2012年1月31日火曜日

■【中国ブログ】日本人の民度が世界の模範となった理由を考察(2)


【中国ブログ】日本人の民度が世界の模範となった理由を考察(2)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0131&f=national_0131_226.shtml
2012/01/31(火) 18:08

 中国人ブロガーの「我很喜歓」さんはこのほど、東日本大震災の映像を見ると被災者は救援物資を奪い合うこともせず、災害に乗じた略奪もせず、秩序正しく整然と救援を待っていたと述べ、「日本は一体どのようにして世界の模範となるまでに国民の民度を向上させることができたのか」を考察している。

 筆者は、日本の社会環境が日本人な行動基準を作り出していると推測する。「行動基準は自然発生的にできあがったもので、日本人は行動基準を尊重し、それゆえに拘束力も強い」と主張、もしもそうした行動基準に反するならば、身内を含めて周囲の人びとから非難され軽蔑されることになるのだ。

 もちろん、民族にはそれぞれ拘束力となるものが存在する。筆者は「中国人にとっての拘束力とは功利を重んじることだ」と述べる。米国人は「職業に貴賎なし」と考えており、高収入の仕事に就くため必死に争うようなことはしない。しかし、「中国人は口では『貴賎なし』と言うものの、心でははっきりと貴賎の違いを持っている」と非難した。

 米国では女性に対して夫の職業を尋ねれば、彼女たちは正直に答えるだろう。しかし中国ではメンツが立たないと妻が感じる場合、「自分で事業をしている」とあいまいに答えるのだ。筆者は「地位や財力による差別こそが、幼いころから人よりぬきんでようと中国人を追い立てるもの」と指摘した。

 日本は社会的拘束力を保つため、教育にも力を入れており、日本人は幼いころから集団に従うことを教えられる。日本の小学生は集団登校時に信号機が赤になると寒いなかでも並んで待ち、青信号になると整然と道を渡る。筆者は「決して誰かに号令をかけられるわけでもなく、とても自然に一致した行動を取る」と驚きを表わす。この点に関して筆者は以前、ある日本人に「赤信号で渡る勇気はないのか」と尋ねたそうだ。するとその日本人は「勇気の問題ではない。もしみんなが赤信号で渡ろうとするならば、きっとわたしもついていくだろう」と答えたのだ。

 筆者は、「日本人の高度な団結力は長い期間をかけて培われてきたものであり、決して天性のものではない。日本人の民族意識は世界でも一流のもの」と評価した。



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