中国人は豚肉を食べ過ぎ!薬剤耐性病原体発生の可能性や世界の食糧問題への影響大―英紙
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2013年3月27日 7時20分
2013年3月25日、環球時報によると、英紙・ガーディアンは23日、中国人は肉類、特に豚肉をよく食べるため、大量のブタの飼育が抗生物質などを使用させ、薬剤耐性病原体の発生を招く危険性を拡大しているだけでなく、ひいては世界的な食糧問題にまで及ぶ可能性があると伝えた。
上海の黄浦江で約1万6000頭のブタの死骸が発見された事件はまだ解決されていないが、中国では養豚産業が極めて大規模に行われていることがうかがえる。
世界の人口の膨張や収入の増加にともなって、人類が消費する肉の量は急激に増え、1999年には約2億1800万トンだった世界の肉類の生産量は、2030年には3億7600万トンにまで増加すると予想されている。
中でも中国人は豚肉を特によく食べる。中国は豚肉の消費量と生産量でともに世界の約半分を占めており、11年の国民1人当たりの豚肉消費量は1980年の約4倍になり、総消費量は5000万トンにも達している。
肉類の需要が急増したことに伴い、飼育方法にも大きな変化が見られるようになった。中国では住居に隣接する場所にブタ小屋を建て、そこで飼育する形で伝統的に行われてきたが、この種の方法は効率が悪く、ブタが病気にかかる温床にもなってきた。
これに対し、現在は集中飼育所による飼育方式に変更されているが、大量の抗生物質が使われているため、薬剤耐性病原体への変化など、より大量で深刻な問題の発生が懸念されている。
中国人が肉をよく食べるのは、国の発展と関係が深い。過去に大飢饉を経験した中国人にとって、このことは心の奥深くに刻まれている。従って、現在の人々が肉を食べ過ぎており、肉食を減らすことは人類全体だけでなく彼ら自身にとってもメリットが大きいという道理を、彼らに説明し、理解してもらうことは非常に難しいのである。
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