2012年1月29日日曜日

■深夜の「15秒強盗」、江南で頻発 /ソウル


深夜の「15秒強盗」、江南で頻発 /ソウル
営業終了後の店内からレジごと盗み出し、仲間のオートバイで逃走
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/28/2012012800464.html
2012/01/28 10:02

 旧正月当日の1月23日午前2時55分、ソウル市江南区島山大路にあるカフェ。帽子を裏返しにかぶった男性が、真っ暗なカフェの外からガラス製のドアを3、4回強く揺らすと、ロックが外れてドアが開いた。男性はすぐさま店内に侵入し、レジの上の部分を外すと、金が入ったケースだけを持ち出して外に出た。するとオートバイ2台が近付いてきて、男性を乗せると素早く走り去った。わずか15秒間の犯行だった。

 セキュリティー会社のスタッフは、警報が作動してから3分後に現場に到着したが、犯人たちはすでに現場から立ち去った後だった。被害額はレジに入っていた25万ウォン(約1万7100円)と、モニターの修理費用およそ100万ウォン(約6万8400円)だ。

 このカフェのオーナー(32)は「監視カメラに犯人の姿が映っていたが、帽子を深くかぶっているため、顔が分からない」と語った。

 実はこの日、同一犯と思われる犯行が、ほかにも数件起きていた。事件発生の約2時間前、近くにある別のカフェと韓国料理店も、同じ手口で金を奪われていたことが分かった。被害額はさほど大きくなかったが、旧正月当日の夜中に強盗の被害に遭った店の主人たちは、戸惑いを隠せなかった。

 ソウル江南警察署は27日、営業終了後の店に侵入し、短時間のうちにレジを丸ごと盗み出すという、いわゆる「15秒強盗」が江南一帯で頻発しているとして、捜査体制を強化していると発表した。警察は犯行グループについて、昨年末から江南の別の地域でも同様の犯行を繰り返している常習犯であるとほぼ確定している。警察の関係者は「オートバイに乗った仲間を外で待たせ、店内から素早く金品を奪って逃走するという犯行が相次いでいるため、積極的に捜査を行っている」と話した。

 警察は被害に遭った店内や、周辺に設置された監視カメラの映像から犯行に使用されたオートバイや犯人たちの特徴、着衣などを特定し、犯人の絞り込みを急いでいる。



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