2012年12月23日日曜日

■シャープ、今年は過去100年で最も困難な一年に―中国メディア


シャープ、今年は過去100年で最も困難な一年に―中国メディア
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2012年12月23日 1時53分       レコードチャイナ

2012年12月21日、第一財経日報によると、シャープ商貿(中国)有限公司の酒井功董事副総裁は20日、間もなく過ぎ去ろうとしている2012年は、シャープ創立から100年の間で最も困難な一年になったと表明した。全体環境からの影響を受け、シャープの2012年の中国売上高は前年比20%減となった。

酒井氏はシャープの直面している三つの問題を次のようにまとめた。(1)日本市場の低迷。日本政府は数年前にデジタルテレビ買い換え政策を実施し、一時的に市場の需要を急増させたため、今年の日本テレビ市場の規模は前年比70%減となった。(2)中国家電市場の低迷。(2)日中関係の悪化。シャープの中国における販売に一定の影響が生じた。

しかし酒井氏は、「当社の全体的な状況はすでに改善されており、今月クアルコムとの提携を発表すると、株価が360円まで回復した。当社の第10世代液晶パネル工場は、鴻海(ホンハイ)精密工業との提携により、稼働率が30%から90%に上昇し、今年第3四半期に黒字転換を実現した」と述べた。

シャープ白物家電事業は今年、中国市場で高度成長を維持した。酒井氏は、「当社の空気清浄機は今年4-9月、中国市場での販売台数が昨年同期の2倍となり、洗濯機・冷蔵庫の販売台数も急増した。テレビは今年の国慶節長期休暇中、中国市場で外資ブランドの売り上げナンバーワンを達成した」と述べた。

これはルート開拓によるものだ。酒井氏は、「当社は中国市場で以前、主に北京、上海、広州、深センをカバーしていたが、今年は販売網を山東省や福建省などに拡大し、同時に中小都市に広げた」と話した。

酒井氏は、「小型家電は大型家電より成長が期待できる。当社は以前、国美電器や蘇寧電器でテレビしか販売していなかったが、現在は白物家電も販売している。空気清浄機の他に、当社の中国市場における小型家電ラインナップには、スマート掃除機、ドライヤー、炊飯器、ウォーターオーブンなどが含まれる」と述べた。

小都市の市場は大都市を上回る潜在力を持つ。酒井氏は「一部地域のチェーン店、小型の家電店は消費者の信頼度が高い。価格は安いとは限らないが、小売に払うリベートが少ない。代理販売店は一般的に、代金引換え払いだ。これは当社の取り組みの重点である。当社は広東省、江蘇省、浙江省などの沿海部の発達した地域の小市場を選択するだろう」と語った。



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