【台湾ブログ】消臭剤・芳香剤が欠かせない、キレイ好きな日本人
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0329&f=national_0329_007.shtml
2013/03/29(金) 10:48
日本に旅行し「街中が清潔感であふれている」と感じた台湾人女性の風之子(ハンドルネーム)さんが、ブログに印象をつづった。すべての日本人を“キレイ好き”だと思ったようだ。
日本に来て外を歩くと「夜の銀座で騒ぐ酔っぱらったサラリーマンを時々見たが、タバコのにおいはせず吸がらも落ちていない。キレイな環境を保つのは日本人の習慣なのだろうか!?」と、清潔な街の風景を不思議に思ったという。長野の居酒屋で食事をした時は消臭スプレーをプレゼントされ、トイレではボタン式芳香剤が置かれているのを見たそうで、「臭いまで気にする日本人は、とことんキレイ好き!」という印象を抱いたとのこと。
風之子さんからすれば“神経質”とも思える位、臭いに敏感な長野の人々であったが、「一面の雪がとけるのではないかと思うほど、温かくもてなしてくれた」そう。寺の精進料理や旅館の懐石料理を味わい、「料理それぞれに深みがあって、食材も新鮮でおいしかった。ゆっくりいただく価値がある」と述べており、触れ合った人々の親切な心が、料理のおいしさも含めて旅を楽しく彩ったことがうかがえる。
続けて「東京では、NHKと日本テレビを見学した」とつづった風之子さんは、どうやらマスコミに就職希望の学生らしい。「今回の旅の目的は国営と民放、2つのテレビ局を訪問することだった。日本テレビの各フロアーには視聴率が張られていて、プレッシャーを感じずにはいられなかった。一方NHKは落ち着いた雰囲気で、お金をかけて災害報道に力を入れている体制だと知った」と感想を述べており、勉強になったようだ。
「日本テレビの部長が、“スポンサーからのプレッシャーはあるが、国民が関心を示す番組作りを目指すのが優先」などと教えてくれたことも紹介し、「ありがたい機会だった」と感謝の気持ちを述べている。日本のテレビ業界関係者の話を直接聞く機会はめったになく、貴重な時間だったことがうかがえる。
また東日本大震災後の原発問題ついての報道のあり方も気になっているようで、「報道する側は資料を十分に調べて、国民にどういう情報を提供すべきか慎重に考えなければいけないと思う」などと自分の考えを紹介。
「日本の新聞の多くの記事には記者の署名がないが、良いことだと思えなかった。署名がないことで全責任を新聞社が負うことになり、記者が責任感を持たなくなるのではないか。“何かを残したい”という気持ちがあると思うので、記名も必要ではないか」と、風之子さんは訴えた。記者になって責任を持った上で、世の中のことを人々に伝えたいと思っている女性なのであろう。
今回の日本旅行について「日本のメディアの現状を見ることができ、プライベートでは長野に心を残してきた。この旅を明日からの生きる糧にしたい。感謝を感じる旅だった」と書き、締めくくった。有意義な日本滞在だったようだ。これから実際に記者の仕事に就くべくがんばるのだろうが、日本の現状を台湾の人たちに伝えてほしい。台湾と日本をつなぐ記者として、活躍してほしいものだ。
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