2012年1月31日火曜日

■中国の春節観光 骨休めツアーが人気


中国の春節観光 骨休めツアーが人気
http://japanese.china.org.cn/business/txt/2012-01/30/content_24508225_3.htm
2012-01-30 17:43:46 | チャイナネット

 全国暇日旅遊部際協調会議弁公室(全国暇日弁)が29日に発表した春節(旧正月、今年は1月23日)連休期間の観光動向に関する報告書「2012年春節黄金周旅遊統計報告」によると、今年の春節連休期間の観光客数は全国でのべ1億7600万人に達し、前年に比べて14.9%増加した。観光収入は1014億元で、同23.6%増加した。

▽日帰り旅行が最多

 全国暇日弁のまとめた統計によると、全国の重点観光都市39カ所での観光収入は383億8千万元、これ以外の場所での観光収入は544億7千万元に上った。連休期間中、上記39都市のモニタリング対象の小売企業174社の売上高は94億4千万元に達して同17.2%増加し、同じくモニタリング対象の外食産業企業172社の売上高は5億5千万元で同13.3%増加した。

 全国の観光客のべ1億7600万人のうち、一泊以上滞在した観光客はのべ4180万人(ホテルや旅館に滞在した人のみ)、日帰りの観光客はのべ1億3400万人に上った。

▽多彩なカルチャー観光商品

 春節連休期間には、新年の祝賀イベント、縁日、飾り灯籠のイベント、演芸大会、娯楽演芸の巡行、民族芸術イベント、春を祝う花展、芸術的な花火大会など、さまざまな活動が観光市場をにぎわした。元旦にあたる23日、陝西省宝鶏市にある法門寺にはのべ21万6千人の観光客が訪れ、浙江省杭州市の霊隠寺にはのべ5万8200人(同38.9%増)が訪れた。

 農村の風俗を味わうツアーの人気が高く、連休7日間に北京市の農村風俗ツアーに参加した人はのべ76万2600人(同10%増)、観光収入は7532万元(同8%増)に上った。上海市の豫園旅遊商城が主催した飾り灯籠のイベントには、昨年を12%上回るのべ約270万人が集まった。

▽新業態の観光が人気に

 春節連休期間にはファッショナブルで独創的な新業態の観光が急速に発展し、遊覧船で周遊するクルーズツアーや医療サービスを受けたり休養したりするメィディカルツアーなどが関心と人気を集めた。観光における「レジャー、リゾート、休養、体のケア」の重要性がますます高まっている。重慶揚子江国際旅行社が受け入れた遊覧船は前年比100%増加の24隻に上り、受け入れ観光客数は同50%増加の4875人に上った。貴州省遵義市銅仁地区にある梵浄山観光ラインでは、登山による体力作りをテーマにした一連の農村観光イベントが打ち出された。

 観光客の関心は個性的で体験やレジャーにポイントを置く個人旅行にますます集まり、レジャーやリゾートのためのドライブ旅行や親族・友人を訪ねるドライブ旅行、家族単位の個人旅行、フリーツアー方式による個人旅行が常態化しつつある。統計によると、天津市を訪れた観光客のうち個人旅行客は前年比35%増加し、上海市を走る9本の高速道路を通って市内に入ったバスは同21.85%増加の47万4200台に達し、黒竜江省でホテルと観光がついたツアーを選択した人の数は旅行社が設定したツアー定員を超え、春節の観光客全体の半分以上を占めた。

 例年に比べ、今年の春節は海外旅行に行く人の数が目立って増加し、海外で迎える春節が定着しつつある。25日から28日の間に上海市を出発した海外団体ツアーは3128件に上り、参加者数はのべ6万4334人で前年同期比11.59%増加した。江蘇省では春節期間に欧州・米国を訪れたツアーの数が前年比約20%増加した。



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