2012年8月27日月曜日

■「不況」追い風に軽自動車販売が過去最高


「不況」追い風に軽自動車販売が過去最高
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2012/08/26 10:14 朝鮮日報

「不況にはやはり軽自動車!」

 韓国国内の景気低迷で国内自動車メーカーの販売台数は大幅に減っているが、軽自動車の販売は逆に大幅な伸びを示しており、過去最大の販売台数を記録している。国内の自動車メーカーが5日に発表したところによると、今年1-7月に国内で販売された軽自動車は12万4400台で、昨年同期に比べて22.4%も増加した。これは、同期間に国内の5大メーカーの内需販売(81万2700台)が昨年に比べて5.7%減ってしまったのとは対照的な統計だ。

■軽自動車はなぜよく売れるのか

 軽自動車の販売台数が急増している背景には、原油高と景気低迷が続いている上、今年に入って軽自動車市場に起亜自の新型モデル「レイ」が投入されたことが大きく作用している。これまで軽自動車市場は、起亜自の「モーニング」と韓国GMの「スパーク」が二分していた。

 軽自動車を購入した際に与えられる多くの特典も、消費者を引き付ける要因となっている。軽自動車は、新車価格が1000万ウォン(約70万円)前後と初期購入費の負担が相対的に少ない上、車体価格の7%に相当する取得・登録税も免除される。また、ガソリンエンジン・オートマチックトランスミッション(自動変速機)基準の公認燃費も1リットル当たり17-19キロと、中型セダンに比べて30%ほど燃費が安い。さらには、高速料金や公営駐車場の駐車料金も50%割引される。軽自動車とは、エンジンの排気量が1000cc、車幅と全長が1600×3600ミリ未満の車をいう。

 1991年に大宇自(韓国GMの前身)が国内初の軽自動車「ティコ」を発売して以降、軽自動車は毎年3万-5万台ずつ売れており、各種の特典が付与され、1996年には年間販売台数が初めて10万台を突破した。その後はやや低迷し、2006年には3万9000台水準にまで落ち込んだものの、08年に排気量を拡大し、車体を大きくした起亜自「モーニング」が軽自動車市場に参入したことで、販売台数は再び伸び始めた。

 特に今年1月に発売された起亜自「レイ」が人気を呼んだことで、軽自動車市場はさらなる成長を続けている。「レイ」は室内空間の活用性を高め、「室内は狭いが、安いから購入する」といった軽自動車に対する否定的なイメージを崩したとの評価を受けている。

■軽自動車の好況も手放しでは喜べない業界

 軽自動車は、2010年に年間販売台数が16万600台を突破して過去最大を記録したのに続き、昨年は18万4900台を販売、再び年間販売台数の記録を更新した。さらに今年は年間で21万3000台の販売が予想されており、このままのペースで行けば記録更新は確実との見方が強まっている。

 軽自動車の販売台数が増えているのは、軽自動車市場が限定された市場なのではなく、商品性に優れた新車さえ増えればいつでも市場が拡大することを証明している。今年1月に「レイ」が発売された当初は、「レイ」が同社の競合モデルである「モーニング」の顧客を一部奪ってしまうと懸念する声も聞かれたが、実際には正反対の結果となった。今年1-7月、起亜自の軽自動車(「モーニング」「レイ」)の販売台数は8万5900台と、前年同期に比べて33%も増加した。新型の「レイ」が投入されることで従来の車種の販売台数が減ってしまうのではなく、「レイ」の販売台数に合わせて軽自動車全体の販売台数が増えたわけだ。「モーニング」に次いで軽自動車の販売台数で2位につけている韓国GMの「スパーク」も、これといったモデル改善は見られなかったものの、今年は販売台数で4%増を記録している。

 しかし、軽自動車の人気をリードするメーカーが手放しに喜んでばかりいられるかというと、そうではない。業界の関係者は「軽自動車は車体価格が安いため、マージンがほとんど残らない」と不満をもらす。軽自動車を自社工場で生産する場合、採算性を合わせることができない起亜自がドンヒオートという外注業者に全面的に生産を委託していることも、このような理由からだといわれている。

 業界の関係者は「軽自動車は1台当たりの収益が非常に少ない上、利益率の高い中・大型車の販売台数が減少していることで、自動車メーカー全体の収益性はむしろ悪化している」と話す。

 こうした理由などから、国内メーカー5社のうち、軽自動車を販売しているのは現在のところ起亜自と韓国GMだけだ。現代自の場合、起亜自との販売干渉などを理由に軽自動車を販売していない。ルノーサムスンと双竜自も、軽自動車では採算が合わない判断から、販売には消極的だ。BMRコンサルティングのイ・ソンシン代表は「消費者が軽自動車を買いたいと思っても、選択の幅が狭いため、購入に踏み切れないでいる」と説明した。



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