一人っ子の“果てなき物欲”に苦しめられる中国の親たち―英メディア
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2012年8月24日 10時55分 レコードチャイナ
2012年8月15日、英BBC放送の中国語版ウェブサイトによると、「一人っ子政策」で甘やかされて育った子供の物欲を満足させるため、中国の親たちは大変な苦労をしているという。中国の国際在線が伝えた。
中国メディアの報道によれば、大学入学時に学生たちが欲しがるのが、iPhone4sとiPad3、MacBookの、いわゆる「アップル3点セット」だという。全部で2万元(約25万円)を軽く超える高額商品なのだが、この3点セットを持っていないと「大学で恥ずかしい思いをする」と親に訴える新入生も。その証拠に、アップル社製品の売り上げはこの7月で急増しており、購買者の多くが大学の新1年生だという。
大学生の親たちの収入は決して多くない。しかし子供たちの学費や生活費、数万元もする携帯電話やパソコンなどの高額なデジタル製品の購入費など、親の経済的負担は増すばかりだ。親は勉学を続ける子供のため、なんとかこれらの費用を捻出しようとする。中国の一人っ子、特に親に溺愛されて育った「90後(1990年代生まれ)」と呼ばれる世代の特徴は、自己中心的で冷酷、わがまま、責任感の欠如である。
この報道について、中国のマイクロブログ・微博に書き込まれたネットユーザーの意見は「親が甘やかすから、欲望を抑えられない子供に育ったんだ。親が苦労するのは自業自得」というものがほとんど。さらに「家庭教育だけでなく、子供を取り巻く環境も悪い」という指摘もある。社会に蔓延する拝金主義と堕落した風潮が若者たちを物質消費に走らせ、金持ちのパトロンや権力者に近づこうとさせるというのだ。「大部分の大学生が将来就職難に直面するが、その時も親に頼るんだろうな」という声も。
「果てなき物欲」にとりつかれた子供を満足させられない親に対して、「自分の腎臓を売ってiPhoneを手に入れた有名な『バカ息子』を見に行った方が良い」という意見も出ている。
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