2012年1月30日月曜日

■中国人観光客はブランド族…ソウル明洞は春節特需享受できず


中国人観光客はブランド族…ソウル明洞は春節特需享受できず
http://japanese.joins.com/article/785/147785.html?servcode=A00&sectcode=A30
2012年01月30日09時05分 [ⓒ 中央日報]

  中国の春節連休末の27日午後。ソウル・明洞(ミョンドン)の通り。飲食店と衣類、化粧品店ごとに中国語の案内板を掲げ中国観光客らに向かって「歓迎光臨(いらっしゃいませ)」を叫んだ。だが、百貨店のショッピングバッグをいくつも手に抱えた中国人観光客は店内を見回しそのまま出て行くことが多かった。ロードショップ化粧品のエチュードハウスの店員は、「マスコミでは春節特需というが、実際は肌で感じられない」と話した。

  これに比べ免税店と百貨店は春節特需を満喫した。22~26日の新羅免税店の中国人売り上げは昨年の旧正月連休期間に比べソウル店で272%、済州(チェジュ)店で235%の増加を記録し、ロッテ免税店も旧正月連休の3日間に昨年より96%の売り上げの伸びを記録した。内需が冷え込み苦悩していた百貨店も久々に笑った。中国人が使うクレジットカードの銀聯カードの売り上げがロッテ百貨店は昨年の旧正月より110%、現代百貨店は121%の増加を示した。新世界百貨店本店も20~25日の外国人売り上げの90%を中国人が上げた。

  今年の春節特需には二極化現象がくっきりと現れた。中国最大の名節の旧正月期間となる22~29日に4万5000人の中国人観光客が韓国を訪れたと推定される。だが、一般商圏の体感温度は違った。明洞の化粧品、衣類、めがね店の店員は、「中国人訪問客は少し増えたが、売り上げに大きな影響はない」と口をそろえた。化粧品ロードショップブランド1位のザ・フェースショップも春節連休の1週間の売り上げは平常時より10%増加するのにとどまった。これに対し旅行会社は、「ホテルが足りず、ソウルを訪れる中国人観光客は京畿道(キョンギド)・水原(スウォン)・坡州(パジュ)・議政府(ウィジョンブ)など郊外で宿泊したので、夕方の時間の明洞での消費は相対的に少ない」と説明した。ある旅行会社代表は、「いま明洞には化粧品店とコーヒー店しかない。特色ある文化空間が入らなければならない」と指摘した。

  中国人観光客の人気商品もますます高級化している。春節期間に新羅免税店ソウル店のブランド衣類・雑貨売り上げは昨年の4倍、済州店のブランド時計売り上げは3倍増えた。新羅免税店関係者は、「昨年は化粧品売り上げの比率が大きかったが、今年は単価が高いブランドかばん・時計の売り上げが急成長した」と話した。

  春節特需を享受したのはノービザ入国が可能な済州島だった。中国人が好むのりのセットは22~26日にイーマートの済州道内3店で昨年の旧正月に比べ売り上げが8.6倍に増えた。済州新羅免税店の場合、この期間に全売り上げの88%が中国人によるものだった。

  銀聯カード=中国人民銀行が認可した中国最大のクレジットカード。中国内14銀行の預金を引き出しでき、200社以上の中国金融機関が加盟している。発給枚数は25億枚に迫る。韓国では2005年からBCカードと業務提携をしてきた。韓国での銀聯カード売り上げは2009年が1259億ウォン、2010年が3201億ウォン、昨年が7500億ウォンと急成長しており、最近では病院とコンビニエンスストア、インターネット通販でも銀聯カードサービスを行っている。



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