2013年3月26日火曜日

■【仏国ブログ】女性の太ももに広告!?日本企業の発想に賛否両論


【仏国ブログ】女性の太ももに広告!?日本企業の発想に賛否両論
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0326&f=national_0326_013.shtml
2013/03/26(火) 11:23

 フランス人が、日本に関する情報サイト「Otakute」で、日本の「絶対領域広告」について紹介した。

 筆者は、日本は時に奇異にうつる国であるが、同時に消費大国であり、革新的な国でもあると述べた。東京には、広告がそこらじゅうにあふれているとして、日本のある企業が提案した新しい広告について紹介した。それは「絶対領域広告」と呼ばれる、若い女性の太ももにシールを貼付けて宣伝をする広告だ。

 筆者は、「非常にオリジナリティがあり、太ももに貼付けられた広告なら、見るほうも心地良いのではないか」と感想を述べた。また、地下鉄や道路に巨大な広告を作って貼るよりも新鮮だとした。

 続いて、そのシステムについて説明。18歳以上の日本人女性なら誰でも参加でき、広告のシールを貼って公共の場に居た時間などにより、報酬として1000円-1万円が支給されるものだった。シールは、自身の太ももに8時間以上貼っている必要があり、その様子を撮った写真を、フェイスブックなどのソーシャルメディアのページにアップロードするということが義務づけられる。

 同社のホームページ上では、厳密にはソーシャルメディアを利用していて、20人以上の「つながり」が必要とされており、そこでの宣伝への対価として、広告費がもらえると書かれていた。

 筆者は、2012年11月からスタートしたこのコンセプトには、既に1400人ほどの日本人女性が参加して、太ももにシールを貼って街中を歩いた実績があると伝えた。

 日本を訪れたフランス人が口をそろえて言うことのひとつに、「たくさんの日本人が短いスカートを履いている」ということがある。それくらい、フランス人女性はひと目を避けたり、夜危険な目に合う確立を避けるためにか、短いスカートを履こうとは滅多に思わないようだ。こういったタイプの広告が可能なのは、日本独特のファッション習慣があってこそ、ともいえるだろう。

 今回筆者は、ブログの記事に「日本人女性が広告のために自分の太ももを売る」というタイトルをつけた。そして、この記事を目にしたフランス人読者の中には、「女性の太ももに貼ったものを見せる」という点がひっかかる人が少なからずいるようで、「それは自分の体の一部を企業に売っているようなものだ」、「通行人に、自分自身の体の一部に意識を集中させることをすすめるということは、いかがなものか」という意見が見られた。一方で、「女性は男性よりも一般的に物を売るのがうまいということだ」と、楽観的にとらえる人もいた。

 新しい情報伝達手段が発達すれば、自然と広告の形態も進化していく。電化製品やロボット技術の発達などから、日本は革新的だと言われており、この広告のスタイルも大変オリジナリティがあるといえよう。これについて、フランス人からは心配する声もあるようだが、日本人独特の文化から生まれたものとして、興味深く映っているのは事実のようだ。



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