが寄せられた。

 中国メディアの報道によれば、北京の日本大使館で28日、中国人女性が反日的な言葉を叫びながらペットボトルを投げ込み、現地の警察に逮捕された。

 スレ主は女性が逮捕された際の写真を複数紹介したところ、中国のネットユーザーから次のようなコメントが寄せられた。

・「なんて男らしいんだ!」
・「この女の子はタバコまで吸って、傍若無人な態度満点だな」
・「真の男らしさを持ったこの娘に敬服する。これならみんな退散してしまうよ」

 など、女性を褒め称えるコメントが多かった。また、写真では警察官と女性が笑顔で写っているため、この女と警察官は付き合っているに違いない、警察も嬉しそうに見えるなどのコメントもあった。

 一方で、女性は民度が低すぎると思うと非難するコメントや、抗議するのは構わないがペットボトルを投げるのはよくないなど、自重を呼びかけるコメントもあった。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐり、中国では反日感情が高まっており、各都市で反日デモが行われている。



■韓国の大学生5割「最大の敵国は北朝鮮より日本」=韓国


韓国の大学生5割「最大の敵国は北朝鮮より日本」=韓国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_006.shtml
2012/08/30(木) 09:17
       
 韓国の求人情報サイト、アルバモンは29日、同国内の大学生718人を対象に韓国の友好国と非友好国についてアンケート調査を実施した結果、5割以上が「敵国」に北朝鮮より日本を挙げたと発表した。複数の韓国メディアが報じた。

 竹島(韓国名・独島)問題や従軍慰安婦問題などで日韓関係の対立が深まっていることを受け、韓国の大学生の間では日本のイメージが急速に悪化しているという。

 調査では、「韓国の友好的な国はあると思うか」との質問に全体の70.5%が「はい」と回答。うち68.4%が「米国」を友好的な国に選んだ。2位以下はトルコ(19.4%)、北朝鮮(3.0%)、日本(2.6%)、中国(1.4%)の順だった。

 一方、「韓国に非友好的な敵国が存在すると思うか」との質問に「はい」と答えた人は、全体の91.8%に上った。半数以上の54.3%が「日本」と回答し、2位の北朝鮮(21.4%)を大幅に上回った。「敵国」に日本を選んだ人を男女別でみると、男子学生が38.9%だったのに対し、女子学生は66.8%に達した。

 アルバモンの関係者は、調査を実施した時期が日本の植民地支配解放を祝う「光復節」の直前だったことや、最近竹島問題や慰安婦問題など日韓間で対立が繰り返されていることが影響したとの見方を示した。



■韓国の大学生5割「最大の敵国は北朝鮮より日本」=韓国


韓国の大学生5割「最大の敵国は北朝鮮より日本」=韓国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_006.shtml
2012/08/30(木) 09:17
       
 韓国の求人情報サイト、アルバモンは29日、同国内の大学生718人を対象に韓国の友好国と非友好国についてアンケート調査を実施した結果、5割以上が「敵国」に北朝鮮より日本を挙げたと発表した。複数の韓国メディアが報じた。

 竹島(韓国名・独島)問題や従軍慰安婦問題などで日韓関係の対立が深まっていることを受け、韓国の大学生の間では日本のイメージが急速に悪化しているという。

 調査では、「韓国の友好的な国はあると思うか」との質問に全体の70.5%が「はい」と回答。うち68.4%が「米国」を友好的な国に選んだ。2位以下はトルコ(19.4%)、北朝鮮(3.0%)、日本(2.6%)、中国(1.4%)の順だった。

 一方、「韓国に非友好的な敵国が存在すると思うか」との質問に「はい」と答えた人は、全体の91.8%に上った。半数以上の54.3%が「日本」と回答し、2位の北朝鮮(21.4%)を大幅に上回った。「敵国」に日本を選んだ人を男女別でみると、男子学生が38.9%だったのに対し、女子学生は66.8%に達した。

 アルバモンの関係者は、調査を実施した時期が日本の植民地支配解放を祝う「光復節」の直前だったことや、最近竹島問題や慰安婦問題など日韓間で対立が繰り返されていることが影響したとの見方を示した。



■【仏国ブログ】京都・伏見稲荷を観光「千本鳥居の景観は圧巻」


【仏国ブログ】京都・伏見稲荷を観光「千本鳥居の景観は圧巻」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_017.shtml
2012/08/30(木) 10:14
       
 日本を旅行中のフランス人のブログ「Where is Brian」では、京都・伏見稲荷大社を訪れた筆者が、その印象をつづっている。

 フランスでも、日本に関心が高いフランス人の間では、伏見稲荷大社の千本鳥居のイメージはよく知られている。しかし、イメージの知名度が先行してしまい、それがどこにあるのかなどは、知られていない。

 筆者は、伏見稲荷大社とは千本鳥居があるところと紹介。京都から電車ですぐのところにあり、また駅からも近く鳥居の赤が目立つため迷うこともないだろうと述べている。

 実際に訪れてみると、千本鳥居は圧巻だったと語る。森の中に鳥居がずっと続いており、その数の多さにはただただ驚いたと記している。

 一方、鳥居を抜けると森になり、あまり人気がなかったと述べている。伏見稲荷大社を訪れたのは、日本人の多くが外出や観光をする日曜日だったが、参道ではほかの観光客とすれ違うことも少なく、ゆったりと散策でき、いい写真を撮影できたと好印象を抱いている。

 また山を下りると、たくさんのみやげ物屋があったと述べている。すでに日本のさまざまな観光地を訪れている筆者は、これまでにもおみやげを買っていてスーツケースが満杯だったので、ここでは特にショッピングしなかった。しかし、おみやげを入れるスペースがあったら、買いたいと思えるものが多数あったとつづっている。

 知名度の高い観光地を訪れると、期待が高まりすぎて、現地で期待はずれと感じることがあるが、筆者は伏見稲荷はその期待を裏切らず充実した1日になったようだ。



■【米国ブログ】鳥取の海岸「美しい自然の偉大さに感動」


【米国ブログ】鳥取の海岸「美しい自然の偉大さに感動」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_015.shtml
2012/08/30(木) 10:06
       
 日本の旅行関連の情報を発信する米国のブログ「japantourist」では、鳥取を旅行した米国人男性が印象をつづっている。

 日本への観光で東京や京都に行く人が多いなか、筆者は地方を旅して、日本のパラダイスを探したいと思ったと記している。そんなとき、たまたま旅行のパンフレットで美しい海岸の写真を見つけ、その場所に行ってみることにしたという。

 鳥取は小さな都市で、写真の景色に出会うためには、電車とバスを乗り継いで行かなければならないような辺ぴな場所だったと振り返っている。しかし、人が少なく遠い場所なので、空気や海が汚されず澄んでいたという。筆者が最も驚いたのは、20人程度の人がビーチにいたが、広々としたビーチの白砂にはゴミ1つ見当たらなかったことだと語っている。

 有名な鳥取砂丘から数キロ東に行った場所には、写真で見た海岸があり感動したという。崖や岩場の多い場所で生物の宝庫で、信じられないくらいダイナミックな地形とその下に広がる海は明るく澄んだ青い色をしていたと好印象を語っている。パンフレットで見た写真より、はるかに美しく、自然の偉大さを感じたという。

 筆者は、友人や同僚たちに鳥取旅行で撮った写真を見せたところ、「日本ではありえない景色だ」と言われたとつづっている。日本には知られていないが美しい場所がたくさんあることを知ったと語っており、日本を深く知る機会となったようだ。



■【中国ブログ】中国の青年が語る「日中友好は今後も続くべきもの」


【中国ブログ】中国の青年が語る「日中友好は今後も続くべきもの」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0830&f=national_0830_007.shtml
2012/08/30(木) 09:29
       
 中国人ブロガーの便把令来(ハンドルネーム)さんは自らのブログで、「曄(ブロガーの名前)という漢字は日(日本)と華(中華人民共和国)に分解できるが、私は日本と縁があるのだろうか」と述べ、日本に対する印象を語っている。

 日中友好訪問団の一員として、10歳のころに初めて日本を訪れたという筆者は、初めての訪日から6年後に再び日本を訪れる機会があったという。

 初めての訪日のころの記憶がじょじょに曖昧(あいまい)になりつつあったという筆者は、テレビで見ていた「ビルが立ち並ぶ大都市の光景」を想像しながら、石川県の小松空港に降り立った。

 自分の目の前に広がる光景と想像とのギャップに当初は驚いたと語る筆者だが、緑豊かな田園、木が生い茂る森林、趣ある日本家屋を見るにつれて、歴史を感じさせる素朴な真実な日本を感じたという。

 筆者は6日間の日本滞在を通じて、「日本人は古いものを大切にする友好的な民族」だと認識したらしく、富士山やサクラを見られなくとも、日本の美しさを体験することができたと述べた。さらに、中国とよく似た文化や建造物が日本のいたる場所で見られたことに、日中友好の悠久の歴史を感じ取り、日中友好はこれからも続くべきものだと感じたそうだ。

 小松空港に降り立った時点から、日本人のもてなしや笑顔、親しげな声に心を打たれたと絶賛する筆者は、「日本の印象はとても甘く、とても美しく、その記憶は永遠に」と結んだ。



2012年8月29日水曜日

■69億円かけた韓国製対潜水艦ミサイル「失敗していた」


■69億円かけた韓国製対潜水艦ミサイル「失敗していた」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=politics_0829_020.shtml
2012/08/29(水) 16:13
       
 韓国海軍の関係者は23日、韓国が1000億ウォン(約69億円)以上をかけて開発した韓国製対潜水艦ミサイル「紅鮫」が、7月に行われた実戦配備後の最初の試射テストで、目標をはずして流失していたことを明らかにした。韓国メディアの報道を引用して、中国新聞社が報じた。

 軍関係者によると、試射テストは7月25日、浦頂(ポハン)近海で実施された。20キロメートル以上離れた水深60メートルにある目標物に命中させる試験は失敗に終わり、「紅鮫」は目標を外れ流失した。現在韓国軍は失敗の原因を究明中で、近く2回目の試射テストを実施する予定だ。

 「紅鮫」は韓国製魚雷「青鮫」の改良型で、ミサイルのように艦艇上からの垂直射出が可能。20キロメートル以上を飛行して入水し、自動で潜水艦を探し出す。韓国で2004年から研究され、度重なるテストを経て9年目の今年ようやく実戦配備されていた。

 韓国では2003年に韓国製重型魚雷「白鮫」を配備後、試射の失敗が続いており、韓国海軍は既に配備された全ての魚雷を回収した。



■【中国BBS】日本人の角度から“釣魚島”の問題を考えてみよう


【中国BBS】日本人の角度から“釣魚島”の問題を考えてみよう
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=national_0829_039.shtml
2012/08/29(水) 13:04
       
 中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本人の角度から釣魚島(中国側呼称、日本名:尖閣諸島)の問題を考えた人はいますか」というスレッドが立てられた。スレ主の質問に対してさまざまな意見が寄せられた。

 スレ主は、中国人からすれば尖閣諸島は中国領だが、日本人の角度から見たらどうなのだろうか、と質問を投げかけ、「日本人からすれば、中国は釣魚島に石油があることが分かってから、歴史問題を持ち出してきたと思っているのではないか」と述べた。

 スレ主の意見に対して、中国ネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられた。

・「何で中国人が日本人の側に立って物事を見る必要があるんだよ」
・「他人の角度から見る必要なんてあるか?今の日本政府の考えではアジアはすべて日本のものなんだよ。釣魚島は古来より中国固有の領土だ。日本の古地図には釣魚島の名前は出てこない」
・「社長の立場からすれば社員に給料を出さないのが一番いいに決まっている。日本の角度から見て何になる?オレたちは日本人じゃないんだぜ」

 スレ主の提案に従って考えたコメントもあったが、「オレが日本人だったら釣魚島は日本の領土であることを希望するだろうが、真相を知ればこの種の欲も減退すると思う」など、やはり中国の領土であるという主張に基づいた意見であった。また、他人の角度から物事を見ても意味はなく、実力だけが物を言うのだという主張もあった。

 一方、中国にも尖閣諸島は少なくとも中国領ではないと主張する意見もあることは事実だ。中国の女性企業家、広東捷盈電子科技・取締役副主席の林凡氏が「尖閣諸島は日本のものだ」と中国版ツイッターでツイートし、波紋を呼んだ。

 また、1953年1月8日付の人民日報は「琉球諸島は台湾の東北と九州の西南に位置する諸島で、それには尖閣諸島、沖縄諸島…などが含まれる」と報じたこともある。



■【仏国ブログ】珍しいお菓子や新宿のホスト、興味が尽きない日本


【仏国ブログ】珍しいお菓子や新宿のホスト、興味が尽きない日本
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=national_0829_029.shtml
2012/08/29(水) 11:46
       
 日本を旅行中のフランス人のブログ「oisii desu」では、まず東京を観光した筆者の体験や印象をつづっている。

 東京に到着した翌日の朝は、時差の影響もあり、朝4時半に目が覚めてしまったという筆者。その時点で、既にセミが鳴いていたという。フランスでは、日中の暑い時間帯だけしかセミの声を聞かないため、日本の夏は相当暑くなることが予測できたと語る。

 次に、クレジットカードで現金を出金しようとしたという。フランスやほかの欧米諸国では、銀行のATMで海外発行のクレジットカードを利用して出金できるが、日本ではなかなか海外発行のカードが受け付けられず、大変な思いをしたと述べている。

 やっと出金できるATMを見つけた後、青山に向かった。青山にはブティックなどが立ち並んでおり、筆者は南青山の根津美術館を訪れた。日本式の庭園や、日本の美術に触れ、とても有意義な時間を過ごした後は、庭園内にある喫茶店でバウムクーヘンを食べたと述べている。

 フランスではバウムクーヘンはあまり販売されておらず、珍しいため、筆者はスポンジケーキの薄いものを何層にもしたようなお菓子と説明。そして、日本では今、このお菓子が流行しているようだと伝えている。フランスでも人気の高い「Muji」などでも、バウムクーヘンを見かけたことから、流行していると思ったようだ。

 滞在3日目には、新宿を訪れた。新宿の印象は、パリの歓楽街ピガールのようだったと表現している。フランス人が目にすると、少し奇異と感じられるフランス語を目にしたり、ホステスやホストも見たと伝えている。ホステスやホストは、基本的に話をするだけで料金を払うという知識があった筆者は、どのような話をするのだろうか、と興味をそそられたようだ。 
 
 海外からの観光客が多い東京でも、筆者はさまざまな形で異文化体験し、お興味が尽きない様子がうかがえる。



■【米国ブログ】米国にない日本の便利な商品「小さいシロップなど」


【米国ブログ】米国にない日本の便利な商品「小さいシロップなど」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=national_0829_025.shtml
2012/08/29(水) 11:15
       
 日本文化に関する情報を発信する米国のブログ「1000thingsaboutjapan.blogspot」では、米国人女性が米国にはない日本のユニークな商品について記している。

 日本で暮らして素晴らしいと思ったことは、ほかの国にない珍しいものや光景にたくさん出会えることだという。米国は他民族国家で多数の文化が混在しているが、生活に便利な商品はあまりなく日本とは対照的なのが面白いと文化の違いを比較している。

 例えば人が列を作っているときも、日本人は整列していて行儀が良いと感想を記しており、米国では見かけない光景だと記している。訪日した外国人観光客は、こうした日本人独特の光景を発見し興味を持つという。これらが日本文化や社会的な基準の上に成り立っていて、日本人に対する信頼感に繋がっているという人もいると筆者は語る。

 筆者の友人は、日本では普通に提供されるサービスに感動した例を紹介している。冷たいアイスティを注文した友人は、シロップの入った小さなプラスティック容器を渡されたという。米国では昔から変わらずシロップの入ったガラス容器から注ぐようになっており、そんな気の利いた品物を見たことがなかったそうだ。

 筆者は、日本には米国では考えられないほどユニークで優れた商品が開発されていて驚かされることが多いという。ただし使い捨ての小さな容器がエコロジーかどうかというと疑問だと締めくくっている。



ラルクアンシエルや香取慎吾の米国公演大コケはなぜ隠される?


米国メディア評は「高校の学芸会」、サクラまで動員……
ラルクアンシエルや香取慎吾の米国公演大コケはなぜ隠される?
http://biz-journal.jp/2012/08/post_505.html
2012.08.08

リサーチ/マーケティング会社NYCOARA,Inc.代表であり、小泉内閣時代には、竹中平蔵経産大臣の発表資料作成にも携わったアメリカ在住の田中秀憲氏が、ニューヨークのブロードウェイ最新事情を通じて、日本のエンタテインメントビジネスについて解説する。 

 先日、女優の米倉涼子氏がブロードウェイのステージに立ったということが、大きな話題となった。これは、例年この時期にはメインの俳優陣が夏休みを取ることもあり、ブロードウェイで上演される人気ショーの主役に、世界各国から俳優を招聘し、それらのショーの人気を、あらためて世界中でPRしようとするもの。そこに米倉氏も一員として抜擢されたわけなのだが、なんといっても世界に名だたるブロードウェイ。しかも大人気のショーの主役というのだから、本当に驚嘆せざるを得ない。

 ショーを見に来た一般の客【註1】には、日本語まじりの内容はやや内輪ネタ的で理解できない方が多かったようだし、ショー自体の評価も、そもそもが上記のような企画であることから、専門誌が辛口になる傾向もあるが、概ね成功であったと言ってよいだろう。

 いずれにせよ前人未到の快挙であり、世界トップレベルのエンタテインメントの舞台への日本人進出。サッカーや野球同様、かつては「あり得ないこと」を実現していく彼らには、心より賞賛の声を送りたい。同じ日本人として誇らしい気持ちでいっぱいだ。

 このように、科学技術やスポーツ分野に限らず、芸術/娯楽文化でも日本の海外進出は活発になってきた。最近のアニメブームはいうまでもなく、音楽/映画を含む日本発の芸能文化ビジネス分野の海外での評価は高い。諸外国に日本発の「アニメ」や「マンガ」の熱狂的なファンがいることは知られており、その成長にも期待が持たれている。事実、米倉氏の今回の快挙も、ショービジネスを含めた芸能文化面における「日本の高品質」が評価されてのことだろう。

アジア諸国に後れを取る日本の海外進出

 だが、この分野における日本ビジネスの海外進出は、まだまだ散発的。基盤を築くというところまでは行き着いていない。そして、実はほかのアジア諸国にも遅れを取りつつあることをご存じだろうか。

 ところであまり知られていないが、ニューヨーク市には2つのチャイナタウンがある。1つはガイドブックなどにも当然のように記載されている、マンハッタンのやや下方に位置する有名な「チャイナタウン」。そしてもう1つは、クイーンズ区東方に位置する「フラッシング」だ。

 実はフラッシングは、全米でも最大のチャイナタウンであり、その規模はニューヨークはもちろん、世界的に有名なサンフランシスコのチャイナタウンをも凌駕する規模。もちろんレストランをはじめとするありとあらゆるビジネスが営まれているのは、マンハッタンのチャイナタウン同様だが、一番の大きな違いは、このエリアに居住している人が桁違いに多いということ。家賃も高くビジネスの場としての成熟が中心となっているマンハッタンのチャイナタウンに比べ、フラッシング周辺は仕事も生活も教育もすべてが密集しているエリアなのである。

 ニューヨーク近郊だけでもこれほど多くの中国人や中華系の方が住んでいるとなると、おのずとその市場へ向けたショービジネス分野の規模も大きくなる。そう、中国本土や香港、そして台湾などからやってくるアーティストたちのライブやコンサートの数は、日本人アーティストのニューヨーク進出とは比べ物にならない規模なのである。

その舞台として好んで選ばれるのは、ニューヨーク近郊のカジノリゾート。ミス・コンテストで有名なアトランティックシティをはじめ、ニューヨーク周辺にはいくつかカジノリゾートがあるのだが、そこに毎週のように中国本土や香港、台湾、シンガポールなどから中国系の芸能人たちがやってきているのだ。

カジノやディナーに無料クーポンまで配布

 毎週金曜日の夜ともなれば、両チャイナタウンには何台もの大型バスが列をなし、それぞれの目的地へと客たちを連れて行く。しかも大型バスに詰め込まれて現地へ赴く彼らの交通費は大抵が無料、場合によってはギャンブルや食事などのクーポンの配布さえある。少々の出費など、彼らが週末に費やす金額から見れば取るに足らないもの。家族全員どころか親戚一同で週末のカジノリゾートに向かうことも珍しくなく、そのため、現地では若い新人から熟年のベテラン歌手、ロックバンドやアイドルグループ、有名女優のディナーショーやトークライブ、女性向けには男性タレントのショーもあれば、子供向けのアニメショーなど、本当にさまざまな催しが開催されている。

 中国のショービジネスは、米国内の中国系の人々だけを対象にしてビジネスが成立するほど巨大な市場に成長しつつある。そして、それに引っ張られるように、他のアジア諸国のショービジネス市場もまた急激に拡大。各国共に、かつては国内市場のみをターゲットとしてきたこの分野だが、今後はアメリカが主戦場となってもなんら不思議ではない。国内市場が小さい他のアジア諸国ならなおのこと。しかも彼らは日本のそれとは違い、本気でビジネスをするためにやってきているのである。

 ニューヨークでは、日本からもアイドルタレントの舞台公演や、人気バンドのライブなどが相次いで行われている。しかしその実情が、日本国内で伝えられるそれとは大きく乖離していることに、毎回のように驚かされる。

 専門誌による評価は総じて低く、SMAPの香取慎吾氏主演、三谷幸喜氏演出の『TALK LIKE SINGING』などは「高校の学芸会」などと評価されていた。だぶついていたチケットは無償で配布されていたものの、日本国内向けの報道写真を配慮したのか「日本人“以外”の方であれば差し上げます」と伝わってきた。

報じられない日本人アーティスト公演の不評

 日本では人気のビジュアル系バンド、ラルクアンシエルのコンサートの場合は、同様にチケットの売れ行きがよろしくないために、開演直前に、「客席中央付近で騒いでくれるアルバイト~50ドル」とサクラまで雇う始末。しかし、いずれも日本国内で美化された報道がされるかどうかだけが重要。現地での生の評価が国内に伝えられることはない。

 その一方で、中国を筆頭とするアジア諸国の手法は、まさにシビアな「ビジネス」。

 韓流人気を日本のみならず世界へ広げつつある韓国はもとより、香港や台湾。さらにはこれまでは第三勢力以下と思われていたタイやインドネシア、インドやシンガポールなどの国々から、米国市場への本格参戦が相次いでいる。そして日本を含め、それぞれの自国内市場の成熟度を鑑みた場合、その差には驚かされるばかり。彼らはあくまで「それでいくら儲かるのか?」をしっかり計算し、実際に利益を生み出そうとしている。

このように米国市場を他のアジア諸国に浸食されていく中、日本はといえば海外での事業目的がすべからく国内での宣伝広告のためとなれば、現地で自らの収益構造を確立することなどそもそも望めるはずがない。

 以上見てみると、日本ではエンタテインメント、ショービジネスの分野でも、国内事情ゆえのさまざまな閉塞性や意図的な歪曲が、その産業が本来持つべき可能性を損なうという状況が続き、そしてそれが、せっかくの商機をみすみす失う事態につながっているようにも見える。もちろん国内のみでもその市場は十分大きく、海外進出の必要性が低いという事情も、理由のひとつとして挙げられることは確か。しかし国際化が急速に進む今、自国内だけの閉じられたビジネスに未来があると考えるのは、あまりにも楽観的にすぎる。困難を乗り越え新たな扉を開いた米倉氏の奮闘を無にしないためにも、そして日本再興のためにも、「ビジネス」として海外へ進出すべきではないだろうか。

【註1】その観客数が年間1250万人を超えるブロードウェイのショー。NYC近郊からの来場者が過半数を超え、海外からの来場者は1割ほど。残りが、アメリカ国内の他の地域からの観客だ。(「broadwayleague.com」による)
(文=田中 秀憲/NYCOARA,Inc.代表)



■尖閣問題はもはや「棚上げ」できない


尖閣問題はもはや「棚上げ」できない
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2012/08/post-256.php
2012年08月29日(水)09時00分 ニューズウイーク

 夏の沖縄の青い海で、さびれた中国漁船と日本の海保の艦艇がぶつかりあう。「同胞」の逮捕に怒った中国人が大陸の都市で反日デモに繰り出し、日本車や日本料理店を襲う――。

 まるで2年前の再現映像を見ているようだ。8月中旬、日中が領有権を争う尖閣諸島(中国名・釣魚島)に漁船で接近し、上陸した香港人の活動家を海上保安庁が逮捕・強制送還すると、中国の20都市以上で日本に対する抗議するデモが発生。深圳市では日本製だということで警察車両までがひっくり返され、日本料理店の玄関ホールが破壊された。

 横断幕に並んだフレーズも「日本製品ボイコット」「日本は釣魚島から出ていけ」と、2年前と同じお決まりの内容。ただ前回は3日連続した逮捕直後のデモが今回は1日だけで終わった(散発的なデモは先週末も発生したが)。より正確に言えば、共産党政権がメディアによるデモ報道を規制し、マイクロブログ新浪微博で「反日デモ」を検索禁止用語にして無理やり終息させた。

 ほぼ同時期に李明博大統領の竹島訪問から天皇批判へと日本への対応をエスカレートさせた韓国と比べれば、ずいぶん大人の対応に見える。そもそも香港の活動家が上陸したきっかけは、石原慎太郎・東京都知事がアメリカで突然ぶちあげた尖閣購入計画だった。世界第2位の経済大国になった中国は、もはや沖合の小島の領有権ごときで右往左往しない大人の国になったのか。

 残念ながらそうではない。デモ拡大を嫌ったのは、共産党指導部がこれ以上の厄介事を避けるためだ。今年秋に胡錦濤国家主席から習近平副主席への政権移譲があるにもかかわらず、2月に発覚した重慶市トップ薄煕来と妻、谷開来のスキャンダルで指導部はこの半年間大揺れだった。今回の事件直後のデモ発生都市数は2年前の4倍以上。参加者の矛先が政権批判に向かう事態だけは何としても避けたかったはずだ。

 今回、日本政府は東京都の要求している測量調査のための上陸を許可しなかった。これで香港の活動家と日本の地方議員それぞれ1回の上陸で、日中双方が痛み分け――両国の外交当局が望む「棚上げ」状態が当面は続くようにも思える。

 残念ながら、これもそう都合よくいかないだろう。最大の不安要素は、秋の第18回党大会で新たな中国のトップに就任する習近平だ。

 これまでの胡錦涛個人は比較的親日と見られていた。だが人民解放軍の勤務歴があり、妻が軍の人気歌手である習は軍の意向を外交に強く反映する可能性がある。軍のスポークスマンのようにメディアに頻出する人民解放軍の羅援(ルオ・ユアン)少将は尖閣騒動直前の7月、香港のテレビに出演して「釣魚島に軍事演習区を設置せよ」と述べた。その拡大志向は明らかだ。

 もちろん秋の就任直後から、習が露骨な強硬策に転じるとは考えにくい。ただ軍から身内のように思われている習でも、軍をコントロールするのは容易でない。軍の政治委員として抗日戦争と国共内戦を戦い、軍を完全に掌握していた鄧小平以降、中国のトップを務めた江沢民と胡錦涛はいずれも文民出身だった。この2人は軍をコントロールするために多額の軍事費増加を認め、その結果中国の軍事費はこの20年間で17倍に膨れ上がった。

「(習の)トップ就任直後の強硬策はありえないが」と、中国人政治研究者の趙宏偉(チャオ・ホンウェイ)・法政大学教授は言う。「(文民の)習は鄧ほど軍への抑えが利かない。いったん触れ上がった軍事費を減らす理由もなく、使えるカネが増えれば使う口実も増える」

 不気味な動きもある。丹羽宇一郎・駐中国大使が載った公用車が8月27日、北京市内で2台の車に強制的に停車させられ、車に取り付けられていた日本国旗を奪われる事件が起きた。大使の行動は原則非公開であり、相手が1台なら偶発的な事件の可能性が高いが、複数の車が連携して大使の車を追跡し、むりやり停めさせたのだとすれば、計画性も疑われる。

 米軍のアジア・太平洋回帰戦略に対抗するかのように、中国は同じく領土問題を抱える韓国、特にロシアとの連携を深め日本を包囲しようとしている。8月にモスクワで開かれた中露安全保障会議に出席した外交担当の国務委員、戴秉国(タイ・ピンクオ)はロシア側に対して「主権や領土の一体性、安全保障をめぐる問題で互いに支持すべきだ」と呼び掛けた。あまり知られていないが、旧ソ連と対立してきた経緯から中国はこれまで北方4島を日本の領土と認めてきた。戴の発言は、北方領土をロシア領と認めること方向にシフトすることで、対日本包囲網にロシアを巻き込もうとする思惑の現れかもしれない。

 中国は自国の活動家の動きを封じることはできても、「1国2制度」の香港や、国民党政権の台湾の動きをコントロールすることはできない。当初は秋の予定だった香港の活動家の尖閣再上陸は来年春以降に持ち越される可能性があるが、今度は台湾の地方議員が尖閣諸島に向けて出港する、と息巻いている。共産党の独裁政治を否定する台湾や香港だが、尖閣諸島は中国の領土であるという点では考えが一致している。「中国人意識」が大きくかかわる領土問題と、民主化や人権問題はあくまで別だ。

 つまり香港人であろうと台湾人であろうと、「中国人」が再び「国土」に上陸して日本政府に逮捕される事態になれば、中国大陸で再び抗議デモが起きる可能性がある。もし日本政府が逮捕者を強制送還せず起訴して裁判に持ち込めば、怒りは裁判が終わるまでの数カ月間続くことになる。そんな圧力には日本政府も中国政府も耐えられない。

 尖閣問題が先送りされた最大の根拠は、78年に来日した鄧小平の「この問題は10年棚上げしても構わない。我々の世代の人間は知恵が足りない。次の世代はもっと知恵があるだろう」という言葉だ。文化大革命が終わり、改革開放政策に取り組み始めたばかりの中国にとって、日本の技術力や資金は経済発展に不可欠だった。日本にとっても中国の巨大市場としての潜在力は魅力だった。

 ただその後30年近く経ち、中国はGDPで日本を抜いて世界第2位に躍進した。経済成長で膨らんだ国民のプライドと胃袋を満たすため、今や中国は日本を押しのけてじわじわと領海を広げようとしている。「そもそも領土問題を解決するのは極めて困難。だからこそ両国とも棚上げ派が主流を占めてきた」と、法政大学の趙教授は言う。「ただ中国も日本も新たな対策を求める強硬派が台頭しつつある」

 日本を取り巻く東アジア情勢は大きく動き始めている。尖閣諸島はこれから何度も領土問題に荒波にもまれるだろう。そもそも鄧小平が示唆した「棚上げ」の期間は10年。先送りでやり過ごせる時代はとっくに終わっていた、ということだ。 




■iPhone訴訟 「サムスン敗訴」で本当の敗者は誰?


iPhone訴訟 「サムスン敗訴」で本当の敗者は誰?
Who Really Lost the Apple vs. Samsung case?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2012/08/post-2662.php
2012年08月28日(火)18時44分マシュー・イグレシアス

サムソンのスマホが「iPhoneに似すぎている」との判決でアンドロイド携帯と通信キャリアの未来に激震が


 8月24日、米カリフォルニア州連邦地裁で陪審団によって下された「アップル勝訴」の評決は、激震となって携帯電話やソフトウエア、ネット関連業界を揺さぶろうとしている。

 米アップルと韓国のサムソン電子が互いを訴えていたこの裁判で、サムスンがiPhoneやiPadの特許を侵害しているというアップルの主張がほぼ全面的に認められたのだ。サムソンは約10億5000万ドルの賠償支払いを命じられた。

 特許侵害が認定された6つのなかには、製品の全般的な形状やデザイン(「トレード・ドレス」呼ぶ)も含まれる。つまり、サムスンのスマートフォンの見た目がアップルのiPhoneに似すぎている、というわけだ。

 さらに、ユーザー・インターフェイスに関わる特許の侵害も認定された。その1つが、2本指で画面を拡大・縮小する技術。画面のスクロールに関する特殊な機能についても、特許侵害が認められた。

 この評決によって、誰が勝利し、誰が敗北したのだろうか。

 まず明らかなのは、アップルが勝ち、サムソンが負けたことだ。サムソン製品に搭載されているグーグルのアンドロイドOSは世界の携帯電話市場で急速にシェアを伸ばしているが、ビジネスという意味では成功には程遠い。アンドロイドがグーグルにもたらす収益はごくわずかだし、アンドロイド端末で利益を上げているのはサムソンだけだ。

 スマートフォン市場での唯一の真のライバルを打ちのめす今回の評決は、アップルにとっては大きな勝利だ。アップルは早速、サムソンの「ギャラクシーS4G」など8機種のアメリカでの販売禁止を求める仮処分を申請した。

 2番目の敗者は、サムソン以外のアンドロイド端末メーカーだ。これらの企業がトレード・ドレスの特許侵害を問われるケースは少ないだろうが、ユーザー・インターフフェイス関連の特許で類似の訴訟を起こされる可能性はある。

グーグルへの影響は意外に小さい?

 グーグルも当然、打撃を被る。スマートフォン向けOSを無償で提供する戦略の是非はともかく、そう決めた以上、グーグルはこの戦略を成功させなければならない。だが今回の判決は、ユーザーにとってアンドロイドOSがもはや「無料」でないことを意味する。ユーザーも訴えられるリスクを負うからだ。すなわち、ユーザーも敗者なのだ。

 とはいえ、ビジネス面での同社のリスクは小さい。アンドロイドは収益の柱ではなく、メールと検索連動広告の分野では好調が続いている。

 グーグル以上に深刻な打撃を受ける真の敗者は、通信サービスを提供するキャリアかもしれない。各社とも長年、iPhoneに愛憎半ばする感情を抱いてきた。

 iPhoneが登場したおかげで割高なブロードバンドの利用者が激増した点では、iPhoneに感謝している。だがiPhoneの人気が高すぎて、交渉の主導権をアップル側が握られた。iPhoneでは特定のキャリアに合わせたカスタマイズは認められていないし、キャリアはiPhone販売権と引き換えにアップルに巨額の「上納金」を支払う必要がある。痛い出費だが、かといってiPhoneを販売しなければお客が集まらない。

 それだけに、アンドロイドOSの台頭は多くのキャリアにとって福音だった。複数の携帯端末メーカーが高性能のアンドロイド搭載機種を発売したため、キャリア各社は交渉の主導権を取り戻し、自社に合わせたカスタマイズも可能になった。

 iPhoneを脅かすアンドロイド携帯の登場を望んでいたキャリア各社にとって、アンドロイドの足を引っ張る要素はすべてマイナス材料だ。なかでも、iPhoneのライバルの座に最も近かったサムソンの敗北は、深刻な痛手となる。

 一方、明確な勝者は弁護士だ。サムソンは確実に控訴するだろうし、同様の訴訟が韓国やイギリス、日本など世界各国で進行している。

 今回のアメリカでの判決を受けて、特許制度が本来の意義からかけ離れているとの批判も高まっている。サムソンとしてはそうした世論が高まり、形勢が覆るよう祈るしかない。



■セルフサービス空港-米航空各社、搭乗手続き自動化推進へ


セルフサービス空港-米航空各社、搭乗手続き自動化推進へ
http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_502080?mod=Right_pickfree
2012年 8月 28日  12:58 JST

 【ラスベガス】米国の航空会社は、空港の手続きの自動化を進めており、次の大きなステップのための土台を築こうとしている。空港の建物に到着した時から飛行機に搭乗するまでの間、航空会社職員に1人も会わないで済む手続きだ。

 長年にわたって、乗客はオンラインないし空港キオスク(自動チェックイン機)でチェックインしており、さらに近年では航空会社は紙のボーディングパス(搭乗券)を電子パスに切り替えた。いまや航空会社は、乗客が自分の手荷物をチェックインし、ボーディングパスをスキャンできる技術に頼ろうとしている。ただし必ずしも支障が生じないわけではない。

 近い将来の空港では、「乗客の皆様の最初の出会いが、機内での客室乗務員になる可能性がある」とアラスカ航空(アラスカ・エア・グループ傘下)のベン・ミニクッチ氏は言う。同航空は米国ではセルフサービスの先駆者で、シアトルとサンディエゴで手荷物のセルフタギング(タグ付け)を最近導入。年内に8つの空港で導入する予定だ。

 アメリカン航空(AMRコープ傘下)はテキサス州オースティン空港でこうした技術をテストしたあと、向こう2年間でニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなど主要空港にキオスクを展開して、乗客に自分のチェックイン手荷物をタグ付けさせる。また先月には、ラスベガスでジェットブルー航空が米航空会社として初めてセルフボーディングゲートを正式に実施した。乗客は自分自身の航空券をスキャンして搭乗できる。

 航空会社各社は、高度技術によって、手慣れた乗客のために空港の搭乗手続きを迅速化できると述べている。手荷物のチェックインだけで1分ないし2分間の短縮になるという。その間、航空会社職員は乗客との質疑応答に集中できる。

 しかし航空会社の従業員組合は、こうした自動技術の導入は、搭乗前手続きを乗客にアウトソースすることによってスタッフを削減する手段だと警戒している。国際機械工・宇宙航空労働者組合(IAMAW)のスポークスマン、フランク・ラーキン氏は「それが乗客が強く要求しているものでないことは明らかだ」と述べ、「技術が増えれば増えるほど人が減るか? わたしはそうは思わない」と述べた。

 ジュネーブに本拠を置く航空ITプロバイダー、SITA社の最近の調査によれば、セルフボーディング方式は乗客の70%にアピールしており、ほぼ同率の乗客が自分の手荷物を自分でタグ付けしたいと考えている。

 国際航空輸送協会(IATA)は2020年までに世界の乗客の80%に対して完全なセルフサービス航空手続きを提供したいとしている。そうなれば航空業界にとって年間21億ドルのコスト削減になるという。ただしIATAもSITAも、自動化履行コストを明らかにしておらず、個々の航空会社も公開していない。

 米航空会社と空港は、欧州の現状に追い付こうと努力している。欧州ではドイツ・ルフトハンザ航空が1990年代末にセルフボーディング方式を開始した。同航空はドイツの3つの主要ハブ空港でこの方式を正式に履行し、乗客はこれにうまく順応しようとしているという。

 ルフトハンザのスポークスマン、アーゲ・デュンハウプト氏は「われわれの乗客の多くはフリークエントフライヤー(常連の乗客)で、スタッフとずっと話をしないでいられるほうを好む傾向が強い」と述べ、「彼らはオンラインでチェックインし、携帯電話のボーディングパスを得て、自動ボーディングゲートでそれを使っている」と述べた。

 ブリティッシュ航空とイベリア航空(いずれもインターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ傘下)もまた、各種のセルフサービス方式を導入している。

 米国でセルフサービスを推進する前線はスロットマシンが1600台あることで有名なラスベガスのマッカラン・インターナショナル空港だ。同空港の新ターミナルではセルフタギングないしセルフボーディング技術を備えた14のゲートと150台のキオスクがある。

  最近のある平日、カナダのウエストジェット航空の搭乗客は、手荷物タグを印刷するキオスクの助けを得て、チェックイン手続きを大方スムーズに行っていた。しかし、その手続きはとても完全に自動化されているとは言えなかった。一握りの搭乗客が自分自身の手で手続きを行っていたものの、大半の搭乗客についてはウエストジェットの従業員がキオスクの画面を操作し、タグを付けてあげていた。手荷物を預ける場所には、より多くの従業員が待機し、タグと搭乗券のスキャンを行っていた。

 セキュリティーチェックを過ぎると、格安航空のジェットブルーのゲートの担当者が構内放送を通じて、セルフボーディング方式による搭乗手続きの説明をしていた。搭乗を待つ客の大半はセルフボーディング方式に好意的な見方をしていた。

 カリフォルニア州サンマリノから来たカール・ミルキーさんは、「これってすごくない? 全てがちゃんと動けば、おそらく時間の節約になるよね」と話した。何分か後、ミルキーさんは2つある搭乗ゲートのうち片方を通過した。このゲートは正しい搭乗券がスキャンされるとプラスチックのドアが開くという仕組みだ。しかし、ミルキーさんの妻レイラさんはあまり幸運ではなかった。

 システムがレイラさんのチケットを認識しなかったとみられ、ゲートは閉まったままだった。そのため、搭乗者の列の動きが止まってしまった。結局、ゲートの担当者はレイラさんをゲートの横に誘導した。システムはレイラさん以外の人もストップさせ、担当者はそのたびにシステムを停止し、手動で手続きをするありさまだった。

 ジェットブルーのゲートの担当者、デービッド・ウィクバーグ氏は「システムに負担をかけ過ぎた」と話し、混雑を緩和させてくれることが多いため、普段は自動ゲートの方が好きだと付け加えた。

 しかし、ジェットブルーの乗客シャイ・ホリさんは、航空会社が重要な対人コミュニケーションを一つ忘れていると指摘し、こう言った。「機械は『楽しい空の旅を』とは言ってくれないからね」。

記者: Jack Nicas 、Daniel Michaels



■【中国BBS】丹羽大使が襲撃されたことについて中国人の意見


【中国BBS】丹羽大使が襲撃されたことについて中国人の意見
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=national_0829_014.shtml
2012/08/29(水) 10:27
       
 中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「丹羽駐中国大使が北京で襲撃される」というスレッドが立てられた。襲撃事件は中国のニュース番組でも報道されているが、スレ主の伝えたニュースに対してさまざまな意見が寄せられた。

 日本の丹羽宇一郎駐中国大使を乗せた自動車が27日、北京市内で中国籍と思われる男に襲撃され、自動車の日本国旗が奪われた。丹羽大使本人にはけがはなく、尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題に関係した反日行動だと推察されている。

 中国のネットユーザーからは国旗を奪った男の行動を非難する意見が多く寄せられた。

・「襲ったのは親中派の丹羽大使だ。物事の良し悪しが分からない奴だな」
・「丹羽大使は中国に不利になるような発言はしたことはなく中国に友好的であり、しかももうすぐ交替するのに襲撃する必要があるのか?それにこれは反日デモと違って外交問題に発展する。日本に良い口実を与えてしまった」
・「襲撃の対象をまちがえたな。日本にまた笑われてしまう」

 しかし、国旗を奪った男の行動を肯定的に捉える意見もあり、「よくやった!日本人に苦しみを味あわせてやれ」という意見や、車を止めさせて小さな国旗を奪っただけのことで平和的な怒りの表し方だ、車の国旗を奪っただけで襲撃と呼べるのか、など大きな問題ではないとの意見も少なくなかった。

 国旗を奪った男については、中国メディアからも批判的な報道が相次いでいる。中国共産党の機関紙、人民日報系の環球時報は「ばかげた行為だ」と切り捨てたほか、中国政府も事態を重く見ており、「関連部門が真摯(しんし)に調査中だ」と表明した。



■【中国BBS】日本に行ったら何が一番心配? 中国人の声は…


【中国BBS】日本に行ったら何が一番心配? 中国人の声は…
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=national_0829_016.shtml
2012/08/29(水) 10:42
       
 中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本に行ったら何が一番心配?」というスレッドが立てられ、さまざまな回答が寄せられた。

 スレ主は、中国人が排斥されるのではないかと安全の問題がもっとも心配だと考えているようだが、中国のネットユーザーから寄せられた意見でもっとも多かったのは「お金」というものだった。

・「一番心配なのはお金が足りるかどうかだよ」
・「物価が心配だ」
・「お金が足りるかどうか以外に心配なことなどあるわけがないだろう」

 インフレが続く中国では、物価水準も日本に徐々に近づきつつあるが、日本と比べて給与水準が低いため、日本では確かにお金が足りなくなるかもしれない。

 ほかに比較的多く寄せられたのが、昨年の東日本大震災を念頭に「地震」、「津波」が心配だという意見だった。また、「言語」が心配という人も多く、日本語が聞き取れない、コミュニケーションがとれないのではないだろうか、などのコメントがあった。



■ヒラリー氏9月訪中、尖閣諸島問題の立場再表明へ=中国報道


ヒラリー氏9月訪中、尖閣諸島問題の立場再表明へ=中国報道
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=politics_0829_007.shtml
2012/08/29(水) 09:57
       
 中国メディア・鳳凰網は29日、米国のヒラリー国務長官が中国の楊潔●外相の招きに応じて9月4日から2日間中国を訪問する件について、ヒラリー長官が南シナ海や魚釣島の問題に対する米国の立場を改めて伝える予定であると報じた(●は竹かんむりの下にがんだれと虎)。

 米国国務省は28日、ヒラリー長官が今月30日よりインドネシア、中国、ロシアなどを歴訪することを発表。同省のヌーランド報道官は記者会見で「訪中期間中、南シナ海および尖閣諸島問題における米国の立場を強調することになる」とコメントした。

 ヌーランド報道官はまた、魚釣島をめぐる問題について米国が公式に用いるのは「尖閣諸島」という用語であることを初めて明確にするとともに、尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲内であると発言した。

 「訪中期間中、日中間の争いをはじめとする東シナ海問題について討論するのか」との質問に対してヌーランド報道官は、「われわれは日本に対して、韓国や中国と協力して紛争を解決するよう呼びかけた。訪問時になおも問題が存在するようなら、討論することになるだろう」と回答した。

 記事はまた、ヒラリー長官が今回の歴訪中にクック諸島で開催中の太平洋諸島フォーラムに出席し、歴代米国国務長官で初めて東ティモールの首都ディリを訪問することを紹介、「米国のアジア回帰戦略を十分に表すものだ」と伝えた。



■観光地のヨセミテ公園、米、ハンタウイルスで2人死亡


観光地のヨセミテ公園、米、ハンタウイルスで2人死亡
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=national_0829_009.shtml
2012/08/29(水) 08:32
       
 【ワシントン共同】米カリフォルニア州の観光地、ヨセミテ国立公園内の宿泊施設に滞在した観光客4人が、野生のネズミが媒介するハンタウイルスによる肺症候群を発症し、28日までに2人が死亡した。

 AP通信が伝えた。4人はいずれも6月ごろにカリービレッジにあるテント型のロッジに宿泊し、8月になって2人が死亡した。ウイルスは感染したネズミのふんなどに含まれるため、舞い上がったほこりを吸い込んだ可能性がある。

(情報提供:共同通信社)




■下水油、過去最大の案件…1年半で3万トン・38億円販売=中国


下水油、過去最大の案件…1年半で3万トン・38億円販売=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0829&f=national_0829_013.shtml
2012/08/29(水) 10:04
       
 浙江省寧波(ニンポー)中級人民法院が28日、中国で過去最大の「下水油(中国語で地溝油(ディーゴウヨウ)」案件にかんする裁判を始めた。「下水油」は下水や汚物から抽出された油で、食用油として違法に販売されている。中国人は「10回の食事で1回は、下水油を使った料理を食べている」とされる。中国新聞社が報じた。

 被告らは2006年から油脂会社やバイオ会社などを設立し、下水油を製造。大豆油と混ぜて販売していた。主犯格とみられ、会社の代表取締役を務めていた卜奎被告は取り調べに対して「私は会社の業務について知らない。皆に代表取締役と呼ばれていたが、実際には会社の業務に関与していない」などと供述している。

 また、被告らのうちの多くが「よい油と悪い油を混ぜて、品質基準に合致するようにして販売するのは、業界の慣例」と述べた。

 容疑者が経営する会社は、2010年初頭から11年7月までの間に、下水油約3万トンを販売したとされる。売上高は約3億50万元(約37億7249万円)とみられている。



2012年8月28日火曜日

■“ドル箱”韓国ツアーに暗雲!反日感情が高まれば大ダメージも


“ドル箱”韓国ツアーに暗雲!反日感情が高まれば大ダメージも
http://news.infoseek.co.jp/article/28fujizak20120828011
夕刊フジ(2012年8月28日17時12分)

 島根県・竹島に韓国の李明博大統領が強行上陸して以降、日韓両国の亀裂が深まっている。この事態に頭を抱えるのが、韓国ツアーなどを企画する旅行業界の関係者たちだ。日本での反韓感情や現地での反日感情の高まりを受けて、日本から韓国への「旅行客が激減するのではないか」(旅行業者)と危ぶんでいる。

 「正直言って怖いですね。これ以上、問題が大きくなってしまうと営業に影響が出かねません」

 韓国旅行を専門に扱う都内の旅行業者は不安をこう口にする。

 竹島領有問題を発端とした日韓の対立。野田佳彦首相からの親書を韓国政府が突き返したことで騒動は一気に激化した。

 別の業者も「申し込み済みの韓国ツアーの日程延期や目的地の変更などが出てきた。9月から11月まで団体旅行や社員旅行などのシーズンに入るので、こうした動きが広がらないか心配」と危惧する。

 旅行大手のHIS(東京都新宿区)では「2010年11月の(北朝鮮による韓国)延坪島砲撃事件の際にはキャンセルが相次いだが、それほど大きな影響はみられない」とするが、反日デモの発生など現地での安全面を考慮してキャンセルするケースが一部に出ているという。最大手のJTB(品川区)では「現在のところ、影響はほとんどない」と話す。

 超円高で輸出関連企業が青息吐息のなか、対照的に快進撃を続ける旅行業界。なかでも韓流ブームを追い風にする韓国旅行は「ドル箱商品」(関係者)だ。

 それを裏付けるように、日本から韓国への旅行者数はうなぎ上りで2009年に305万3311人だったのが、昨年は、過去最高の328万9051人を記録(韓国観光公社調べ)。竹島問題が注目を集めることになるまでは今年も、去年を上回るペースで推移していた。

 旅行業界関係者は「これで下半期の旅行者数の伸びは期待できなくなってきた。一番気がかりなのは、各学校がトラブルを避けるため、修学旅行先として韓国をはずしてくること。そうなると苦しい」。民間信用調査会社では「問題が長期化すれば韓国ツアーを専門とする旅行会社のうち、体力のないところは潰れかねない」とみる。ビジネスで密接につながる両国だけに、業界は固唾をのんで見つめている。



■日本の青年層ホームレス予備軍が300万人に


日本の青年層ホームレス予備軍が300万人に
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2012-08/28/content_26355402.htm
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月28日

ここ数年来、日本では青年層のホームレスがますます増え、すでに社会問題になっている。4月、 雑誌ビッグイシュー(The Big Issue)(ホームレスなど社会弱者層を関心を寄せる非営利雑誌)が「若者ホームレス白書」を発表した。内容は主に、40歳以下のホームレス50人に対する取材と問題解決のための具体的な提案などだ。

「白書」の統計によると、若者のホームレース予備軍は主に「無職」が70万人、「ニート族」が63万人、「フリーター」が178万人で合わせて300万人以上に達する。つまり、日本における若いホームレス予備軍はすでに300万人以上だということだ。

また、白書は若いホームレスは、それだけの問題だけではなく、社会全体のひとりひとりと密接に関連している問題であると指摘している。彼らは無視され、社会の暗い片隅に隠れている。ホームレスになった理由は、私たちの日常生活の中に存在している。

ホームレスの境遇は、人によって異なっているが、ほとんどの人が「突発的な事件」によるものではなく、彼らはいくつもの段階を経て最終的にホームレスになっている。会社の破産、リストラ、不慮の事故、身体的な原因で退職など。仕事を失った若い人が再び安定した就職をすることが難しくなっており、さまざまな短期のアルバイトを経て、来月の家賃と生活費を得られなくなり、「ネットカフェ難民」になる。そして最終的にホームレスになるのだ。もし、身を寄せられる家があれば、最悪は免れるが、多くのホームレスは家庭からの支援がなく、貧困家庭の出身者の割合が比較的に高い。この外、一般に学歴は低く、白書の調査によれば、約4割のホームレスが中卒者だ(途中退学を含む)。

教育の不公平は、貧困、家庭の不安定、就職難、職場の苦境、不安定な心理、自己否定などの問題を次々と誘発する。これらは注意すべきことだ。この300万人が全て、潜在的なホームレスとは言えないが、若者のホームレスの問題は決して見て見ぬふりができるものではない。



■日本人がわさび好きなのはなぜか?


日本人がわさび好きなのはなぜか?
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2012-08/23/content_26317980.htm
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月23日

わさびの辛い味に耐えられない人は多いが、わさびは日本の料理に欠かせない調味料である。日本人は刺身を好む。わさびには殺菌効果があるため、刺身を食べる際につけることで殺菌と調味の両方の効果が得られる。 

わさびの刺激は口などの外部器官だけで、胃腸への影響はない。 

わさびの学名は山葵で、日本で最も代表的な調味料の1つである。日本では刺身と一緒に食べる以外にも多くの食べ方がある。例えば、そばや漬物がある。そのほかに、加工されたわさびポテトチップスもある。 

山葵は谷間や川の近くで育ち、水質がよく冷たい場所が生育に適している。肥料がいらないだけでなく、特別に注意することもないため、環境汚染をもたらさないグリーン食品である。 

わさびをおろした後にしょう油につけると、元の風味はなくなる。そのため、美食家は一般的に、わさびを刺身につけ、それをしょう油につけて食べる。 

わさびは和食の調味料だが、中華料理と西洋料理にはよくからしが使われる。からしは口当りが柔らかく、日本でもよく見かけるがわさびほどの人気はない。わさびは日本製で、からしは外来品であるためだろう。



■中国、一人っ子を失った家庭1千万世帯以上へ


中国、一人っ子を失った家庭1千万世帯以上へ
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2012-08/27/content_26345805.htm
「人民網日本語版」2012年8月27日

1979年から一人っ子政策が実施されている中国では、一人っ子を失って孤独な生活を強いられる「失独家庭」の増加が社会問題となっている。具体的なデータはまだないが、「2020年以降中国では年々1千万人以上の人口急減期を迎える」と指摘する中国人口学専門家の易富賢氏は、国勢調査のデータをもとに、現在2億1800万人いる一人っ子のうち、1009万人が25歳になる前に亡くなると分析、近い将来に1千万世帯の「失独家庭」が生まれると指摘する。北京のタブロイド紙「京華時報」が報じた。

▽1009万世帯が孤独な生活強いられる

易氏の推算データは、▽中国では1975-2010年の35年間に2億1800万人の一人っ子が誕生した▽2000年の国勢調査によると、1万人のうち、360人が10歳になる前に、463人が25歳になる前に、760人が44歳になる前に、それぞれ亡くなっている‐‐という2つのデータを根拠にしている。

この2つのデータを合わせて考えると、現在いる2億1800万人の一人っ子のうち、1009万人が25歳になる前に亡くなることが容易に算出できる。

医学的に49歳以上になると、出産が難しくなるとされていることを考えると、一人っ子を失った母親が再び、子供を出産するというのはかなり難しい。

▽経済支援、心のケアの両方が必要

ではどのようにこの問題も解決すればよいのか。中国青年政治学院の教授、史柏年・中国社会工作教育協会秘書長はこのほど、中国最大のポータルサイト「搜狐(SOHU)」の公益掲示板で▽経済的支援▽生活介護▽心のケア-‐の3点が必要と指摘した。「経済的に見ると、『失独家庭』に対するリスク保障の基準を向上させなければならない」

一方、生活介護という分野では、「高齢者の福祉施設や在宅介護サービスなど社会的な環境を整える必要がある」。

「心のケアに関しては、社会の理解が非常に重要。『失独家庭』は問題のある家庭ではないという意識を一人ひとりが持ち、メディアもレッテルを貼るような報道を避けるべき」。



■日本人料理人が金正恩に振る舞った料理、禁輸品目に該当


日本人料理人が金正恩に振る舞った料理、禁輸品目に該当
http://japanese.joins.com/article/390/158390.html?servcode=500&sectcode=500
2012年08月28日17時41分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

  先月、北朝鮮を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に会った金正日(キム・ジョンイル)の元専属料理人、藤本健二氏。藤本氏は本マグロを持ち込んで寿司を振る舞ったという。ところがこの本マグロは、日本が定めた禁輸品目に該当し、問題になっていると、JTBCが報じた。

  先月21日から2週間、平壌(ピョンヤン)を訪問した藤本健二氏。藤本氏は久しぶりに金正恩第1書記に寿司を振る舞おうとして、本マグロを持って平壌へ行った。ある外交消息筋は「藤本氏がぜいたく品に該当する大トロを金正恩第1書記に振る舞って問題になっている」と説明した。日本の税関は藤本氏の実名を知らず、特別物品検査なしに通過させたと釈明したという。

  日本は06年の北朝鮮の最初の核実験の後、対北朝鮮制裁措置として高価な本マグロ、キャビア、牛肉、自動車、カメラなどを輸出規制品目に含めた。藤本氏は北朝鮮で働いていた当時も、時々、日本に来て本マグロを買って帰った。北朝鮮では本マグロが捕れないからだ。美食家の金正日総書記は刺し身と寿司で本マグロを楽しんだ。

  北朝鮮の外交官はこうした金正日総書記の食道楽のために、イラン産のキャビア、デンマークの豚肉、チェコの生ビール、仏ブルゴーニュワインなどを購入するのが重要な業務だったという。



■「尖閣諸島は中国のものではないのでは?」世論に多面性、過去にない傾向―中国


「尖閣諸島は中国のものではないのでは?」世論に多面性、過去にない傾向―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64125&type=60
2012年8月27日 18時22分      

2012年8月、尖閣問題で日中関係に再び緊張が高まっている。中国各地で反日デモが続いているとも伝えられる中、中国国内では確実にこれまでとは異なる世論の流れが起きている。

24日、広東省の某民間企業幹部が“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイト「新浪微博」で、「尖閣諸島は中国の領土ではない」との主旨の投稿を行い、物議を醸している。領土問題に限らず、さまざまな政治的問題において、これまではほぼ一面性の世論しか表に出てこなかった中国で、これは大きな変化のうねりであると言わざるを得ない。本来であれば、このような投稿は政府の検閲によってアカウント自体が削除される処分が下っても不思議ではなかったはずだ。個人が実名で登録して運営するこのような投稿アカウントを政府が“看過している”こと自体が異例だ。

1950年代に発行された中国共産党機関紙・人民日報の記事などを挙げながら、「新中国成立後、1971年までは中国政府も尖閣諸島を日本の領土と認めていた」との投稿を行った人物は、広東省広州市の電子サービス企業で取締役会副主席を務める林凡(リン・ファン)氏。実名などの個人情報を登録したうえで、理路整然と上記のような発言を行っている。一部報道では、彼女の過去の投稿は25日付で全削除されたとの情報もあったが、現段階で確認すると、林氏のアカウントは現在も残っており、過去の投稿も上記の問題発言以外は存続している模様だ。なお、林氏は本日付で「尖閣諸島に関する見解は完全に個人的なものであり、いかなる企業とも関係ございません」と投稿している。

林氏は企業幹部とはいえ、新浪微博のプロフィールからは若い女性であることがうかがえ、“美脚の小悪魔”とも自身を形容していることから、それほど専門的な見識を持った人物とは考え難い。しかし、中国では彼女のほかに、もっと影響力を持った人物までもが中国の尖閣領有権へ疑問を呈する声を挙げている。

民主化を唱える改革派として知られる経済学者の茅于軾(マオ・ユーシー)氏も、尖閣問題について、「領有権争いはまったく無意味」と切り捨て、以下のような意見を綴っている。

「尖閣諸島は荒れ果てた無人島。GDPの足しにもならなければ税収も得られない。どの国にとってもどの国民にとっても何の影響力もない。しかし、政治家たちや外交勢力は『これぞいい機会』と火のないところに煙を立て、国民の血税を使って事を荒立て、きりきり舞いしている。これはすべて、彼ら自身の利権のためだ。彼らはこれで飯を食っているのだ。彼らが真に国民のことを思って政治をするのはいつの日やら。その時こそ平和が訪れるというものなのに」。



■<レコチャ広場>丹羽大使が襲われた原因とは―中国


<レコチャ広場>丹羽大使が襲われた原因とは―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64152&type=
2012年8月28日 19時1分      

2012年8月27日、中国人ブロガー、陳杰人(チェン・ジエレン)氏が「日本の大使が襲われた原因」と題した記事を中国のブログサイト・網易博客に掲載した。以下はその内容。

北京時間8月27日午後4時ごろ、丹羽宇一郎・駐中国大使を乗せた公用車が北京の環状道路を走行中、中国籍の男に行く手を阻まれ、車に立ててあった日の丸が奪われるという事件が発生した。大使にケガはなかったが、ウィーン条約違反を犯した罪は重い。これが釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題によるものなら、日本支持派の国や関係者の日本への同情をますます深めることになる。

日本の右翼活動家たちがどんな報復行動に出てくるかも分からない。日本駐在の中国人外交官たちの身に危険が及ぶかもしれない。それに、なんといっても中国のイメージがひどく傷つけられてしまった。今後の外交関係が面倒になることは免れない。これは「愛国」を掲げながら、実は国に多大な迷惑をかけるだけという「愛国賊」のやることだ。

この「愛国」男性も含めた大多数の中国人は、日本と一戦を交えるべきではないことは分かっている。それなのに、なぜこんな理性を失った行動に出てしまうのか?なぜ、ネット上では彼のしたことが称賛されるのだろうか?それは、中国人が「抗議」の仕方を知らないからだと思う。異なる意見や考えを落ち着いて相手に伝えるという訓練ができていない。

中国人は服従させられることに慣れきっている。近代文明社会では市民が自由に異議を唱えてよいし、服従しなくてもよい。だが、中国ではこうした自由や権利は学者だけに与えられたもので、一般市民とは無縁のものだと考えられている。政府や上司に言いたいことがあっても発言する機会はなく、我慢の限界を超えた一部の市民がある日突然、過激な行動に出てしまう。

中国人が日頃から理性的な抗議の仕方を学んでいれば、日の丸を奪った「愛国」男性も日本大使館に抗議文を送ったり、国際条約に違反しない行動に出ていたりしただろう。中国政府は理性的な国民を育てなければならない。だが、それを達成するまでにはまだ多くの課題がありそうだ。



■大使公用車から日の丸奪った男に「無知な愛国主義者」「全国民の意向ではない」と非難―中国版ツイッター


大使公用車から日の丸奪った男に「無知な愛国主義者」「全国民の意向ではない」と非難―中国版ツイッター
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64141
2012年8月28日 12時10分      


2012年8月27日夕方、北京市内で、丹羽宇一郎駐中国大使の乗った公用車が進行方向をふさがれ、中国人とみられる男が車両に取り付けた日の丸を奪った。

男が乗っていた車両のナンバーが控えられており、日本大使館関係者は早期の解決を期待しているが、中国当局はこの男の“愛国的行為”をどのように処理するのか?今月になって、尖閣諸島(中国名・釣魚島)に香港の活動家らや日本の地方議員らが相次いで上陸する事態を受けて、各地で反日デモが行われている情勢下、“愛国心から来る反日行為”を罰すれば、国民の反日感情が一気に高まる懸念もある。

事件に関する一般からの声を、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトから拾った。

「これについて何の意見を言うつもりもないが、やはり日の丸を獲った男は勇気があるとは思う」
「この男を支持もしないが反対もしない。ただ、スカッとした!」
「大使襲撃には反対だが、日の丸を奪ったことに関しては賛成…覚悟しろよ丹羽大使!野田と徒党を組んでるとロクな目に遭わないぞ」

上記のように男を英雄視する声がズラリと並ぶかと思われたが、このような発言を大きく上回って確認されたのは、「親中派の丹羽大使に対して行う行為ではない」との非難の声だ。

「丹羽大使はますます減りつつある貴重な日本の親中派なのに、愛国主義者たちは何を考えているんだ」
「『両国交兵、不斬来使(戦の最中にあっても使者は殺してはいけない)』と昔から言われる通り。それに丹羽大使はずっと日中友好に尽くしてきた人物だとニュースで聞いた。バカなことをしでかした奴らは、国の面倒になることをわざわざするな!これは愛国とは言わない、おつむが足りないって言うんだ」
「この愛国野郎はふだんニュースを見ないのかな?丹羽大使は日中友好をずっと訴えてきた親中派で、中国の友人だ。それに、愛国のためとはいえ、軽々しく外交事件を起こすものではない」
「おろかな愛国主義、悲しくもありおかしくもある」

過熱が続く尖閣問題において、石原都知事がこの購入案を示したことに対し、丹羽大使が異論を示したことが中国人の感情にかなり大きく響いているようだ。

「遺憾の意を表します。すべての中国人がこんなことをしていいと考えているわけではありません」
この声が民意を代表しているのかもしれない。

また、丹羽大使については以下のような分析も見られた。

「丹羽大使は経済界出身の民間人で、両国の経済問題と政治問題を同等に見なしていたのだろうが、経済関係を重視するあまり政治的関係を軽く見た可能性もある。これが日本の国家的利益を見過ごすことに繋がり、日本国内での人望を失ったのかもしれない」



■波紋呼んだ中国人の「尖閣はやっぱり日本のもの」主張(2)


波紋呼んだ中国人の「尖閣はやっぱり日本のもの」主張(2)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=politics_0828_028.shtml
2012/08/28(火) 16:28
       
 中国の女性企業家、広東捷盈電子科技・取締役副主席の林凡氏が24日、「尖閣諸島は日本のものだ」とツイートした。米国とオランダ、マレーシアとシンガポールの領土争いで国際法廷が示した判決や、中国共産党機関紙である人民日報のかつての「見解」などを根拠として、現在の中国政府の言い分を否定。「釣魚島はすでに日本のものであるし、将来も日本のものだ」と主張した。

 同ツイートに対しては「激烈な反対意見」とともに、尖閣諸島の領有についての中国共産党・中国政府の主張に改めて不信の念を表明する書き込みも相次いだ。

 林凡氏のツイートとフォローは25日夕方までに、すべて削除された。同ツイートの原文となったと思われるブログは転載が相次いだこともあり、一部ページでは閲覧することができる。同文章には、尖閣諸島の領有権について、他の事例との比較や日中のこれまでの対応の分析を積み重ねて論じている特徴がある。同問題に絡めて過激な行動をする中国人に対する嫌悪感の発露と見られる部分もある。

 以下、ブログ文の後半部分を日本語訳して掲載する。小見出しと訳注は編者による。尖閣諸島の領有権について、中国側がしばしば持ち出す「地図」の問題などから論じた。


**********


■日本は尖閣編入時、「微妙な問題」と認識していた

 これまでの(世界で発生した領土争い)の事例を見ると、地図の証拠能力は地図自身の性質と質に関係してきます。地図の証拠としての説得力は、しばしば極めて有限です。たとえば、パルマス島の事例では、国際法廷は地図を証拠として採用するにあたって、地図が正確であることを基本条件として求めました。

 米国側は世界各地から1000枚以上もの地図を探し出しました。それらの中で、(領有権争いの相手国である)オランダの主張を支持する地図は3枚しかありませんでした。しかし国際法廷はパルマス島を(実効支配を続けていた)オランダの領有と判断しました。

 振り返ってみれば、日本政府は19世紀の末から大きなエネルギーを使って釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)を調査し、清国政府が所管した痕跡がないことをつきとめました。ただし、日本側は中国が同島をすでに命名していたことには注目しました。


■ところが、日本人が統治しても中国は抗議しなかった

 (尖閣諸島が)清朝の勢力範囲に近いため、清国の領土であるという証拠はなかったのですが「万一の不測の事態が発生すれば、事態収拾が難しい」と懸念したわけです。

 1895年に始まった日清戦争の海戦で清国に勝利すると、日本人の姿勢は強硬になりました。釣魚島を沖縄県の所管として、標識を立てたのです。<訳注:正式な標識を立てたのは1970年で、下記の尖閣諸島への入植よりも相当に遅れた>

 翌1896年には同島を古賀辰四郎に貸し与えたので事業が始まりました。1909年には、同島に移住する者が250人近くになりました。

 しかし清国政府は(尖閣諸島に対する)主権の宣言を発表することはなく、実際の統治も行いませんでした。さらにスゴイことに、1970年代に石油資源が発見されるまで、中国は70年以上も日本や米国の釣魚島統治に対してて、何の異議も申し立てなかったのです。


■「清朝は釣魚島を自国領と認識していた」証拠は偽造だった

 1970年代になり、釣魚島の紛争が改めて発生してから、米国在住の「盛家の子孫」と自称する盛毓真という人物がおどり出ました。盛毓真は慈禧(西太后)から盛宣懐<訳注:清朝末期の政治家・実業家。1844-1916年>が賜ったとする書状を発表し、清朝政府が釣魚島について“電柱に小便をかけていなかったわけでもない”ことを証明したのです。

 (釣魚島の奪還を目指す)保釣派は欣喜雀躍しました。盛毓真は愛国の星とされ、台湾に行って人を騙して大いに飲み食いをしたのです。

 ただし、ウマイことは長続きしません。中国大陸及び台湾の学者が前後して、盛宣懐が発表した慈禧の書状には形式上の混乱があり、ありえない間違いがあることを発見したのです。例えば、盛宣懐の任官の年月日が事実よりも3年早かったり、慈禧の印が書状の日付当時には使われていなかった、それより古い時期のものと判明したのです。結局、慈禧の書状は偽物と断定されました。


■下関条約と尖閣は関係なし、日清双方が確認済み

 この偽書以外にも、中国は釣魚島を「台湾と付属する島嶼(とうしょ)」とみなして、馬関条約<訳注:日清戦争の講和条約。日本では下関条約と呼ぶ>にもとづき日本に割譲されたもので、清朝の領土であったのだから「カイロ宣言」及び「ポツダム宣言」の関連規定にもとづき、中国に返還されるべきと主張しています。

 問題は、日本は馬関条約の3カ月前に釣魚島を沖縄の所管に組み込んでいたことです。馬関条約締結時、清朝政府は日本が“魔手”を伸ばし、福建省沿岸の島嶼も「台湾に付属する島嶼」として手を伸ばすことを恐れました。そこで双方は、地図の形で(日清戦争の講和条件として)日本に割譲する島嶼を確認したのです。日本側が示した地図に釣魚島は入っていませんでした。

 そして、双方は「台湾接収文書」に署名しました。すべてが「双方いずれにとっても明確」なのです。<訳注:筆者は、尖閣諸島は下関条約の結果として日本に引き渡された中国領ではないと指摘>


■論じていて気分が悪いが、事実は事実

 ここまで論じてきて、実に気分が悪いのです。しかし、話はまだ続きます。日本側には、もうひとつの主張があります。つまり、魚釣島は琉球諸島の一部分であり、理屈から行っても日本に属するということです。

 中国側は何としても、この日本側の主張は絶対に違うと証明せねばなりません。中日双方の古文書の記載からして、古琉球時代に釣魚島が琉球に属していなかったことは確実です。しかし日本が1895年に釣魚島を琉球に編入してから、日本と米国だけでなく、さらに致命的なことに、中国もが釣魚島は琉球に属すると言いはじめたのです。


■人民日報も「尖閣は琉球に属する」と明記

 1920年に、中華民国の駐長崎領事は日本政府にあてた感謝状で「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と書いているのです。さらに“殺傷力”が大きいのは、1953年に「人民日報」が発表した文章です。

 最初の部分には「尖閣諸島を含む琉球群島」と書いてあり、最後の部分では「琉球は日本人民が独立、民主、平和を勝ち取る闘争と、切り分けることができない」と描いているのです。

 実際には、現在も直一部の「保釣派」の理論は「釣魚島は琉球に属する。琉球は中国に属する。したがって釣魚島は中国に属する」です。これに対しては彼らに、痴れ者の妄想はおやめなさいというのみです。


■日本にMAOのような人物が出れば、戻ってくるかも

 琉球が現在、日本に属するといおうことは変えようがない事実です。日本人に琉球を吐き出させようとすれば、彼らの国家に、たとえばMAOのような領土を糞まみれの土地のように扱う神のような偉人が出現することを期待するしかありません。<訳注:MAOは毛沢東を指すと考えてよい>

 これまでの記述を総合し、台湾の保釣運動の熱血青年に馬英九総統が比較的遠まわしな言い方で「釣魚台(尖閣諸島の台湾側通称)を争う場合、国際法は台湾にとって不利」と言っていることもあわせてみれば、私は国際法廷に訴えた場合、(釣魚島を取り戻せるという)中国側の勝算はほとんどゼロと考えます。これが残酷な現実です。


■武力による奪取は、どう考えても不可能

 最後に、武力による解決を考えてみましょう。

 現在、インターネット上には中日海空軍力比較が大量に存在します(陸軍は尖閣問題で使えないからです)。日本側がやや有利という説もあれば、中国側が勝つとの主張もあります。この種の比較は実際には、まったく無意味です。「日米安保条約」が存在するからです。

 法律上の義務、同盟国としての道義、あるいは自国のための戦略的利益からみても、米国は必ず日本を支持します。ヒラリー・クリントン米国務省長官も「私は明確に申し上げたい。尖閣諸島は安保条約第5条の範囲内であり、われわれは日本国民の義務を保護することを重視します」と表明しました。

 これまでの釣魚島を巡る紛争のとき、軍の側の原因があったわけではありません。しかし、頭がおかしいのでなければ、中国と米国の軍事力の差は、1段階や2段階の問題ではないと、だれでも分かるはずです。

 あるいは「戦争の勝敗を決定する鍵は、双方の武器装備の優劣ではない。精神と意志の力の違いだ」と言う人がいるかもしれません。


■尖閣海域に派遣される中国の監視船は哀れだ

 確かに、「冷たい兵器」の時代でも「熱い兵器の近距離作戦の時代」でも<訳注・「冷たい兵器」とは、火薬類を使わない古代の兵器を指す。「熱い兵器の近距離作戦」とは、通信網やミサイルなどを使わない火砲による攻防を指す>、精神力や意志の力は戦争の勝敗を決める重要な要素です。

 ただし、現在の情報化・非接触式作戦の時代に、精神の力を強調するということは、それは精神力を淫するということです。もちろん、“愛国賊”らの圧力に対応するために、共産党も国も「強硬」な表現をします。

 そして党・政府は監視船数隻を派遣します。われわれの監視船が日本の軍艦と対峙することに対して、心がぞっとして同情の気持ちが出てきます。釣魚島まではまだ数十海里もあり、そしてまた、傷ついた心で戻らねばならないのです。こんなつら汚しの小細工で、釣魚島を奪還できるとでも言うのでしょうか。


■尖閣はすでに日本のもの、将来も日本のもの

結論:釣魚島は日本人が出兵して占領したものではありません。われわれがぼろ布のように捨てたものです。日本人は宝物のようにそれを拾いました。われわれは異議を唱えませんでした。1968年に釣魚島海域で石油が発見されたから、釣魚島は一晩にして突然、「神聖にして不可分」な領土になったとでも言うのでしょうか。

 そして、泰山のように崇拝されている周恩来も、日本人に対してあいまいに「われわれはここで、あの(釣魚島)のために、論争をすべきでありません。いずれにせよ、地図の上で探しにくいほどの小さな点にすぎません。なんで問題になるかと言えば、石油が見つかったからにすぎません」と発言しています。これが、一国の指導者の領土問題に対する姿勢でしょうか。

 したがって、法律面、国際政治、実力を比較検討しても、釣魚島はすでに、そして将来にわたって日本のものでありつづけるのです。あなたは怒るかもしれない、あせるかもしれない、悲しむかもしれない。しかしこれが事実であり、真相なのです。(完結)



■日本の「韓流ボイコット」に主婦たちが反発=中国報道


日本の「韓流ボイコット」に主婦たちが反発=中国報道
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=politics_0828_023.shtml
2012/08/28(火) 14:05
       
 島根県の竹島(韓国名:独島)領有権をめぐり、日韓両国の間には緊迫した雰囲気がただよっている。現在、争いは文化面にも及び、日本の政治家は相次いで韓流ボイコットを提案している。中国網日本語版(チャイナネット)は28日、「韓流ボイコットの提案が意外なことに日本の主婦層の怒りを買っている」と報じた。以下は同記事より。

 韓国が行った「遠泳リレーで独島上陸」イベントが日本の不満を招いた。遠泳リレーに参加した韓流スターのソン・イルグクは今後、日本への入国が難しくなるだろう。事実、日本のテレビ局は、ソン・イルグク主演の韓流ドラマ2編の放送を一時中止した。

 そのほか、韓流スターのチャン・グンソクを招いて記者会見を予定していた三井住友ビザカードでは、このプロモーションの延期を発表している。野党である自民党は韓流ドラマ、楽曲の放送禁止や韓国商品の不買を提案し、「韓流」ボイコットにより抗議を表明しようとしている。

 だがボイコットのニュースが世にでると、日本の多くの主婦たちの反発を招いた。韓流ファンを自称している作家の北原みのりさんは「政治問題と文化はまったく関係がない。政治を握っている多くの男性のこの意味のない争いで、女性の楽しみを奪わないでほしい」と発言。

 ある50歳過ぎの日本人女性は、「主権争いで韓流スターの日本での活動がなくなるなら、内戦が起きる。主婦たちは町に出て抗議活動をするだろう」と述べた。



■【コラム】 デヴィ夫人がAKBファンを痛烈批判「熱狂するいい歳をした男性達を見ると “日本も終わりか” と嘆かわしい念にかられる」


【コラム】 デヴィ夫人がAKBファンを痛烈批判「熱狂するいい歳をした男性達を見ると “日本も終わりか” と嘆かわしい念にかられる」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=column_0828_047.shtml
2012/08/28(火) 20:09
       
 人気アイドルグループの主要メンバー、前田敦子さんが2012年8月27日の卒業公演をもって、グループを卒業した。同日、会場のある秋葉原周辺は大勢のファンが詰めかけ、警察が出動してチケットを持たないファンを解散させる事態となった。

 この出来事に、タレントで文化人のデヴィ夫人(本名:デヴィ・スカルノ)が怒りをあらわにしている。現在日本は、中国・韓国との間で領土問題に端を発した「緊張」が高まっている。夫人はブログで、「AKB48にうつつを抜かしている場合じゃないでしょう!!」と大激怒して、AKBファンを痛烈に批判しているのだ。

 夫人は「私はAKB48の可愛らしいお嬢さん達が憎らしいわけではありません」と断ったうえで、警察が出動する事態に「とんだ税金の無駄使い」と嘆き、ロンドン五輪パレードの警察配備と比べて「内容と質」が違うと指摘。そしてAKBファンに対しては、次のようにコメントしているのだ。

 「『オタク」と称されるいい歳をした中年男性も沢山含まれているのでしょう? 日本もずいぶんと幼稚になったものです」
「彼女たち(AKB48)に罪はありませんが、このような彼女たちの姿を見て熱狂したり 一緒に涙を流すいい歳をした男性達を見ると、“あぁ 日本も終わりか”と嘆かわしい念にかられます」(以上、公式ブログより引用)

 そして総合プロデューサーの秋元康氏の手腕を「見事」と称える一方で、「この方の掌でAKB48のメンバーと、それを支持する日本国民は利益目的のために乗せられ踊らされているのです」(公式ブログより引用)と、核心をつく発言をしている。

 夫人はさらに、ニコニコチャンネル『ブロマガ』の最新投稿で「日本を亡国にする『AKB48』」と題した記事を公開している。日本と中・韓の緊張が高まり続けるなか、夫人の怒り・嘆きの声は、どれだけのファンの耳に届くのだろうか。



■【コラム】 「10年前と比べて…」米中流意識保有者に見る、経済状況の変化


【コラム】 「10年前と比べて…」米中流意識保有者に見る、経済状況の変化
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=column_0828_023.shtml
2012/08/28(火) 12:34

 アメリカの調査機関【PewResearchCenter】は2012年8月22日、アメリカにおける「中流階級意識」に関する調査報告書【TheLostDecadeoftheMiddleClass】を発表した。今回はその中から「自分は中流階級」と自覚している人における、自分の身の周りの経済状況の変化について見ていくことにする。

今調査のうちPewResearchCenterが調べた部分については、同社が2012年7月16日から26日にかけて、RDD方式で選ばれたアメリカ合衆国内に住む18歳以上の男女2508人に対して、電話の音声にて英語・スペイン語を用いて行われたもの。調査結果には国勢調査を基にしたウェイトバックがかけられている。

 今項目では厳密には「上流」「中の上流」「中流」「中の下流」「下流」に区分されており、そのうち「上流」「中の上流」を「上流」、「中の下流」「下流」を「下流」にまとめている。

 以前【アメリカの中流意識】でも伝えたように、全体では約半数の49%の人が「自分は中流階級にある」という意識を持っていた。「上流」は17%、「下流」は32%となる。今件はこの「中流」を自覚する人たちに対する問いである。

 まずは「10年前と比べた、今の自分の経済状態」の安定性。全体では「安定化した」「不安定になった」がほぼ同数。

 男性よりは女性の方が安定感を覚え、学歴ではあまり差異が無い(かろうじて高学歴の方が安定性が高い、ようにも見える)。むしろ目に留まるのは世代別。高年齢層ほど不安定さが増したという回答が多数を占めている。ただし50代以降になれば退職する機会も増えているため、「職についていないので」「再就職したが以前の職よりは給金が低いので」経済的に不安定化したと回答する事例も多分に考えられる。

 経済的な面だけでなく、総合的・社会全体として「将来は悲観的である」と考える人は全体で7割。高齢層・低学歴ほど値は高め。

 10年前と比べると将来に悲観的な想いを抱く人が7割もいることに驚くと共に、現状を再認識させられる(ただし今件は「中流」回答者が調査母体であることに注意)。また、高齢層になると8割前後の悲観論を抱いている。若年層の6割台と比べて10ポイント強もの差異がある。

 最後は比較対象をもう少し手前、【米リセッション2009年6月終了宣言・期間は戦後最大の長さと確認】でも伝えたように2007年12月~2009年6月までと認定された直近の「リセッション(景気後退期)」以前とした場合の、経済状態の比較。全体では32%が改善化、42%が悪化と回答しており、概して懐具合が悪化しているという認識が強いのが分かる。

 リセッション前後の自前の経済状態については、学歴ではほとんど差が無い。男女別ではやや女性の方が状況の改善が見られる。また世代別では概して「若年層=良好化」「シニア層=変わらず」の動きがあるが(「悪化」はほぼ同じ)、これはこの数年の間に就職・昇進・昇給などの機会が若年層ほど多く到来したと考えれば道理が通る。また、高齢者ほど住宅資産を持ち、その下落の影響を受けているため、なかなか改善化まで到達できないという面もあろう。

 今件はあくまでも全体の半数近くを占める「中流階層意識者」によるもの。当然「自分が上流」にあると思う人は「経済的に回復した」と考える人は多く、「自分が下流」と判断している人は「かえって懐周りは悪くなった」と考えている人が多い。これについては、機会を改めて紹介することにしよう。(情報提供:Garbagenews.com)



■反日デモも、中国人「中国にとって日本との友好関係は重要」が7割


反日デモも、中国人「中国にとって日本との友好関係は重要」が7割
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=national_0828_024.shtml
2012/08/28(火) 11:08

2012年8月19日の反日デモに関する調査 第5回

 2012年8月19日に中国各地で行われた反日デモの後に実施された中国でのインターネット調査で、「中国にとって日本との友好関係は重要」か聞いたところ、「非常に重要」が19.7%、「重要」が49.7%となった。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)の問題に絡み、8月19日、2010年の漁船衝突時以来約2年ぶりとなる大規模な反日デモが中国各地で行われた。翌週末の25―26日にかけてもやはり各地でデモが実施されている。

 この調査項目は一連の調査の中でも極力反日デモを連想させない形で聞いた。その結果と、全く同じスペックで行った、2012年7月、2011年6月の各調査結果と比べてみると、「非常に重要」「重要」の数値はある程度減少しており、「あまり重要ではない」「全く重要ではない」がそれぞれ増えた。

 8月19日のデモを基点として、中国消費者の間における日本との友好関係の重要性という考えがある程度悪化している傾向がうかがえる。一方で、「非常に重要」との回答は2割に近く、「重要」に至っては5割に近く、両者の合計で7割近くに達している。

 今回の一連の調査結果をみると、中国消費者の間における日本に対する感情悪化は明らかなものの、一方で、一つの問題の悪化によって、日中友好関係の全局面に影響すると考える中国消費者は限定的だと言えそうだ。

 すでに密接な経済・貿易・人的関係が構築されており、その関係の動向は世界経済を左右するといっても過言ではない日中関係にあって、反日デモなどの映像に見られる中国人の「狂乱」とも言える態度の中にも、一部の中国消費者の間に日中関係全般に対しては冷静さ、理性さは一定程度存在しているとも言える。

 この調査は2012年8月23日から27日にかけて実施、有効回答数は男性1500人、女性1500人。中国における反日デモと、中国国民の日本に対する感情変化や、日本企業の中国ビジネスへの影響などを定量的かつ客観的に図る目的のために行われた。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が企画、設計、実査を担当した。



■反日デモを契機に、中国人の日中関係に対する評価が急激に悪化


反日デモを契機に、中国人の日中関係に対する評価が急激に悪化
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=national_0828_014.shtml
2012/08/28(火) 10:28

2012年8月19日の反日デモに関する調査 第4回

 2012年8月19日に中国各地で行われた反日デモの後に実施された中国でのインターネット調査で、現在の日中関係に関する評価を聞いたところ、「とても良好」が1.5%にとどまり、「まずまず良好」が18.6%となった。「少し悪い」が6割近くに達し、「非常に悪い」が2割を超えた。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)の問題に絡み、8月19日、2010年の漁船衝突時以来約2年ぶりとなる大規模な反日デモが中国各地で行われた。翌週末の25―26日にかけてもやはり各地でデモが実施されている。

 この調査項目は一連の調査の中でも極力反日デモを連想させない形で聞いた。その結果と、全く同じスペックで行った、2012年7月、2011年6月の調査結果と比べてみると、「とても良好」「まずまず良好」の数値が急減しており、「少し悪い」「非常に悪い」が急増している。

 8月19日のデモを基点として、中国消費者の間における日中関係に対する評価が著しく悪化している傾向が明らか。

 この調査は2012年8月23日から27日にかけて実施、有効回答数は男性1500人、女性1500人。中国における反日デモと、中国国民の日本に対する感情変化や、日本企業の中国ビジネスへの影響などを定量的かつ客観的に図る目的のために行われた。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が企画、設計、実査を担当した。



■反日デモ後も、中国人の3割「日本は信頼できる」 高所得者ほど顕著


反日デモ後も、中国人の3割「日本は信頼できる」 高所得者ほど顕著
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=national_0828_027.shtml
2012/08/28(火) 11:30

2012年8月19日の反日デモに関する調査 第6回

 2012年8月19日に中国各地で行われた反日デモの後に実施された中国でのインターネット調査で、「日本は信頼できる国」か聞いたところ、「できる」が30.1%、「できない」が69.9%となった。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)の問題に絡み、8月19日、2010年の漁船衝突時以来約2年ぶりとなる大規模な反日デモが中国各地で行われた。翌週末の25―26日にかけてもやはり各地でデモが実施されている。

 この調査項目は一連の調査の中でも極力反日デモを連想させない形で聞いた。その結果と、全く同じスペックで行った、2012年7月、2011年6月の各調査結果と比べてみると、前2回までは4割を大きく超えていた信頼「できる」が、今回は3割そこそこまで減少している。

 8月19日のデモを基点として、中国消費者の間における日本への信頼感がある程度薄れている傾向がうかがえる。一方で、反日デモ直後においても信頼「できる」との回答が3割に達しているのは、日本に対する信頼感が一定程度存在していることを示す。

 信頼「できる」との回答が多かったのは、広州市に住んでいる中国消費者で、39.1%(デモ前の2012年7月調査では47.6%)に達した。同じく上海市では37.7%(同52.2%)、北京市では35.3%(同52.5%)。収入が多くなればなるほどこの数値は上がっており、個人月収1万元以上の層では45.0%(同57.6%)に達している。

 大都市居住者や所得高水準の層になればなるほど、日本に対する根強い信頼感があることが分かる。

 この調査は2012年8月23日から27日にかけて実施、有効回答数は男性1500人、女性1500人。中国における反日デモと、中国国民の日本に対する感情変化や、日本企業の中国ビジネスへの影響などを定量的かつ客観的に図る目的のために行われた。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が企画、設計、実査を担当した。



■日本大使公用車の国旗もぎとり「ばかげた行為」=中国メディア


日本大使公用車の国旗もぎとり「ばかげた行為」=中国メディア
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=politics_0828_014.shtml
2012/08/28(火) 11:15
       
 中国北京市で27日、丹羽宇一郎日本大使が乗った公用車に挿されていた日本国旗が男によって引き抜かれた問題で、中国メディア・中国網は「犯人」が中国人であるかどうかは定かではないとする一方で「ばかげた行為だ」と評する記事を掲載した。

 記事は、日本メディアが「国旗抜き取り事件」について「中国人の疑いがある」と報じたことを紹介。そのうえで「彼が中国人であったとしても、間違いないのは彼の行動は中国人を代表するものではないということだ」と論じた。

 各国大使の公用車上の国旗はその国に与えられた「外交的権利」であり、その旗を奪う行為は「中国国民のモラルイメージや中国という国のイメージを傷つける」と断じるとともに、「こんなことをしてもっとも得をするのは日本の右翼だ。彼らはこの機に乗じてまた何か仕掛けてくるはずだ」とした。

 開かれたグローバルな時代において、外交の実施者はもはや役人のみにとどまらず、国民1人1人が外交の参加者であると指摘。日本との争いについても「正々堂々とやりあう必要があり、愛国主義や釣魚島(魚釣島の中国名称)問題への不満を示す行為は、理性的で法社会のルールに合致したものでなければならない」と冷静な行動を求めた。

 そして、「われわれが抜かなければならないのは公用車の日本国旗ではなく、あるいくつかの勢力が中国を取り巻く地域で振り回している『見えない旗』なのだ」と呼びかけた。



■波紋呼んだ中国人の「尖閣はやっぱり日本のもの」主張(1)


波紋呼んだ中国人の「尖閣はやっぱり日本のもの」主張(1)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=politics_0828_018.shtml
2012/08/28(火) 13:06
       
 中国の女性企業家、広東捷盈電子科技・取締役副主席の林凡氏が24日、「尖閣諸島は日本のものだ」とツイートした。米国とオランダ、マレーシアとシンガポールの領土争いで国際法廷が示した判決や、中国共産党機関紙である人民日報のかつての「見解」」などを根拠として、現在の中国政府の言い分を否定する見解を示した。

 同ツイートに対しては「激烈な反対意見」とともに、尖閣諸島の領有についての中国共産党・中国政府の主張に改めて不信の念を表明する書き込みも相次いだ。

 林凡氏のツイートとフォローは25日夕方までに、すべて削除された。同ツイートの原文となったと思われるブログは転載が相次いだこともあり、一部ページでは閲覧することができる。同文章には、尖閣諸島の領有権について、他の事例との比較や日中のこれまでの対応の分析を積み重ねて論じている特徴がある。同問題に絡めて過激な行動をする中国人に対する嫌悪感の発露と見られる部分もある。

 以下、ブログ文の全文を日本語訳して掲載する。小見出しと訳注は編者による。

**********

インターネットでは釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)について、多くの意見が寄せられています。「叩く」、「殺す」などと叫ぶ罵声です。それでは、魚釣島の未来はどうなるのでしょう。詳細に分析すると、魚釣島は必然的に日本に属するということが予見できます。

■領土紛争の解決には3つの方法がある
 私たちは、国際的な領土紛争を解決するには、通常、3種の方式があると知っています。(1)交渉で解決、(2)国際法廷に訴える、(3)武力を用いる――です。

 まず、1番目の方法を見てみましょう。交渉による解決です。

 交渉には、双方が相手との間に領土紛争があると確認し、双方が交渉を望むという前提があります。中国側はもちろん、日本と交渉したいと考えるでしょう。

 では、日本側はどうでしょう。日本の外相は9月19日<訳注:何年の発言であるかは不明>、「尖閣諸島は日本の固有の領土だ。いわゆる領土問題は存在しない」と発言しました。相手が領土紛争があるとの基本を承認しないのでは、なにをもって交渉の土台とするのでしょう。さらに、日本側が交渉を望んだとしても、現在の国際政治では、交渉を通じて相手が実効的に占領している領土を取り戻すという考えは、「痴人の夢」とでも言うべきです。

 次に、2番目の方法を見てみましょう。国際法廷に訴えるという方式です。私は、この方法を重点的に論じます

■「古くから中国に属していた」で領有権は決まらない
 中国政府・外交部の報道官は、釣魚島について語る時には「釣魚島は古くから中国に属していた」と言います。日本側の主張は実際のところ一貫しており、「無主地であり、日本が先にこの地に対して有効な統治を行った」です。
 これに対して中国側は「われわれの、かくかくしかじかの古文書には、14××年に、釣魚島についての記録がすでにある。日本人よりも500年も早い」云々です。

 しかし、すでに1925年の米国とオランダの間でパルマス島<訳注:フィリピン・ミンダナオ島とオランダ領東インド(当時)の間にある島>の事案で、国際法廷は「先に発見した者が、主権を有するとはかぎらない」との見解を示しました。「有効な統治があって、(領有権は)成立する」としたのです。たとえば、国旗1本を立てるだけでもよいのです。

■米国・オランダ間で「実効支配」が決め手になった実例
 パルマス島を発見したのはスペイン人で、16世紀のことでした。その後、オランダが統治していました。その後、スペインはパリ条約でフィリピンとその周辺島嶼(とうしょ)を米国に割譲しました。米国は、その島嶼にパルマス島が含まれていると認識したのです。しかし、国際法廷はパルマス島の割譲を認めず、(それまで実効支配をしていた)オランダの領有が続くことになったのです。

 もうひとつ、参考の価値があるのがシンガポールとマレーシアが争ったペドラ・ブランカ島の件です。歴史的要因だけを考慮すれば、ペドラ・ブランカ島は明らかにマレーシア・ジョホール王国にとっての「古来からの神聖なる、分割することができない一部分」でした。

 しかしシンガポール側は1844年に同島に灯台を築き、実効支配を始めました。マレーシア側は長期にわたり、異議を唱えませんでした。マレーシアが1979年に自国地図にペドラ・ブランカ島を入れたことで、両国の争いが発生したのです。

■長期間放置・権利放棄で領有権は相手国のものになる
 国際法廷は最終的に、ペドラ・ブランカ島をシンガポール領と認めました。マレーシアが長期にわたり、(シンガポールの実効支配を)「黙認」していただけでなく、1953年にシンガポール当局がマレーシア当局に対して、「同島の領有権はマレーシアに属していると考えるか」と質問した際に、ジョホール州の代理秘書が書簡で「ジョホール政府はペドラ・ブランカ島に対する領有権を主張したことはない」と回答したことでした。

 したがって、国際法廷は「1844年まで同島がジョホール王国に属していたことは確かだ。ただしその後、マレーシア側の放棄により主権は移動した」と判断したのです。

■火星を地図に描いても、火星は自分のものにならない
 不幸なことに、清朝時期はおそらく「普天の下、王土に非ざる莫く、率土の浜、糞青にあらざる莫し」<訳注:原義は、「あまねく空の下はすべて王(=中国の支配者)の土地、そこにいる人はすべて王の臣」の意。「王臣」をわざと憤青(=怒る青年)と同音の「糞青」に置き換えたと思われる>の伝統思想の影響を受け、自分の目で見えるのだから、われわれの土地だと考え、時おり漁民が立ち寄る以外には、基本的に釣魚島において主権を直接に示す行為をしなかったのしょう。

 明朝期の「籌海図編」や清朝の「大清一統輿図」を持ち出す人もいます。これらで少なくとも、われわれが地図の上で釣魚島を記載していたことは証明できます。

 しかし、地図などというしろものを持ち出しても、「アフリカが入っているから、アフリカはわれわれのものだ」とか、「火星を描いておいたから、火星はわれれものもだ」と言うことはできません。



■【仏国ブログ】フランスと異なる日本のバス「料金から運転手まで」


【仏国ブログ】フランスと異なる日本のバス「料金から運転手まで」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=national_0828_009.shtml
2012/08/28(火) 09:45
       
 フランス人のブログ「Japon vu du chapeau」では、日本を旅行した筆者が日本のバスについて紹介している。

 筆者は、フランスと日本のバスの違いとして、まず料金形態が挙げられると語る。フランスのバスの場合、1時間や1日などの単位の料金形態が主流で、乗車する時に料金を支払う。

 一方、日本のバスの場合、電光掲示板のようなものに料金が表示され、乗車距離に応じて料金を支払うと説明。このため、乗車時に料金を払うフランスとは異なり、乗車時にはバスの後方にある乗車口を利用し、数字が印刷されたチケットを取る。そして降車時にはバスの運転手の隣にある機械で精算。定期券やプリペイドカード、現金での精算が可能と記している。

 しかし、京都など外国人も多く訪れる観光地では、フランス同様1日乗車券も販売されており、バスで市内を観光しやすい配慮がなされていることを伝えている。

 また、日本のバス運転手のマナーは、フランスの運転手とは異なるようだ。明るい色のシャツに、黒などのズボン、また手袋もしていると述べている。フランス人の筆者にとって、フォーマルに見える姿だが、運転開始時だけでなく、勤務中はずっとこの服装であり、また発車や停止時には手でサインをしたり、ほかのバスとすれ違った場合にはあいさつをしたりと、フランスの運転手よりもかなり規律正しいとの印象を伝えている。

 さらに、日本のバス停では、乗車予定のバスが2~3停留所前に到達すると、どの停留所にいるかが表示されるものもあると紹介している。

 フランスでも広く利用されている公共バスだが、日本のバスはフランスとはさまざまな面で異なっており、筆者がその違いに関心を抱いている様子がうかがえる。



■【米国ブログ】浜離宮を散策「日本の情緒が感じられる美しい庭園」


【米国ブログ】浜離宮を散策「日本の情緒が感じられる美しい庭園」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=national_0828_019.shtml
2012/08/28(火) 10:43
       
 旅行に関する情報を発信する米国のブログ「accidentaltravelwriter」では、東京・汐留(しおどめ)にある浜離宮を訪れた米国人男性が、庭園について紹介している。

 浜離宮は、江戸時代に徳川家の別邸として建てられ、現在は都立公園として一般に公開されている。筆者は、浜離宮庭園が眺められるホテルに宿泊していたため、ホテルから見下ろした庭園の美しさに心を奪われたという。

 1日フリーの日があり、浜離宮庭園を訪ねる観光ツアーに参加することに決めたという。ホテルから庭園まで歩いていったところ、堀に囲まれていると気付いたので、早速園内の池をボートに乗って散策してみたとつづっている。ボートからの景色もまた美しく感動したと述べている。

 もっとも興味深かったのは潮入りの池だという。潮入りの池は、東京湾から海水を取り入れ、潮の満ち引きで景色の変化を楽しめると伝えている。そのほか、日本の伝統的な茶室が池の真ん中の島にあり、休憩所になっており、美しいたたずまいが日本の情緒を感じさせると高く評価している。

 また、花畑も野原に咲くような花が咲き乱れ、背景の高層ビルとのコントラストが面白く、都会にいることを忘れさせてくれたという。庭園内には松やケヤキなど大木が残っており、歴史が感じられたとし、三百年の松という巨大な松が特に圧巻で一見の価値があると勧めている。

 日本に滞在中にもう1日、自由行動の日があれば、再度訪問してみたいと思うほど素晴らしい庭だったと締めくくっている。



■【中国BBS】中国人が日本人に対して抱いているイメージとは?


【中国BBS】中国人が日本人に対して抱いているイメージとは?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=national_0828_023.shtml
2012/08/28(火) 11:05
       
 中国大手検索サイト百度の掲示板に「中国人が日本人に対して抱いているイメージとは?」というスレッドが立てられ、さまざまな回答が寄せられた。

 「礼儀正しさ」を挙げるユーザーは非常に多く、次のようなコメントがあった。

・「礼儀正しく民度が高い。しかしストレスが大きく自分の意見を言わない」
・「向上心があり、開拓精神がある。礼儀正しくて秩序がある。人の気持ちを察することに長けている」
・「とても礼儀正しいが、機転がきかない。弱い者いじめが好き」

 しかし「礼儀正しさが過ぎる」という意見も少なくなく、過度な礼儀正しさはわざとらしくて偽善的な感じがするという意見や、表面的には友好的だが内心は非常に悪くて嫉妬心が強い、という意見もあった。マイナスのイメージとしては、変態、スケベ、自殺が多い、などの意見が多かった。

 日本ではアダルトビデオをはじめとする性風俗産業が発達しているが、中国では基本的に性風俗産業はご法度であるため、日本のその発達ぶりについて「日本人はスケベで変態だ」と思う中国人は多いようだ。



■【中国BBS】中国人女性と日本人女性の考え方の違いとは?


【中国BBS】中国人女性と日本人女性の考え方の違いとは?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0828&f=national_0828_029.shtml
2012/08/28(火) 12:27
       
 中国大手検索サイト百度の掲示板に「中国人女性と日本人女性の考え方の違いとは?」というスレッドが立てられ、さまざまな回答が寄せられた。

 中国では「日本人女性はやさしく、淑やか」というイメージがあり、大変人気が高い。アメリカ人の給料をもらい、イギリス式の家に住み、中国人のコックを雇い、日本人を妻として娶ることが理想だという言葉も広く知られている。

 中国ではデート時の支払いはすべて男性が持つのが当然という雰囲気があるが、この点が日本人女性の考えと大きく違うという意見が多く寄せられた。

・「一般的にプライバシーを尊重することと、デートでは割り勘にするということだろう」
・「デートの時に割り勘というのは大きな違いだ。中国の女性は男が金を払うのは当然と思っているところがあり、感謝の気持ちがない」
・「割り勘というのは確かに考えさせられることだ。中国の女性には拝金主義が多すぎる」

 日本人女性の特徴として挙げられた意見は、中国より開放的で理性的、善良で優しい、家を切り盛りする、分別があるなどだった。



竹島問題で「韓国許せない」 韓流ファンの半数近くが女性誌に回答


竹島問題で「韓国許せない」 韓流ファンの半数近くが女性誌に回答
http://www.j-cast.com/2012/08/26144003.html?p=all
2012/8/26 18:40  J-CASTニュース


韓国の李明博大統領の竹島上陸や天皇陛下への謝罪要求発言などから、日本の韓流ファンのあいだでも「反韓感情」がジワジワ高まっているようだ。

女性セブン(2012年9月6日号)は、韓流ファンの20~60歳代の女性100人に緊急アンケートを実施。いまどんな気持ちで竹島問題を見つめているのか、聞いた。


■20~30歳代中心に「ファンやめる」

「竹島問題のニュースを見てどう感じましたか」の問いには、韓流ファンでも半数近くの47%が「韓国のことを許せない」と回答した。年齢別では50歳代以上がやや多かった。また、「興味がない」と答えた女性も20~30歳代を中心に20%いた。

一方で、韓国側の行動が「理解はできる」と答えた人は12%、「韓国を応援したい」は3%だった。

「これまで竹島問題に関心がありましたか」の問いには、「興味深くニュースを見てきた」が53%。「あまり関心はなかった」は43%。「知らなかった」人は2%だった。なかには、韓流ファンになったことをきっかけに関心をもった女性もいたという。

20歳代、30歳代を中心に、10%が「もう韓流ファンをやめようと思う」とも回答した。

ただ、「日本でも反韓感情が高まりつつありますが、韓流ファンであることについてどう感じますか」との問いには、「政治と芸能は別だと思うのでファンはやめない」が71%を占め、「むしろ架け橋となるため一層応援していきたい」との答えも12%あった。

韓流ファンに対し、J-CASTニュースが独自取材すると、女性セブンのアンケートでわかったような意識が垣間見られた。


■韓流めぐって、夫婦間にも溝が…

娘とともに東方神起のファンというある主婦は、「気持ちは複雑」と明かす。

竹島問題が起こっても、東方神起は好きな気持ちは変わらない、とこの主婦は言う。8月25日には、エイベックスグループが開催した野外ライブ「a-nation」を、娘と2人で楽しんできた。

とはいえ、李明博大統領が天皇陛下への謝罪要求をしたことや野田首相の親書を受け取らなかったことについて、「一国の大統領とは思えないし、あんなことがあったら、少なくとも(韓国へ出かけて)おカネを落とそうとは思わなくなった」と話す。

また、今回の竹島問題をきっかけに、夫が韓流に苦言を漏らすようになったという別の40歳代の主婦もいた。

近所の主婦仲間とK‐POPミュージシャンのライブを見に出かけたり、2~3回は韓国に行ってエステにはまったりしていたが、これまで黙認していた夫が急に口うるさくなったという。

国内でも、韓国料理や韓流グッズの店が立ち並ぶ新大久保界隈で「反韓デモ」が起こるような事態になった。こうしたことを受けて、夫から「どういう状況かわかっているんだろうな。いい加減にしておけ」とクギを刺されたというのだ。

この主婦は、「いままで黙認してくれていただけなのはわかっていましたし、心配してくれて言っているのはわかりますが…」と悩みを打ち明け、夫婦間にも溝が生じていると話した。

       ◇

韓流ファン 竹島問題で「韓国応援する」3%「ファンやめる」10%
http://www.news-postseven.com/archives/20120825_138972.html

 2004年にNHK・BSで放送された『冬のソナタ』をきっかけに、一気に広がった韓流ブーム。その後、韓国ドラマが日本のテレビで相次いで放送されるようになり、音楽の世界では、東方神起をはじめとするK-POPミュージシャンが多くの日本人を虜にした。KARAや少女時代など女性グループの人気も高い。  韓流ファンは、いまどんな気持ちで竹島問題を見つめているのだろう。女性セブンは、韓流ファンの20~60代女性100人に緊急アンケートを実施した。

「竹島問題のニュースを見てどう感じましたか?」の問いには、47%が「韓国のことを許せない」と回答、「興味がない」は20%。そして、韓国側の行動が「理解はできる」と答えた人は12%、「韓国を応援したい」が3%という結果に。

 韓流ファンでも半数近くが「許せない」と回答、年齢別では50代以上がやや多かった。一方、「興味がない」と答えた人は20、30代が多かった。

「これまで竹島問題に関心がありましたか?」の問いには、53%が「興味深くニュースを見てきた」。「あまり関心はなかった」は43%。「知らなかった」人は2%。

 この問題については、韓流をきっかけに関心を持った人もいた。一方、「あまり関心がない」も半数近くで、ファンの中でも意見はまっぷたつに分かれた。

「日本でも反韓感情が高まりつつありますが、韓流ファンであることについてどう感じますか?」には「政治と芸能は別だと思うのでファンはやめない」が71%。「むしろ架け橋となるため一層応援していきたい」が12%。その一方、10%(特に20、30代中心)が「もう韓流ファンをやめようと思う」と回答した。

※女性セブン2012年9月6日号




■携帯電話はぜいたく品?―米国でホームレスのつぶやきが急増


携帯電話はぜいたく品?―米国でホームレスのつぶやきが急増 【肥田美佐子のNYリポート】
http://jp.wsj.com/US/Economy/node_501515
2012年 8月 27日  18:27 JST ウォールストリートジャーナル

 昨年、全世界で59億台に達した携帯電話。総人口は70億人強だから、ほぼ1人に1台出回っている計算だ。もはや現代人の必須ガジェットだが、今やホームレスの人たちにとっても、「ライフライン(生命線)」になりつつある。

 フードスタンプ(連邦政府による低所得者層向けの食料配給カード)などの受給申請をはじめ、フェイスブックやツイッターで、家族と連絡を取り合ったり、安全な寝場所やおいしいスープキッチン(炊き出し所)に関する情報を仲間同士でシェアしたりするのだ。

 「寂しい」とつぶやき、見知らぬ人になぐさめられることで、人の優しさに触れ、他人への信頼を取り戻す人もいる。

 特にホームレスの若者には、3度の食事と同じくらい重要になっている。昨年12月に発表された南カリフォルニア大学の研究結果によると、十代のホームレス人口の62%が携帯電話を持っているという。

 また、その半数以上が、ホームレスでない友達と関係を保ち、両親とやり取りする若者も4割を超える。就活で、企業などと連絡を取り合う人も36%に上る。日本でも、ネットカフェや野宿でしのぐ若者が、携帯電話に日雇いアルバイトのメールが入ると飛んでいく、という話を耳にする。

 研究を行ったエリック・ライス助教の過去の調査では、住み家を持たない十代の若者の85%が、携帯電話や図書館などの共用コンピューターでインターネットにアクセスしていることも分かっている。

 確かに「ウォール街を占拠せよ」デモの取材でも、連夜、野宿をしたり、仲間の家を泊まり歩いたりしている無職の若者が肌身離さず携帯電話を持っていて、「用があるときは『テキスト(ショートメッセージ)』してくれ」と、番号を教えてくれることも多い。

 州によっては、ホームレス人口の大半を、親類の家やシェルターを転々とする家族持ちが占める場合もある。そうしたファミリーにとって、児童向け公共無料食事サービスの配給場所などをつかむためにも、携帯電話は欠かせない。

 ニューヨーク市でも、6月終わりから、18歳以下の子供たちを対象に、公立校や公園で、朝食とランチの無料配給サービスが始まった。市のホットラインに電話するか、指定の番号に「NYCMeals」(ニューヨークシティー・ミールズ)とショートメッセージを流せば、どの公立校や公園で支給されるかが分かる。

 だが、生活保護を受けている人たちが携帯電話を持つことに対し、保守派からは辛らつな批判の声も聞かれる。

 3年余り前、ミシェル・オバマ米大統領夫人が首都ワシントンのホームレスシェルターを訪れ、食事の手伝いをしたときのことだ。若いホームレス男性が、エプロン姿のミシェル夫人に携帯電話を向け、夫人がおどけたところをパチリ、としたのだが、保守派の急先鋒として知られるラジオのトークショーホスト、ラッシュ・リンボー氏は、番組のなかで、「これが『福祉大国』の姿だ」と、弱者にやさしいオバマ政権を痛烈に皮肉った。

 というのも、米国では、「ライフライン」と呼ばれる低所得層向けの連邦政府プログラムの下で、フードスタンプや女性・児童向け栄養強化計画(WIC)などの受給者に、無料通話付きの携帯電話が支給されるからだ。

 米オンラインニュースサイト「ブライトバート」によると、1980年代半ばに誕生した同プログラムは、当初、へき地や低所得層の電話代を補助するものだった。だが2009年、オバマ政権の下で、ディスカウントの携帯電話サービスも始まり、フードスタンプ受給者などは、無料で新しい携帯電話を使えるようになったという。

 07年以来、フードスタンプ受給者自体が74%急増して4600万人に膨れ上がり、10年には、連邦政府に納められた全法人税の3割以上がフードスタンプに消え、米国が「フードスタンプ国家」(ロイター通信)となった今、ライフラインプログラムの利用者も、それに比例して増加。05年の690万人から09年には860万人に増えた。

 昨年、米連邦通信委員会(FCC)が発表した報告書によると、11年からの3年間で、同プログラムのコストは57%増加し、14年には33億ドルに達する見込みだという。

 保守派が特に問題視するのが、1人で複数台申請するといった不正受給だ。ニューヨーク州でも、11年にはひとケタ台に下がったものの、07年には、無資格者受給率が15%を記録。07年当時、南部アリゾナ州では、不正受給が約半数に達していた(11年には9%に激減)。

 とはいえ、ホームレスの人たちにとって、携帯電話は、実利的な恩恵はもちろん、通話やソーシャルメディアを通じて社会との接点を保ち、声なき声を届けるための、かけがえのないツールだ。

 米科学系オンラインニュースサイト「ユーレカアラート!」(8月17日付)によると、オハイオ州デートン大学の調査で、ソーシャルメディアが、ホームレスの人々に平等な機会とコミュニティーへの帰属意識を提供する貴重な場になっていることが分かった。何日お風呂に入っていなくても、定住場所がなくても、バーチャルな空間では平等に扱ってもらえるからだ。

 12年現在、3262人のホームレス人口(地上1628人、地下鉄構内1634人)を抱えるニューヨーク市でも、住み家のない人たちに無料通話込み携帯電話を期限付きで支給する動きなどが出てきた。

 昨年、有志によるホームレス支援プロジェクト「アンダーハード・イン・ニューヨーク」の下で、1カ月分のショートメッセージ無制限サービス付きのプリペイド携帯電話を4人のホームレス男性に支給したところ、ツイッター上で若いニューヨーカーなどとつぶやき合い、就職の面接のチャンスまで手にした人がいたという。

 ネットにアクセスするために、図書館まで2時間半歩いて通っていた男性は、寝場所近くにある会社のオフィスの一角を提供され、コンピューターまで使わせてもらえることになった。ツイッター上で、オファーを受ける気があるかどうか尋ねられたホームレス男性は、「えー、何て答えたらいいか分からないよ!」と、照れながらつぶやいた。

 ちなみに今年、ニューヨーク市全体では、ホームレス人口が昨年の23%増を記録し、ブルックリンやブロンクスでは約50%もはね上がった。全米の大都市の多くに逆行し、ニューヨーク市では、住宅ローンの債務不履行率が依然として上がり続け、フォークロージャー(住居差し押さえ)も増えている。

 携帯電話がぜいたく品かどうか――。もはや、そんな議論をしている余裕はなさそうだ。



■相続増税で高齢者は貯蓄から消費


相続増税で高齢者は貯蓄から消費
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/13598/?mod=JRTAdBlock2
2012/8/24 20:18 JAPAN REAL TIME ウォールストリートジャーナル

消費税の引き上げが決まり、次は所得税や相続税の増税に焦点が移りそうだ。今後の相続税に関する議論の行方によっては高齢者の消費動向が影響を受ける可能性がある。

3世代旅行は形を変えた生前贈与か。

民主党の税制調査会が21日、来年度の税制改正に向けた議論を始めた。所得税と相続税の引き上げもテーマとなる見通し。個人消費の中核である高齢者層に消費性向が高い団塊の世代が加わり、増税路線によって消費動向にどのような影響を与えるか注目される。

相続税の改正は、2015年から基礎控除(税がかからない遺産額)を引き下げて課税される人を増やしたり、最高税率を50%から55%に上げたりする案だった。しかし、6月に民主、自民、公明3党で消費増税法案に合意した際、相続増税は法案から削られ、来年度の税制改正で議論することになった。

7月10日に発表された日銀レビュー「最近の高齢者の消費動向について」によると、2000 年代の消費性向上昇のおよそ半分は高齢者数の増加が原因という。みずほ総研エコノミストの大和香織氏は、相続税増税を受け、マクロ経済に影響を与えるほどではないものの「高齢者は貯蓄よりも消費に向かう」との見方を示す。

野村総合研究所(NRI)が全国の40-79歳の男女を対象に「相続に関する実態調査アンケート」を昨年7月に実施したところ、自分の資産の相続に関し遺言などを準備したり、生前贈与を考えたりしている人は依然として少数にとどまった。ただ、生前贈与を行った経験のある人のうち15%が増税路線により生前贈与などを考えるきっかけになったと回答したという。

高齢者の消費で典型的なのが旅行だ。実際、大手旅行会社に聞いてみると、親・子・孫にわたる3世代旅行に関し「シニア層は積極的」と高齢者による費用負担も多いと指摘する。旅行などが形を変えた生前贈与だとすれば、増税対策はすでに始まっているのかもしれない。



■アイフォーンとアイパッドを使いこなすために知っておきたい10のこと


アイフォーンとアイパッドを使いこなすために知っておきたい10のこと
http://jp.wsj.com/IT/node_499448?mod=MostPopularBlock
2012年 8月 23日  19:10 JST ウォールストリートジャーナル

 それは毎日、片時も離れることがない。ときどき忘れがちな小さなこと、例えば友人の誕生日に電話をするとかクリーニングを取りに行くといったことを思い出させてくれる。隣で眠り、一緒に休み、一緒に働く。ときには言葉を返してくれることもある。だが、「iPhone(アイフォーン)」について実際にどれだけのことを知っているだろうか。

 友人や家族がアイフォーンや「iPad(アイパッド)」を使う姿を数カ月見てきて、筆者は多くの人がたくさんの機能を見過ごしていることに気づいた。そこで、おそらくあまり知られていないアイフォーンとアイパッドができる10のことを伝授しようと思う。凝り性の人はほとんどを知っているだろうが、典型的なユーザーはあまり知らないことだ。(訳注:以下は英語圏で販売されている機種の場合であり、日本で販売されているものには対応していないこともある)

1、アプリにはダイレクトにアクセス可能

 典型的なユーザーのアイフォーン画面にはポップアップの通知が表示されることだろう。例えばフェイスブックからのお知らせやショート・メッセージ・サービス(SMS)の受信を知らせる機能だ。これらを読むために、わざわざロックをスライドさせて解除し、アプリを起動する必要はない。4桁のセキュリティーコードでロックされていない限り、通知の上で指を左から右へスライドさせればアプリが起動する。

2、スクロールアップはタップするだけ

 ページのトップへ戻るために人差し指でスクロールし続ける必要はない。人差し指も休みが必要だ。アイフォーンとアイパッドの画面上端にある、時刻とバッテリー残量が表示されているステータスバーを一度タップすれば一気にトップへ戻ることができる。ウェブサイトや電子メール、連絡先といったアプリでも同様だ。

3、キーボードショートカット 

 ガラス製のキーボードをタップするのには欠点があるが、ショートカット機能を使えば楽にできることもある。メールの「Compose new message」ボタンに触ってホールド(長押し)すると、保存した下書きが自動的に表示される。数字を入力する際は、文字から数字へ、数字から文字へとキーボードを変えるより、「123」キーを長押しし、表示したい数字へとドラッグすればよい。数字から指を離すとまた文字のキーボードが現れる。

 メールアドレスを入力するときには、ピリオドキーを長押しすれば、各種ドメインの最後の部分が表示される。閲覧ブラウザーにウェブアドレスを入力する際は、「.com」キーをホールドすると、URLの最後の部分、例えば「.org」や「.edu」といった選択肢が表示される。

 アイパッドのスクリーン上のキーボードは左右2つに分けることができる。そうすればアイパッドを持ったまま両手の親指で入力できる。知られていないかもしれないが、これは初期設定では「オン」になっている。通常の画面キーボードを使用している際、キーボードの中央を両手の親指で左右にスライドすれば2つに分かれる。もしくは画面の右下隅にあるキーボードのアイコンをホールドし、「Split」を選べばよい。「Undock」ボタンも同時に現れるが、これはキーボードを上下に動かすものだ。

4、アプリからアプリへジャンプ

 スクリーンの下のホームボタンを2回タップするとアプリが並んだポップアップトレーが表示されるので、左へ指をスライドし、お目当てのアプリを選べばホームスクリーンに戻ることなく、アプリからアプリへジャンプできる。


5、スクリーンショットの撮り方

 ホームボタンと上部右上にあるオン/オフボタンを同時に押すと画面のショットが撮れる。カメラのシャッター音と同じ音が鳴る。撮影されたイメージはカメラロールに保存される。

6、アプリの検索法

 アプリを早く見つけたいときはホームスクリーンに指をのせ左から右へスライドさせる。検索ボックスが表示されるのでアプリの名前を入れればよい。連絡先や電子メール、カレンダー、SMSなどほかのものにも使える。

7、ウェブサイトをもっと簡単に読む

 ウェブページのトップにあるURLバーの「リーダー」ボタンをタップすると、より明瞭なテキスト版に変換されたページを読むことができる。もっといいのは、このテキスト版は広告を表示しないことだ。ただし、すべてのウェブサイトが対応しているわけではない。アイパッドでも同様のことが可能。

8、より賢いカメラ(アイフォーンのみ)

 アイフォーンに実物のシャッターボタンがあればいいのに、と思ったことはないだろうか。実はすでにある。ボリュームアップ(+)ボタンはカメラを起動している際にはシャッターボタンになる。

 また他人にアイフォーンで写真を撮ってもらう際には、スクリーンをロックすることを忘れてはいけない。ホームスクリーンの右下端にあるカメラアイコンに指をのせ上にスライドすると、スクリーンのロックを解除せずにカメラを起動させることができる。

9、デジタル・ピクチャー・フレーム(アイパッドのみ)

 アイパッドをデジタル・ピクチャー・フレームとして利用することができる。「ロック解除」バーの右にあるピクチャーフレームのアイコンをタップすればよい。アイパッドをテーブルに立て、このアイコンをタップすれば、アイパッドがスライドショーを始めてくれる。

10、ミュートとスクリーンロック(アイパッドのみ)

 アイパッドの右サイドにある画面ロック用のボタンは、ミュートボタンにもなる。頻繁にアイパッドをミュートにするユーザーには便利だ。初期設定はロック用になっているが、変更が可能だ。さらに、ホームをダブルタップすることで(あるいは4本の指で画面を下から上へとスライドすることで)表示したマルチタスクバーの上で指を左から右にスライドさせ、ミュートボタンを探すこともできる。ボリュームや画面の明るさといったボタンも、同じ方法で見つかる。

詳細はアップルのサイトで確認を(Apple.com/iphone/tips)。
記者: Katherine Boehret



■アップルの勝利でパワーバランスに変化も


アップルの勝利でパワーバランスに変化も
http://jp.wsj.com/Business-Companies/Technology/node_501517?mod=WSJ3items
2012年 8月 27日  18:32 JST ウォールストリートジャーナル

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)】特許侵害を巡る訴訟で米アップルが韓国のサムスン電子に圧勝したことは、携帯電話業界でのアップルの支配的地位を揺るぎないものにさせた。また通信業者や米グーグルにとっては、製品計画と戦略の見直しを強いられる可能性がある。

 陪審員や法律の専門家らへの取材を通して明らかになったことは、24日の陪審団の評決はサムスンにアップルへ10億5000万ドル(約827億円)の賠償金を支払うよう求める以上の意味をもたらしたということだ。

 9人の陪審団による評決は、企業が電子機器の基本的なデザイン要素を取り入れる際には、特にそれらが機器の見た目と感触に影響する場合は、これまで以上に注意深く取り組む必要があるとのサインを送ることになった。

 評決後の27日、韓国の株式市場でサムスン株は6.8%下げて始まった。

 アップルが次のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「iPhone(アイフォーン)」を発表する数週間前のタイミングで出された評決は、アップルの市場での支配力とすでに戦っている通信業者との問題をさらに複雑化させる可能性がある。2007年以降、アップルはアイフォーン関連事業から1560億ドルを超える売り上げを計上し、現在は時価総額で世界最大の企業となった。

 特許専門の弁護士らは、陪審団の評決がすでに殺到しているテクノロジー分野での特許申請をさらに加速させ、あらたな訴訟の素地を作ることになった可能性があると指摘する。裁判所を舞台にした戦争はスマホやタブレット端末のメーカーにとってコスト高につながり、市場に投入される製品の減少、ひいては価格の上昇を招くことになる、と一部弁護士や市場ウォッチャーらは指摘する。

 自社製品の形やスタイルを守るため、アップルの司法システムを利用した自己防衛法に倣う企業は増える可能性がある、と弁護士事務所ケイ・スカラーLLPで知的財産関連を担当する弁護士、アラン・フィッシュ氏は指摘する。

 サムスンだけではなく、グーグル――とグーグルの基本システム(OS)「アンドロイド」を搭載するほかのスマホのメーカー――は特許の衝突を避けるためにスマホの機能を手放すか、または変更することを、自ら選択するかもしくは強いられることになりそうだ。

 開発者の一部からは、評決がアンドロイド用ソフトウエア制作のコストを押し上げる可能性があるとの声も聞かれる。「(アンドロイド)システム用に作ったものを変更しなければならないかもしれない」と話すのは、新規事業投資家で自身も起業家であり、個人金融関連アプリメーカーを率いるハワード・リンドゾン氏だ。


スマホの世界シェアの変遷

 しかし一部弁護士も同じくらい声高に、エレクトロニクス関連の製造業者が一層多くのオリジナル製品を発案することが可能だと説く。アップルだけが革新的なデザインを思いつく会社であるわけではなく、裁判所での勝利が競合他社のイノベーションを一層鼓舞する可能性があるからだ。

 市場調査会社のIDCによると、アンドロイドを搭載したスマホの出荷量で見た第2四半期の市場に占める割合は68%で、アイフォーンは17%だった。大企業の複数の幹部は、今回の評決がこの流れを変える可能性は低いとみている。

 アップルは、グーグルを訴えないことに決めたが、理由は明らかにしていない。だが特許専門の弁護士らはハードウエアを消費者に販売するサムスンのような企業に金銭的打撃を与えるほうが容易だとしている。収益のほとんどをオンライン広告から得ているグーグルは、スマホやタブレット端末メーカーに対しソフトウエアの使用料を課してはいない。

 グーグルの広報担当者は文書のなかで、今回のケースで侵害があったとされたほとんど特許権は「アンドロイドの中核となるオペレーティング・システムに関係がない」としている。

 同広報担当者はさらに「モバイル産業は展開が早く、新参者を含むすべてのプレーヤーは数十年来存在し続けているアイデアを形にしている」と述べている。

 すでに多額の販売奨励金をアップルに支払っている携帯電話事業者は今回の裁判により携帯機器の販売差し止めや、特許に関連するイノベーションの使用禁止などがあった場合のことを懸念していた。

 24日の評決以降、これらの業者は沈黙している。しかし通信業者はこれまで、アイフォーンとの取引でより強い影響力を発揮できるよう、アイフォーンの競合他社の発展に寄与してきた。

 米携帯電話大手ベライゾン・ワイヤレスは、ライバルのAT&Tがアイフォーンと独占契約を結んでいたため、グーグルと密接な関係を築き、多くをアンドロイド搭載の携帯電話に頼っていた。AT&Tは今、米マイクロソフトのOSを搭載するフィンランド・ノキアの携帯電話を展開している。

 ベライゾンの弁護士らはこれまで特許問題に関しては特に声高に主張してきた。長引く法的闘争は市場に出回るスマホの数を削減し、消費者に打撃を与えるというのがその理由だ。ベライゾンはコメントを控えた。

 サムスンにとっては短期的な雨雲がかかることになった。特許侵害に関わる賠償金額として史上最高規模の1つとなった賠償額が科せられたことに加え、陪審団は意図的な特許の侵害が5件あったとしているため、賠償額がこの3倍になる可能性があるからだ。

 一方、アップルは27日までに販売の仮差し止めを要求するサムスンの機種を特定する予定だ。販売の差し止めを要求する機種は最新型ではないが、同じ連邦地裁でアップルはサムスンに対して、今回の裁判より最新の技術についても訴えを起こしている。これは、ほかの国や地域で係争中のアップルの訴えでも同様だ。

 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は評決後、従業員に宛てたメールのなかで、「裁判中に提示された証拠の山は、サムスンの模倣行為はわれわれが知っているよりもずっと根が深かったことを示した」としている。

 サムスンの訴えはすべて退けられた。サムスンは判決後の異議申し立てを行う構えで、必要であれば控訴も辞さない意向だ。

記者: Jessica E. Vascellaro、Don Clark



■LCC好調の陰に地方空港のセールス展開


LCC好調の陰に地方空港のセールス展開
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/13621/?mod=Center_jrt
2012/8/27 19:19JAPAN REAL TIME ウォールストリートジャーナル

格安航空会社(LCC)の利用がすそ野を広げているのに合わせ、地方の空港が生き残りをかけ、航空各社へのセールス攻勢を強めている。

LCCは低価格運賃が消費者に受け、この夏の旅行シーズンは順調な成績を上げている。産経新聞によると、8月10~19日のお盆休み期間中にピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパンのLCC3社を利用した人は8万2503人。搭乗率は90%前後で、70%台だった日航や全日空を上回ったという。

LCC各社はさらに新規路線の拡充などで一段の需要喚起に乗り出す。エアアジアは中部空港や北九州空港といった地方空港での発着を検討しているという。

業績好調の背景には、地方の空港による航空会社へのセールス展開が見逃せない。各地の空港は、これまでの陳情攻勢から、コスト削減効果など具体的な数字を挙げながら誘致する「提案営業」に変化してきている。

LCCが就航する空港には観光資源を持つ地方の玄関口としての役割を担うタイプと、都市部のターミナルの代替空港となるタイプがある。後者の成功例が、東京に比較的近い茨城空港だ。茨城空港の場合、現在、札幌、神戸、那覇の国内3路線のほか、上海の海外1路線が就航している。

茨城県によると、リーマン・ショックなどによる景気不振を背景に航空各社が地方路線の整理に乗り出したことから、茨城空港では当時台頭し始めたLCCにも対応できるよう乗客の乗降にボーディング・ブリッジではなくタラップを使うなど経費のかからない効率的な施設を設置した。同空港から東京駅までのバスによるアクセスは、茨城県の支援を受け、片道500円(茨城空港発着の航空便利用者のみ)に押さえることができた。

同時に、中国・春秋航空など中国、韓国、台湾の東アジアの航空会社に対し積極的なセールス活動を展開し、現在は関東圏におけるLCCの重要拠点となっている。

野村総研の副主任コンサルタント、新谷幸太郎氏は「空港は航空会社の路線ネットワーク戦略や就航検討プロセスについて適切な対応をしなければ、新規就航の実現は難しい」とし、関空や中部、静岡といった空港が誘致に積極的と指摘する。



■米干魃 低水位で船舶座礁 ミシシッピ川、先週は100隻以上


米干魃 低水位で船舶座礁 ミシシッピ川、先週は100隻以上
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120828/cpd1208280505012-n1.htm
2012.8.28 05:00  

 米最大の河川、ミシシッピ川で先週、干魃(かんばつ)の影響で100隻以上の船舶がミシシッピ州グリーンビル港近辺で座礁し停止した。1年前には洪水に見舞われた同川だが、現在は水位が低すぎるため一部が閉鎖されている。船舶が浅瀬に乗り上げて運航が遮られ、はしけは積み荷を減らして航行しなければならない状態だ。

 北米ではカナダから米テキサス州にかけての地域が干魃に見舞われ、穀物の生育に被害が出ている。米河川輸送財団によると、今回は1988年の干魃に匹敵する可能性があるという。同年には輸送業者の被害額は10億ドル(現在のレートで約790億円)に上り、ミシシッピ川の水位は近代史上最低の水準まで低下した。

 河川輸送財団によると、内陸水路の輸送量は、2010年に5億6600万トン、1800億ドル相当に上り、米国の穀物輸出の60%、国内の石油輸送の22%、発電用石炭輸送の20%を占めた。今回、河川での輸送に支障が出ているため、運賃は上昇しているという。

 米陸軍工兵隊ミシシッピバレー師団の司令官でミシシッピ川委員会の委員長を務めるピーボディー氏(54)は「航路を開放しておかなければならない。米中心部につながる航路だ」と危機感をあらわにした。(ブルームバーグ Brian K. Sullivan)



■大事故の“死者”、なぜ37人止まりなの?…中国で疑問の声


大事故の“死者”、なぜ37人止まりなの?…中国で疑問の声
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0827&f=national_0827_059.shtml
2012/08/27(月) 17:36
       
 陜西省延安市で26日午前2時ごろ、夜行寝台バスとタンクローリーが衝突し、バス乗客35人と運転士1人の計36人が死亡した。同事故を受け改めて、中国では「大事故で発生した死者の数はなぜ、当初発表が36、37人なのか」と疑問の声が出た。

 26日の事故では、◆タンクローリーが積んでいた可燃性のメタノールが燃え、バスにもすぐに火が回った◆バスがタンクローリーに追突したため、車体の変形で前部のドアが使えなくなった◆ほとんどの乗客が熟睡しており、窓開かない構造だったことも、脱出を遅らせた――などの原因が重なり、犠牲者が増えたと考えられている。バスは定員通りの乗客39人を乗せていた。

 同事故の死者が36人と発表されたことで、中国では「大事故で発生した死者の数はなぜ、36、37人なのか」との疑問の声が出た。

 インターネットでは、ユーザーが過去のさまざまの事例を挙げられた。例えば、5月10日に甘粛省で発生した土石流では当初、死者が37人と発表されたという。ただし、5月14日までには死者が45人、行方不明が14人と伝えられた。

 ただし、当初は死者が36、37人とされた事故でも、その後に判明した死者が追加される場合が多い。

 人民日報は、「事故の分類において、死者数の36、37は特別な数字手はない」と紹介した。2007年に発表された「生産安全事故報告と調査処理条例」では、特別重大事故を「死者30人以上、または重傷者100人以上、または直接の経済損失が1億元(約12億4250万円)の事故」と定めている。重大事故は「死者10人以上30人未満、または重傷者が50人以上100人未満、または直接の経済損失が5000万元以上1億元未満」などと定めている。

 そのため、死者が30人以上の死亡事故はすべて「特別重大事故」として扱われ、死者数の36、37人は特別な意味を持たないという。



2012年8月27日月曜日

■【コラム】 大量の発がん性物質を含む「下水油」、訪中時には気をつけよう


【コラム】 大量の発がん性物質を含む「下水油」、訪中時には気をつけよう
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0827&f=column_0827_043.shtml
2012/08/27(月) 17:32

 排水溝や下水溝に溜まった油をろ過・精製し、違法な食用油として流通する「下水油」が中国で社会問題となっている。警察当局によると、中国人が外食で口にする10回の食事のうち1回は下水油を使った食事の可能性があるという。

 ありとあらゆるものの偽物が流通する中国だが、もっとも深刻な社会問題となっているのが「下水油」問題だ。食用油は使用とともに劣化するが、下水油はその名のとおり、一度廃棄された油を「再利用」しただけのもので、大量の発がん性物質などが含まれていることが確認されている。

 中国政府は下水油の製造・流通を禁じているが、コスト削減のために下水油を使用するレストランはあとを絶たず、また、レストラン側に需要があるために下水油を製造する業者も多く、完全に撲滅できない状況だ。

 下水油は結局のところ、使い古しの油であるため、注意すれば見分けることが可能だ。純粋な植物油は透明だが、下水油は不純物が混じっているので透明度が低いのが特徴だ。また、臭いや味も正規の植物油とは異なり、焦げて苦い味がするようであれば、それは間違いなく下水油だ。

 下水油が日本で流通することは考えにくいが、中国へ留学や旅行に行く際には下水油と知らずに口にすることのないよう気をつけたい。

(情報提供:ULOCO/編集担当:畠山トキ)



■反日デモを受け、中国人の6割以上が日本製品の不買運動を支持


反日デモを受け、中国人の6割以上が日本製品の不買運動を支持
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0827&f=national_0827_054.shtml
2012/08/27(月) 17:03

2012年8月19日の反日デモに関する調査 第2回

 中国で行われたインターネット調査で、今回の反日デモをきっかけとして、もし中国で日本製品不買運動が起きたら、中国消費者の3割以上が「賛成、不買運動に同調する」と回答し、「ある程度賛成、不買運動の一部に参加する」が33%近くとなり、両者の合計が6割以上に達したことが明らかになった。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)の問題に絡み、8月19日、2010年の漁船衝突時以来約2年ぶりとなる大規模な反日デモが中国各地で行われた。翌週末の25―26日にかけてもやはり各地でデモが実施されている。

 「賛成、不買運動に同調する」の回答では、男女に大きな違いは見られなかった。年齢が高ければ高いほど、「賛成、不買運動に同調する」の数値は高まっている。10代だと26.4%なのに対して、40代では35.9%に達している。

 通常、中国では年齢が高まるほど、日本に対する関心度合いや親近感が強く出る。一方で、若い世代になるほど、日本に対する関心がうせる。しかし、今回はその逆で、若い世代ほど、不買運動への参加意欲が減退している。これは、日本に対する親近度合いとの兼ね合いというよりは、不買運動という政治的な活動に対する世代別の温度感を示すものと考えられる。

 収入が高くなればなるほど「賛成、不買運動に同調する」の数値は下がる。個人月収3000元以下の層では33.0%であるのに対して、月収1万元ほどの層ではこの数値が22.5%程度にとどまる。低所得者ほど、反日のための不買運動に対する意欲が旺盛であることを示している。

 この調査は2012年8月に実施、有効回答数は男性1500人、女性1500人。中国における反日デモと、中国国民の日本に対する感情変化や、日本企業の中国ビジネスへの影響などを定量的かつ客観的に図る目的のために行われた。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が企画、設計、実査を担当した。



■反日デモの暴徒化、中国人自身は「NG」56%、「やむ得ず」39%


反日デモの暴徒化、中国人自身は「NG」56%、「やむ得ず」39%
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0827&f=national_0827_056.shtml
2012/08/27(月) 17:29

2012年8月19日の反日デモに関する調査 第3回

 中国で行われたインターネット調査で、今回の反日デモでも見られた、日本車や店舗などに関する破壊活動、およびその他の乱暴な行為、一部デモ参加者による暴徒化について中国消費者に聞いたところ、「一切の乱暴・破壊活動は認められるべきではない」が55.8%と最も多くなったものの、「多少の乱暴・破壊活動はやむをえない」も4割近くに迫った。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)の問題に絡み、8月19日、2010年の漁船衝突時以来約2年ぶりとなる大規模な反日デモが中国各地で行われた。翌週末の25―26日にかけてもやはり各地でデモが実施されている。

 中国における反日デモでは暴徒化するケースが少なくない。今回は、そうした暴徒化が中国国民にも支持されるものなのかどうかを測定した。その結果、多数派としては、「一切のそうした行為は認められるべきではない」とはなったものの、「ある程度はやむをえない」と考える中国国民も少なからずいることが明らかになった。

 消費者の属性による大きな違いは見られないが、年齢が高くなればなるほど、「一切のそうした行為は認められるべきではない」との回答は多くなり、理性の度合いが高まっている。収入が多くなればなるほど、やはり理性的な回答が目立ち、個人月収1万元以上では、「一切の乱暴・破壊活動は認められるべきではない」が6割を大きく上回り、65.9%に達した。

 この調査は2012年8月に実施、有効回答数は男性1500人、女性1500人。中国における反日デモと、中国国民の日本に対する感情変化や、日本企業の中国ビジネスへの影響などを定量的かつ客観的に図る目的のために行われた。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が企画、設計、実査を担当した。



■【中国BBS】日本人の平均所得が13年間で110万円も減った!


【中国BBS】日本人の平均所得が13年間で110万円も減った!
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0827&f=national_0827_045.shtml
2012/08/27(月) 14:25
       
 中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本人の平均所得が13年間で110万円も減ったぞ!」というスレッドが立てられ、さまざまなコメントが寄せられた。

 厚生労働省による国民生活基礎調査によると、日本の1世帯当たりの平均所得は減少を続けており、2009年は547万5000円で、13年前と比べると110万円減少している。スレ主はこの点を指摘したうえで、平均所得が減少したのはかつて日本で大部分を占めていた中所得層の減少が大きな要因だと述べた。

 中国のネットユーザーから次のようなコメントが寄せられた。

・「日本人の平均所得が減少したところで、中国は日本よりずっと低い水準だ。だから日本人の心配をするよりも自分たちの生活を心配したほうがいい」
・「日本がどうなろうと、自分の生活を良くするのが正しい道だ。日本人が豊かになろうが貧しくなろうが、われわれとこれっぽっちも関係がない」
・「日本がどんなに下降しても物質的には満足できるレベルだ。日本人は食事もできないほど貧しいと思ってはダメだ。われわれはGDP世界2位だが実際はどうだ?9割の人間が遅れた生活だ!」

 中国の現状を嘆くコメントが多く寄せられたが、今がチャンスだという意見もあり、日本は20年も経済が停滞しているのだから追いつくのは今しかない、という意見や、日本は資源が乏しく外国の資源と市場に依存していることを指摘したうえで、「日本はいま3方向から圧力を受けていて、摩擦が大きくなれば日本人の収入減少はさらに加速するだろう」と予測するユーザーもいた。

 少子高齢化で人口の現象が続き、デフレ脱却の糸口も見えない日本は今後も経済規模の縮小が続き、日本人の平均所得も現象が続くと考えられている。一方の中国は、ユーロ危機の影響で成長速度は鈍化しつつあるものの、今後も経済成長を続け、早ければ2020年までに、遅くとも2050年までに中国のGDPは米国を抜いて世界一になると予測されている。



■就職難でお困りの方は必読?


就職難でお困りの方は必読?
0円で楽園生活を満喫できる!? 刑務所"志望"者が急増中
http://biz-journal.jp/2012/04/post_49.html
2012.04.25

「就職難だから食えないなんてウソウソ! 何か適当な犯罪を犯せばいいんだよ。留置場から始まって、拘置所、刑務所、出所後も更生保護施設【編註:主に刑務所を出所した人を収容し、自立した生活ができるまで面倒をみる施設】に生活保護まで、全部国が面倒みてくれる。ある意味、わしらも公務員といっしょやで。人殺めたりせんかったら、誰に迷惑かけているわけでもないしな」
 現在生活保護を受けているという元受刑者は、悪びれずこう語る。いま日本には、老若男女年齢問わず、就職できずに困っている人がたくさんいるが、そんな人たちが行き着く先のひとつが、「犯罪者」という名の"キャリア"だ。犯罪者になることで、食い扶持を得ようとする輩は、年々、増え続けているという。時折、スポーツ紙や週刊誌などでも目にするこの話は、はたして事実なのだろうか。

「2011版の『犯罪白書』にもあるように、1991年から10年まで、65歳以上の高齢犯罪者は右肩上がりで増加の一途。これら高齢犯罪者の多くは窃盗犯。モノ盗り目的ではなく、捕まることが目的と思ってもいい。実際、こうした高齢犯罪者に接見すると『センセイ、俺、実刑がええですわ』と言うのもいるし、公判でも『社会に出たくない』と言うのまでいますから。高齢者はもちろん、若年層でも刑務所に入りたくて犯罪を犯す人は、肌感覚で増えていると思うし、この手の人は再犯率も高い。警察官と雑談していても、そんな話が出ます」(刑事事件を数多く手がけている弁護士)

 事実、前出の『犯罪白書』でも伝えられているように、刑務所など刑事施設の収容者数は、バブルが崩壊した91年は約4万5000人だったが、以降増加の一途を辿り、06年にはついに統計のある56年以降のピークとなる8万1225人を記録した。一昨年の10年は7万2975人と、06年と比べ約8000人しか減少しておらず、バブル経済崩壊以降は増加トレンドにあるといえよう。

 そこで、警察官、法務省職員、更生保護施設職員、地方自治体の生活保護担当者など関連する行政側の話を総合すると、おおむね次のような実態が見えてきた。

 昔から不況による就職難などのため、食い扶持を求めて懲役志願で犯罪を犯す"刑務所太郎"はいた。特にバブル崩壊以降、その傾向が顕著であったが、今ではワーキングプアにみられる貧困層はもちろん、その気になればいつでも働ける「普通の人」まで、刑務所入り目的で犯罪に手を染めるまでになった。一度刑務所生活を経験すると、その居心地の良さになれてしまい、何度でも刑務所に舞い戻ってくる。これでは矯正教育(=刑務所)の意味をなさない。加えて刑務所を出所してからも、希望すればほぼ誰でも更生保護施設へ入所でき、その後も生活保護受給と手厚いセーフティネットに守られる......。

 これだけ読めば、刑務所に入って国や地方自治体に面倒を見てもらおうと考える輩が増えるのも、頷けるというものだ。受刑者たちの"恵まれた境遇"の実態について、更生保護施設職員は次のように語る。

「まず刑務所での服役中は、衣食住費や医療費はタダ。もちろん出所後に服役中の食事代や医療費などを請求されることもない。また、更生保護施設へ入所すれば、こちらも刑務所と同じく、食費をはじめとする生活費はかからず、完全無料といっても差し支えないですね。施設を出た後も、預貯金がない、援助してくれる親族もいない、収入もない、病気で働けないなどの条件さえ整っていれば生活保護を受給できる。通常、区役所などの生活保護申請窓口へ相談にいくと、"水際作戦"でのらりくらりと断られてしまうケースが多い。だが犯罪歴があると、窓口担当者も『犯罪歴のせいで仕事が見つからないのだから仕方ない』『面倒なことに巻き込まれたくない』という理由で、あっさり受給が認められるのです。金額も東京都の場合、単身世帯ならば月額にして約13万円、4人家族だと約27万円も受給され、十分生活できるレベルです」

 まさに至れり尽くせりの生活だ。"刑務所太郎"たちの間では、こうした生活を勝ち取るためのテクニックすら確立されていると、前出の元受刑者は話す。

「窃盗、強盗未遂くらいの、刑務所志願にとってはちょうどいい犯罪を犯す。犯行後はできるだけさっさと捕まる。ここでひとまず警察署の留置場に入れてもらえる。長く税金で食べさせてもらうためには、それなりの努力も必要。捕まる際にできるだけ派手に暴れるなど、精いっぱい犯罪者ぶりをアピールする。そうすると刑期も延びるというもの。でも、犯罪を犯しても、不起訴や執行猶予付きになってしまえば無意味だ。警察での取り調べの段階から、いかに犯罪に至った経緯が悪質なのかをアピールするかにかかっている」(元受刑者)

 こうして無事実刑判決を勝ち取ると、めでたく受刑者となり、衣食住+医療制度も整った刑務所での、「天国に近い生活」(同)が待っているというのだ。

 しかし、いくら生活環境が整っているといっても、「やはり刑務所での生活は厳しいものなのではないか?」とも思えるが、実際にはどうなのか? ある法務省関係者は「厳しいとか楽とかは、人それぞれなのでなんともいえませんが、服役者の人権にはきちんと配慮されているとはいえます。中にはこれくらいの罪を犯せば何年刑務所に入ることになると計算して犯罪を犯し、年金がもらえるまで、のんびり暮らそうと考えている服役者もいます」という。また「刑務所は会社の寮、更生保護施設がホテル、生活保護は親からの仕送りに例えられる」(新聞記者)という声まで聞かれ、少なくとも劣悪な環境とはほど遠いことがうかがえる。

 前出の元受刑者も、「元自衛官や元警察官も刑務所にはいるが、彼らに言わせると、刑務所のほうが断然楽勝だと。私のような商売をしていた人間にとっても、刑務所はまさに温室。言われたことだけやってれば時間が過ぎる。正直出たくなくなりますよ」と語るが、こうした情報が広がれば、"懲役志願"の犯罪者が増えるのもおかしくないであろう。