世界遺産候補の「古墳」、ただの「塚」だった
http://news.infoseek.co.jp/article/20120126_yol_oyt1t00834読売新聞(2012年1月27日07時48分)
大阪府などが世界文化遺産登録を目指す「 百舌鳥 ( もず ) ・古市古墳群」(4世紀後半~6世紀前半)の構成資産候補とされていた堺市内の古墳2基が、中世以降に土を盛って築かれた塚であることが、堺市教委の調査で分かった。
2基は候補から除外されたが、同古墳群では、ほかにも調査が必要な古墳が多く、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)への正式推薦までに、さらに絞り込まれそうだ。
除外された2基は聖塚古墳と、南西約500メートルの舞台塚古墳。
府などは2007年、この2基を遺産の構成資産候補に含めて文化庁に提案。しかし09年度に市教委が初めて聖塚古墳を発掘したところ、墳丘とされていた部分の最下層で江戸時代の磁器が出土し、18世紀以降の築造と判明。舞台塚古墳でも13世紀頃とみられる土器が見つかり、市教委は、古墳の可能性が極めて低いと判断した。
0 件のコメント:
コメントを投稿