2013年3月31日日曜日

■【中国BBS】尖閣諸島が中国の領土である法的根拠は薄い?


【中国BBS】尖閣諸島が中国の領土である法的根拠は薄い?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0328&f=national_0328_002.shtml
2013/03/28(木) 09:47

 中国大手検索サイト百度の掲示板に「領土問題における法的根拠の面で、わが国は不利だ」というスレッドが立てられた。スレ主が抱いた不安に対して、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

 日本が実効支配している尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺では1960年代後半に、石油など大量の地下資源があるとの見方がでた。中国政府は1971年から、領有権を主張し始めた。

 尖閣諸島は沖縄県に属すが、スレ主は「中国建国初期に毛沢東が沖縄は日本領であることを認めてしまったことは極めて不利だ」と主張。もし中国が沖縄県の領有権を主張すれば、日本が中国東北地方(旧満州)の領有権を主張してくる可能性があり、チベットについても同様の問題が生じると懸念を示した。

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 中国のネットユーザーからは、法律など考慮(こうりょ)する必要はないという強硬な意見が多く寄せられた。

・「スレ主は考えすぎだ。国際法とは実に簡単。つまりは弱肉強食なだけ」
・「真理とは砲弾の射程内にあるものだ」
・「法律なんて世間話に使う物。決定的なポイントは軍事力だ」
 
 また、「法的観点で言うならば米国はインディアンの領土だ」という主張や、「そもそも領土問題が法律で解決できたことなんてあるのか?」という意見も寄せられた。

 さらに、沖縄が日本領であることを認める一方で、尖閣諸島が台湾に属すとの主張も見られた。中国側の主張としては、「台湾は中国の一部であるため、台湾に属す尖閣諸島は自動的に中国領」という論法だ。

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 日本政府は基本見解は、「尖閣諸島は一貫して日本の南西諸島の一部である」だ。

 日本が領有する正当な根拠と経緯としては「1885年以降政府が沖縄県当局を通ずる等の方法により再三にわたり現地調査を行ない、単にこれが無人島であることを確認したのみならず、さらに、清国(当時)の支配が及んでいる痕跡がないことを慎重に確認」、「1895年1月14日に現地に標杭を建設する旨の閣議決定を行って正式に日本領土に編入した」と主張している。

 中国が「古来から中国の領土」と主張しているのに対し、日本は「仮に中国が尖閣諸島の存在を知っていたとしても、支配はしておらず、自国領とも認識していなかった」、「したがって日本領に編入したのは国際法と国際的慣習からして、まったく問題ない。したがって領土問題は存在しない」との立場だ。



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