2012年12月21日金曜日

■【中国ブログ】教育者が語る「日本に修学旅行に行くべき理由」


【中国ブログ】教育者が語る「日本に修学旅行に行くべき理由」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1221&f=national_1221_010.shtml
2012/12/21(金) 10:27

 「教科書から学べる知識には限界がある」と主張する中国人男性の劉長銘さんは自身のブログに、北京の高校で始まった体験学習を高く評価する文章を掲載した。劉長銘さんは特に、日本への修学旅行について高く評価している。

 筆者は、中国の人びとは往々にして、知識とは教科書に掲載されていることを指し、教科書に書かれていることこそ知識であると考えており、特に高齢者にその傾向が強いと指摘。一方で、一部の知識は体験や経験、社会に対する認識があってこそ身につくとし、北京市第四中学校が実施している日本への修学旅行を紹介した。

 1907年に創立された北京市第四中学校(高校)は、北京市の模範高校であり、同校の3割ほどの学生が清華大学や北京大学といった中国の最高学府に進学するという進学校だ。

 筆者は、「特別な環境に身を置いてこそ人生観や価値観を学べる」と語り、日本を訪問することは「特別な意味がある」と指摘。その理由は、「中国の現代の進歩と苦難はすべてこの国と関係があるから」であり、日本のブランドを知らない中国人はおらず、中国人の家庭にも日本製品が深く浸透しているが、「中国人は本当の意味で日本を理解することができていない」からだと主張した。

 北京市第四中学校は2012年、「一を以って万を察す」とのテーマで日本への修学旅行を実施した。日本人の生活のさまざまな要素から日本の社会や文化を考察し、中国が学ぶべき点を認識することが目的だ。

 日本を訪れる生徒たちは毎年、日本人の精神や勤労意欲などに強い印象を受けるようで、一部からは「サービスに従事する人びとの笑顔と、東日本大震災に対する反省を見て、小さな国土の日本がいかにして奇跡を起こしてきたのかを理解できた」、「小さなことを疎かにせず、小さなことを積み上げることが日本人の精神であり、それによって国力と文化的素養を向上させた」などの感想が寄せられたと紹介した。

 筆者は、責任感や目標などは教科書から得ることはできないと主張。学生を真実の世界に身を投じさせ、さまざまな体験をさせることによってこそ成長させることができ、これこそが本当の教育であると結んだ。



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