2012年1月28日土曜日

■中国産輸入豆腐に業界から「酷い」と不満殺到


中国産輸入豆腐に業界から「酷い」と不満殺到 
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JANUARY 25, 2012 06:44   東亜日報

「政府がこんな酷い大豆を輸入しておいては、豆腐を作れというのだからイラッとする。豆腐生産量が10%も減り、一部の大豆袋には石まで混入している」(軟食品協同組合の関係者)

最近国内豆腐業界に一部から、政府が輸入した中国産大豆に対する不満の声が出ている。たんぱく質含量の低い低品質の大豆のため、豆腐生産量が大きく減ったからだという。

一部の業者は、政府の穀物輸入事業を代行している農水産物流通公社(aT)が問題だと指摘する。aTが退職した元役職員らが関わっている業者の大豆を買ってあげるため、不良大豆を輸入したという。aTは「とんでもない推測だ」と、即座に疑惑を否定した。

国内豆腐業者による連合会である軟食品協同組合とaTなどによると、最近豆腐業界ではaTが昨年12月に輸入した中国産大豆9700トンについての問題提起が相次いでいる。軟食品協同組合の関係者は「過去に比べて大豆の品質が酷く落ちているという不満の声が、会員たちから相次いでいる」とし「業者が各地域の協会を通じてaT側に公式に抗議した」と明らかにした。

aTで大豆輸入を担当している国営貿易処豆類管理チームの関係者も「難食品協同組合などを通じて数件の不満が寄せられたのは事実だ」としたうえで「希望する業者に対しては、他の大豆を提供することを約束している」と話した。

現在、国内では年間約140万トンの大豆が消費されている。飼料用を除いた食用大豆の需要は44万ドンだが、このうち国産は13万トンに過ぎず、残りは米国、カナダ、中国などから輸入している。

問題は、このような大豆の輸入がすべてaTを通じて行われていることだ。aTが輸入している大豆は、政府レベルの輸入と見做され5%の関税だけを支払うが、民間業者が輸入すれば487%の関税率が適用されるからだ。aTが輸入する大豆の品質が、すなわち韓国全体の輸入大豆の品質と言っても過言でない。

大豆の品質を巡って問題になると、一部の豆腐生産業者はaTの事業の公正性にまで疑問視する空気がある。京畿道(キョンギド)地域のある豆腐業者は「業界ではaTが自社を退職した元役職員が通っている会社の大豆を導入する過程で大豆の品質が落ちたという話が出回っている」と伝えた。

これに対し、aT側は「12月の入札で落札した中国産大豆会社の韓国代行会社にaTを退職した職員が勤務しているのは事実だが、これは偶然なことだ」とし「すべての入札は電子式の最安値落札制で行われるため、関与できる余地は全くない」と釈明した。

aTは「昨年12月に輸入した大豆は、政府の品質規格管理検査を通過したので問題がないが、中国産であるため品質に対する不満があるようだ」とコメントした。一般的に中国産は米国産より品質が悪いのがだ、12月の入札では中国産大豆が最安値を提示して落札したという。

aT豆類管理チームの関係者は「世界的に穀物作況が良くない状況なので、政府としても穀物の調達に困難が多い。1月には昨年に契約した米国産を搬入した」と話した。



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