2012年1月28日土曜日

■地域の表記 分かりやすく 外国人が考える観光振興策


地域の表記 分かりやすく 外国人が考える観光振興策
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C9381E0EA9E9690E2E38DE0E7E2E3E0E2E3E0EBE4E09FE2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5
2012/1/28 2:00  日経Web

磨けおもてなし力

 国宝・重要文化財の保有が国内で最も多いなど観光資源に恵まれた関西。外国人の目から見ても、様々な魅力に満ちているという。日本人が見落としている関西の魅力や世界に売り出すための課題をヒルトン大阪総支配人のハーマン・アーリック氏に聞いた。

 21世紀は他国と(観光誘致で)競争する時代。ブランド戦略として地域の表記を1つに統一すべきだ。そもそも外国人は「関西」という言葉を知らない。海外へ発信する場合、「京都地域」あるいは「大阪地域」といったふうに、すでに知られた名前で表記した方がどこか分かりやすいと思う。

 海外の観光客をもっと受け入れたければ、英語や韓国語、中国語など多言語に対応すべきだ。美術館や博物館だけでなく、飲食店も外国語のメニューを用意するなど歓迎する姿勢が必要だ。
 関西の見どころを挙げれば切りがない。

 大正~昭和期に活躍した陶芸家、河井寛次郎の記念館(京都市)ではモダンな色使いの焼き物やピカソの絵のような顔をした個性的な作品が見られる。大阪府富田林市に残る江戸時代の街並みは美しいが、観光客が少なく、穴場といえる。

 ウィーン出身の建築家・画家、フンデルトヴァッサーが手がけた大阪市環境局舞洲工場(大阪市)は無料見学ができ、良い勉強になる。「住まいのミュージアム『大阪くらしの今昔館』」(大阪市)は日本人の暮らしを学ぶのに役立つ。



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