2013年3月31日日曜日

■誰もが憧れる職業・モデル、その実態は「スーパーの商品棚に並べられた商品のよう」―中国


誰もが憧れる職業・モデル、その実態は「スーパーの商品棚に並べられた商品のよう」―中国
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2013年3月28日 23時20分    

2013年3月28日、中国国営メディアの新華社は人気職業となったモデルについて、「その道は決して甘くはない」としてその実態を紹介した。

多くの女性が憧れるものの、なりたくてもそうなれるものではない職業。さぞかし高給で私生活は華やかなものかと想像されるが、実際にこうした人生を享受しているモデルは氷山の一角だという。上海の某モデルエージェントによれば、いわゆる“スーパーモデル”と呼ばれ、年収1000万元(約1億5000万円)に達する逸材は、一つの事務所に1人いるかいないかくらいの割合。彼女らの収入源はショー出演、企業イベントのゲスト出演、企業の広告イメージキャラクター、雑誌の主に4つで、最高クラスのモデルでも、ショー1回の出演料はせいぜい20万元(約300万円)が相場。これが収入の約3割を占める。

彼女らの生活はとにかくオーディションを次々に受ける毎日だ。合格すれば収入を得ることとなり、不合格となれば次の機会を待つことになる。そのプロセスは「まるでスーパーの商品棚に並べられた商品のような気分」だという。選ばれればお買い上げとなるが、選ばれなければ永遠に棚に置かれたままになる。事務所に日時と場所だけ指定され、クライアントの詳細情報を知らされることもなく会場に出向くと、門前払いを食らうことも少なくないとか。そんなオーディションの過程では、選者たちの聞き捨てならないような遠慮ない品定めの言葉もしばしば聞かれる。それでも、モデルたちはただ忍の一文字で耐えるだけだ。嫌気がさしてやめていくモデルも少なくない。

おまけに、ファッションの世界は移り変わりが激しい。どんな売れっ子でも、永遠にスターの地位であり続けることはない。そんな命短きモデルたちが目指すのは、女優・歌手・司会者・タレント、あるいはモデルエージェント経営者、もしくはどこかのお金持ちをつかまえて、その夫人の座に収まることである。



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