2012年8月28日火曜日

■大事故の“死者”、なぜ37人止まりなの?…中国で疑問の声


大事故の“死者”、なぜ37人止まりなの?…中国で疑問の声
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0827&f=national_0827_059.shtml
2012/08/27(月) 17:36
       
 陜西省延安市で26日午前2時ごろ、夜行寝台バスとタンクローリーが衝突し、バス乗客35人と運転士1人の計36人が死亡した。同事故を受け改めて、中国では「大事故で発生した死者の数はなぜ、当初発表が36、37人なのか」と疑問の声が出た。

 26日の事故では、◆タンクローリーが積んでいた可燃性のメタノールが燃え、バスにもすぐに火が回った◆バスがタンクローリーに追突したため、車体の変形で前部のドアが使えなくなった◆ほとんどの乗客が熟睡しており、窓開かない構造だったことも、脱出を遅らせた――などの原因が重なり、犠牲者が増えたと考えられている。バスは定員通りの乗客39人を乗せていた。

 同事故の死者が36人と発表されたことで、中国では「大事故で発生した死者の数はなぜ、36、37人なのか」との疑問の声が出た。

 インターネットでは、ユーザーが過去のさまざまの事例を挙げられた。例えば、5月10日に甘粛省で発生した土石流では当初、死者が37人と発表されたという。ただし、5月14日までには死者が45人、行方不明が14人と伝えられた。

 ただし、当初は死者が36、37人とされた事故でも、その後に判明した死者が追加される場合が多い。

 人民日報は、「事故の分類において、死者数の36、37は特別な数字手はない」と紹介した。2007年に発表された「生産安全事故報告と調査処理条例」では、特別重大事故を「死者30人以上、または重傷者100人以上、または直接の経済損失が1億元(約12億4250万円)の事故」と定めている。重大事故は「死者10人以上30人未満、または重傷者が50人以上100人未満、または直接の経済損失が5000万元以上1億元未満」などと定めている。

 そのため、死者が30人以上の死亡事故はすべて「特別重大事故」として扱われ、死者数の36、37人は特別な意味を持たないという。



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