中国の食品安全性問題、根源はどこに?=深刻度は増すばかり―独メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70797&type=
2013年3月29日 12時53分
2013年3月25日、独経済誌・Wirtschaftswocheウェブサイトによると、1万頭以上の豚の死骸が川に投棄されたり、農薬の乱用でスイカが爆発したりするなど、食の安全性が国内で最も深刻な問題だと考えている中国人は41%に上る。2008年の時点で食の安全性が深刻だと認識する人は8%だった。27日付で参考消息(電子版)が伝えた。
食品安全性の問題は法整備が不十分だからだという声もあるが、問題は法の執行にあるとEU・中国貿易プロジェクトの食品安全性専門家は指摘する。責任感をまったく持たない責任者があまりに多いとし、「安定した立場にある役人は問題を気にも留めていない」と話す。
政府も問題の深刻さを認識しており、国家食品薬品監督管理総局を設置して状況を打開しようとしているが、問題は多岐にわたる。広大な国土のため中国の農業は広範囲に及んでおり、品質基準の統一を徹底させることが難しく、農民の多くは抗生物質などの乱用で細菌に耐薬性が生じるリスクや問題の複雑さに関してまったく無知なままとなっている。
また、食の安全性を専門的に扱うサイトの運営者は「消費者は被害者であると同時に、問題の一部そのものでもある」と指摘。「中国人の多くは食にあまりお金をかけたがらない」と話し、中国人とドイツ人の間で異なる点だとしている。
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