「寓話”アリとキリギリス”とは真逆で真面目な人が死ぬ世の中」
http://news.infoseek.co.jp/article/20120507news2u98078
【ドットコモディティ】- News2u.net(2012年5月7日14時50分)
民主党政権は、自民党の永年の膿を出したことについては評価できたものの、結局なにも改革することができなかった詭弁党という不名誉な印象を国民に植え付けて政権交代せざるを得ないことになるだろう。
この時期、世界的な金融危機が叫ばれる中、景気浮揚のための対策が急務であるしまた大幅な円高への対応策も急務であるはずだ。ところが一番要のことに対し手つかずで後回しにして良いはずの消費税の引き上げを最優先にする党になぞ、誰が支持するものか。
ましてや国民の多くが”No”と言っている原発に対し再稼動を進める動きとか、尖閣諸島などの領土保全の問題に対しても後回しにしていることについても、常識では考えられないほど世間とは一脱した方向をむいている。
この連休中、たまたまこの連休中に見たTBSの朝の番組の中で、年金問題について、政府は月額6000円の上乗せを検討しているが、より多く年金がもらえる不可年金に加入している場合、その上乗せ加算は除外されるという常識では考えられない法案になっている矛盾を指摘していた。
最も多く払っている人がバカを見るこの新制度は、そもそも論で、真面目に働いて年金を払っている人以上に、まったく年金を払わずに生活保護を受けている人よりも需給額が少ない額という矛盾も孕んでいる。
厚労省によれば、今年1月時点で、全国の生活保護受給者は209万人で過去最高を記録。これに伴い、生活保護費予算は3.7兆まで膨れ上がっている。ちなみに生活保護受給者は、介護や医療費は原則無料。NHK受信料、住民税なども免除。最大5万3700円までの家賃ももらえる。更に光熱水費の減額や母子家庭なら加算もあるということだ。旨味は満載で、月額6万6000円を切った国民年金受給者よりも手取りが多い。東京都の場合は、圧倒的に年金加入よりも生活保護の方が得。前述のとおり医療費無料などさまざまな特典がある。
今年2012年の税収見込み額は42兆円だが、これに対して生活保護費予算は3.7兆円だから、1割近くを占めていることになる。全国最多は大阪市で約18人に1人が生活保護を受給しているとのことだ。
まったく…この年金問題や生活保護問題は、子供も頃に母親に聞かされた「アリとキリギリス」とは逆バージョンである。真面目なアリが働きすぎで死んで、バイオリンを弾きながら遊んでいたキリギリスが悠々自適のまま暮らすことができる世の中である。最近、大臣だかニンジンだか知らぬが、民主党議員の顔をみるたびに吐き気がしてくる。
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