2012年5月17日木曜日

■「神童クラス」に小学生千人以上応募 4年後に大学受験 北京

■「神童クラス」に小学生千人以上応募 4年後に大学受験 北京
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2012-05/17/content_25408649.htm
「人民網日本語版」2012年5月17日

北京第八中学(中高一貫校に相当)が開設している、小学生の子供に英才教育を施し、4年後に大学入試試験を受けさせる「少児クラス」の入学試験が13日開催。1千人余りの小学生が同校に集まった。北京市の政府紙「北京日報」が報じた。

通称「神童クラス」の同クラスの試験開始までまだ1時間以上ある同日早朝6時50分、同校の南と北の門の外にはすでに、多くの学生や保護者が集まっていた。ある保護者は取材に対して、「朝陽区に住んでいるけど、遅れるとたいへんなので、早めに来た」と子供のために水を注ぎながら答えた。

「お母さん、私の鉛筆は?」。南門の外で、ある女の子がそう叫ぶと、自転車を停め終わったばかりの母親が急いでやって来て、カバンの中から筆箱を取り出して渡した。すると女の子は、筆箱を周りの同級生に見せながら、「見て、私準備ばっちりでしょ!」と自慢げに話していた。

それほど広くない学校の前の道路では、交通警察が交通整理をしていたが、それでも子供を送ってきた保護者の車で渋滞が起こっていた。

キャンパスの混雑を防ぐため、同校は受験生のみの進入を許可し、保護者は入ることができなかった。その後試験終了10分前、送り迎え証明書を有している保護者はキャンパスに入って待つことが認められた。この送り迎え証明書には北門から入ることのできる緑のものと、南門から入るピンクのカード2種類がある。

▽受験者数は例年並み

同クラスの入試は今回で19回目になり、これまで飛び級での大学入学者439人を誕生させてきた。今年の受験者数は例年並みという。ただ今年からは道徳に重きを置いたクラスも試験的に開設され、1人の学生が同時に両方のクラスに申し込むことも可能であるため、合格率は若干上昇するものと見られている。

受験にやって来た子供のほとんどが小学校4年生。まだ、自分が何のために試験を受けるのかよく分からない子供もいる年齢だ。そのため、一緒に試験を受けに来て、はしゃいでいる子供たちもおり、「入試」とは思えないほどリラックスした雰囲気が漂っていた。記者が子供達に「受験勉強はした?」と聞いても、「試験の内容がわからないから、勉強のしようがない」という答えが返って来た。

一方の保護者らは緊張した面持ちで、子供に向かって「緊張したらだめよ」とか「がんばって」と何度も繰り返したり、10メートル以上離れた所から「試験会場を間違えたらだめよ」と声を張り上げたりする保護者もいた。両親以外に、小学生の祖父や祖母らの姿もあり、自分の孫が校内に入るのを見届けると、心配そうに帰って行った。

▽「天才児童」に対する保護者の見方は以前に比べ理性的に

取材をしていると、子供を同クラスに入学させたいと考える保護者の多くが、自分の子供が非凡な才能を持っていると信じていることが分かった。「試しもしないのは損」というわけだ。さらに普通、小学生5年生から高校3年生までの8年間で学ぶ内容を、同クラスなら半分の4年で学び終え、そのまま大学受験を受けることができるため、「中学受験」や「高校受験」のつらさを味わわなくても良いというのも魅力の一つのようだ。一方、「子供に世間を知ってもらいたい」との思いの保護者もいた。

同校は今年の入試受験者数を公表していない。また、これまでと同じく、社会の育成機構が試験問題を研究し、試験対策のクラスなどを設けるのを防止するために、試験問題も公表されない。

ただ、ある教師は、少児クラスは開設されて27年になるが、全体的に見て、保護者の「天才児童」という言葉に対する理解はより理性的になり、成熟してきているとの見方を示している。

今回の入試終了後、200人の学生が選出され、第2段の試験を実施。それから5-60人の学生を選び、1週間の仮入学期間を実施。それに合格した約30人の学生だけが、晴れて正式入学となる。

これまでに、西城区育民小学や実験第二小学、中関村第一小学校、育英学校、景山学校、光明小学、北京師範大学実験小学など、北京市全体で計182校の小学校が同クラスに学生を送り込んでいる。





■大学卒業控え「後悔体」文章がネットで人気 中国
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2012-05/17/content_25408696.htm
「人民網日本語版」2012年5月17日

「大学生活で一番後悔していることは・・・・・・」。卒業シーズンが近づくにつれて、このような書き出しで始まる「後悔体」の文章が近頃ネットで広まっている。卒業を目前に控えた多くの大学生が次々と、「後悔体」の文章で、間もなく終わる大学生活を振り返っている。北京晨報が伝えた。

「大学生活で一番後悔していることは、

図書館で真剣に勉強しなかったこと、
卒業までに大学英語四・六級に受からなかったこと、
ダイエットに成功しなかったこと、
恋人ができなかったこと・・・。

もし一つだけ挙げるとすれば、全てが中途半端だったこと!」-----。

誰かがネットでこのようにつぶやくと、卒業を控えた多くの学生も真似をし始め、インターネットは一時、「後悔体」の文章で大いに盛り上がった。

「後悔体」のコメントは、学業、恋愛、ダイエット、交友関係に関わる内容がほとんどだ。ネットユーザー「除Tと除T?」さんは、「恋愛経験は皆無だった。ダイエットに失敗した。読書、スポーツ、旅行にはほとんど縁がなかった。友達付き合いが少なかった」と、自らの大学生活を振り返り、後悔していることを列挙した。また、「lemon芙蓉不結氷」さんは、「大学生活で最も後悔していることは、社会人として独り立ちできる力を身につける努力や訓練をしなかったことだ」と打ち明けた。



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