2012年1月28日土曜日

■春節の中国人観光客、ラグジュアリー健康志向体験が大好評


春節の中国人観光客、ラグジュアリー健康志向体験が大好評 
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JANUARY 27, 2012 05:10   東亜日報

「大物」の中国人観光客らが、例年と変わったことがあるとするなら、最新ショッピング情報に詳しい購入者が増えたこと。彼らは、エルメスやシャネル、ルイヴィトンなど、広く知られているブランド品よりは、中国内では知られていないブランドの方をより好むと言う特徴を見せている。

新世界(シンセゲ)デパート・本店によると、旧正月の連休期間にここを訪れた中国人観光客のうち、デザイナーブランド、「アレキサンダー・マックイーン」や「エミリオプッチ」などを求める人が特に目立った。国内ではギャラリアデパートのブランド品館にのみ出店しているイタリア男性スーツブランド、「ステファノリッチ」の鷲模様ベルトは189万ウォンもする高価な品だが、国内に持ち込んだ8点全てを、中国人が購入した。新羅(シルラ)免税店の関係者は、「昨年の春節期間中には、化粧品の売り上げが大きな部分を占めたものの、今年は、ブランド品の時計やカバンの売り上げが一段と伸びた」と明らかにした。

彼らは価格情報にも敏感で、割引やおまけの品があるかどうかまで、しっかりとチェックする傾向がある。連休期間中、小公洞(ソゴンドン)のロッテ免税店を訪れた一人の中国人客は、中国でも販売しているアモーレパシフィックの「雪花秀(ソルファス)」製品1年分を、3000ドル(約338万ウォン)で購入した。中国のデパートより免税価格が割安で、おまけをより多くもらうことができたからだ。

旧正月の連休期間中、大手スーパーでは、質の高い国内生活必需品を「総なめ」する出来事まで起きた。ロッテマート・ソウル駅店では、20日から24日にかけて、漢方薬の生理ナプキン「キエラン」売上の60%は、中国人客らから出たものだ。イーマート・濟州(チェジュ)店や金浦(キムポ)空港店、東仁川(トンインチョン)店などでは、ゴム手袋を「お土産用」として、1人当たり10個以上ずつ買い求める中国人観光客の姿が多く目に付いた。

ロッテデパートの関係者は、「国内製品や様々なブランド品への認知度が高まり、ある特定ブランドを予め決めてから訪れる「目的購入」の性向を見せている」と主張した。ソーシャルネットワークサービス(SNS)やブログに旅行記を掲載する「誇示型消費者」が増えたことも、人とは異なったブランド品をほしがらせる要因となっている。

業績の低迷していたデパートは、中国人観光客効果に沸いている。19日から24日にかけて、ロッテデパート・本店を訪れた中国人の数は、30%ほど増えた。ロッテ免税店は、旧正月の連休中、中国人を相手に計49億ウォンの売上を上げ、昨年の旧正月連休(2月1日~5日)より3倍以上増えた。新羅免税店・ソウル店も、中国人対象の売り上げが272.9%増えたことを明らかにした。

特に今年の連休に、中国人らはソウル周辺や江原道(カンウォンド)周辺のスキー場を多く訪れた。スキー場のついているリゾートに宿泊しながら、ウォーターパークやスパのような選択型商品を追加するやり方だ。韓国のスキー場は中国より安全で、かつ付帯施設が多いという口コミが、中国人らの間で広まっているからだ。

江原道庁の李ソヒ海外マーケティング担当者は、「雪嶽山(ソラクサン)や南怡島(ナムイソム)などの『見物』中心のコースから脱し、今年からは、スキーやウォーターパーク、スパ、温泉などの体験中心の商品が増えた」とし、「高品格の体験商品を好んでおり、日帰りよりは2泊を好む人が増えている」と主張した。

日本人観光客の多かった高級スパにも、中国人が詰め掛け始めている。リッツカールトン・ソウルに出店している総合クリニック、「フォーサムプレステッジ」には、連休期間中、数十人の中国人観光客が1000万ウォンに上る「成形+人間ドック+スパ」のパッケージを利用したと言う。



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