2012年1月29日日曜日

■「パンダ文化」で文化の都を目指す成都市=でも「パンダ文化」ってなに?―SP華字紙


■「パンダ文化」で文化の都を目指す成都市=でも「パンダ文化」ってなに?―SP華字紙http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=58283&type=30
2012年1月28日 22時26分 レコードチャイナ

 2012年1月27日、シンガポール華字紙・聯合早報は、四川省成都市の「パンダ文化」構想を報じた。

 「中国のモデル、パンダの故郷」を町のキャッチコピーとしてきた成都市。この1月、「パンダ文化」構想を打ち出し、2020年までに中国西部で最も影響力のある「文化の都」を目指す方針を示した。
現在、パンダの生息数は約300頭余りと推定されているが、成都市には約3分の1にあたる108頭が飼育されている。昨年はパンダ6頭を野生に返す試みも始まるなど、パンダへの注目度は高まっている。

 パンダの知名度、ブランド力は強力だが、成都市がいかにして「パンダ文化」「パンダ産業」を育成していくかは未知数。それどころか「パンダ文化」とは具体的に何を指すのかもはっきりしない状態で、今後に残された課題は多そうだ。





■客寄せにパンダ、引っ張りだこ エサ代年間1000万円も、世界各地で歓迎http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0114&f=business_0114_056.shtml
2012/01/14(土) 14:04
  
 レンタル料年間7000万円、エサ代年間1000万円など、なにかと費用がかかるパンダ。しかし、その経済効果は大きく、世界中の動物園からラブコールが寄せられている。

 かつては両国の友好の証として、中国から無償譲渡されていたジャイアントパンダ。その後、希少動物保護の名目で、有償期限付き貸与となったいまも、世界中で人気のスーパーアイドルだ。しかし、いざ飼育となるとかなりの出費を覚悟しなければならない。

 昨年春、約3年ぶりに上野動物園(東京)へやって来た2頭のパンダ、オスの力力(リーリー)と、メスの真真(シンシン)。来場者数も、一昨年に比べ昨年は150万人以上増加し、その経済効果は100~200億円ともいわれる。ただし、かかる費用は莫大だ。

 まずは、パンダとその生息地保護のための資金、いわゆるレンタル費で、上野の場合は年間95万ドル(約7300万円)を支払う。さらに獣舎も、飼育の難しいパンダは高額だ。上野でもパンダが初来日した73年に1億2000万円で建設し、今回は9000万円をかけて改築した。さらに見学者の混雑緩和と2世誕生を見据え、2012年度の予算に3000万円の移設、拡充費用が計上される予定だ。もちろんこれら以外にも、えさ代1日約3万円等の費用も必要となる。

 また子供が生まれれば、1頭につき60万ドル(約4610万円)が義務付けられ、死亡時も契約によってはお金が発生する。2000年より旦旦(タンタン・メス)と、興興(コウコウ・オス)を飼育していた市立王子動物園(神戸・兵庫)で、2010年に人工授精の麻酔がもとで興興が窒息死した。これが人為的なミスとされ、契約に基づき中国側に補償金50万ドル(約3900万円)を支払っている。

 それでもパンダへのラブコールは引きも切らない。先頃、仙台市八木山動物公園(宮城)が、東日本大震災からの復興のシンボルとして、パンダ誘致に名乗りを上げた。経済効果は、仙台市周辺だけでも50億円以上と試算されている。まだ交渉段階で、費用捻出についても未解決だが、今年に入りパンダの名称は公募との方針も固まるなど、誘致実現の期待は高まる一方だ。

 一方、海外でも日本と同様にパンダに関する話題は事欠かない。昨年末にBBCが「2011年 今年の女性12人」に選んだ“1人”が、パンダの甜甜(ティェンティェン)だったことから、注目を集めた。甜甜は、12月にスコットランドのエジンバラ動物園に、オスの陽光(ヤングァン)とともにやって来たばかりだった。同動物園が支払うレンタル費は年間60万ポンド(約7110万円)。他に獣舎建設費は27万5000ポンド(約3259万円)、えさの輸入費が、年間7万ポンド(約829万円)だという。

 希少動物ではあるが、絶大なる集客、経済効果を生むパンダ。まさに“客寄せパンダ”状態は、今年初来日から40年目を迎える日本をはじめとして、世界各地でこれからも続きそうだ。



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