2012年5月16日水曜日

■「子どもが教師になると言ったら?」 賛成わずか24%


「子どもが教師になると言ったら?」 賛成わずか24%
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/15/2012051501152.html
2012/05/15 13:10 朝鮮日報

「教師の意欲が低下」81%

きょう「先生の日」…教師たちが語る「韓国の教職の現実」
 
 先生の日(5月15日)を迎える韓国の教師たちの雰囲気は、あまり明るくない。先生に対する生徒・児童や保護者の無礼な態度や暴行によって、教師の権威が失墜し、教師たちの意欲が低下しているからだ。こうした中、自ら教壇を降りる教師の数も年々増えている。

 ソウル市内の高校に勤めていた元教師のチョンさん(57)は、今年2月、定年まであと6年を残して依願退職した。数年前までは、定年まで勤務するつもりだった。未婚の娘も「お父さん、私が結婚するまであと2年頑張って」と励ましていた。しかしチョンさんの気持ちは変わらなかった。

 チョンさんは若いころ「熱血教師」として評判だった。不登校の問題児を家庭訪問し、夜を徹して説き伏せて学校に連れていった。道ばたでたばこを吸っている生徒を見かけると、そのまま通り過ぎることができず、注意した。

 しかしここ数年の間に、生徒の指導は随分困難になった。子どもたちは、間違いを指摘しても聞き入れず、教師との対話すら拒否するようになった。授業中に居眠りをしている生徒を起こすと、逆に災難に遭った。生徒から「なぜ起こすのか」と責められ、生徒の保護者からも「居眠りすることもあるだろうに、それが何だというのか」と暴言を吐かれた。2年前には、たばこを吸っていた長髪の男子生徒の足を5回たたいたという理由で、保護者に「暴行罪」で告訴された。こうしたストレスにより、頭が割れるように痛む日が増えた。

 チョンさんは「昔の不良生徒は、教師が注意すると“間違っていた”と素直にうなずいていたものだが、今では指導しても話を聞かず、処罰禁止などの規定により指導の方法もなく、生徒たちを見ること自体がストレスになってしまった。こんなことでは私の方が死にそうなのに、学校に残ることなどできない」と語った。



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