2012年5月19日土曜日

■米国で「人食いバクテリア」に感染した女性2人が重体に


米国で「人食いバクテリア」に感染した女性2人が重体に
http://www.cnn.co.jp/usa/30006635.html
2012.05.18 Fri posted at: 15:13 JST

(CNN) 米国で「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌に感染して足などの組織が壊死、手当を受ける事例が相次いでいる。

1人目はジョージア州に住む24歳の大学院生の女性。5月1日に遊具から落ちて足を22針縫うけがをした。この時にエロモナス・ハイドロフィラという菌に感染したことから壊死性筋膜炎となり、片方の足を切断し、腹部の一部を切除する手術を受けた。父親によれば指を切断する可能性もあるという。

2人目はサウスカロライナ州に住む36歳の看護師の女性で、5月7日に双子を出産。女性の夫によれば数日後、足の傷がどんどん広がっていくのに気づいて近くの病院を受診した。11日、その病院で人食いバクテリアへの感染だと診断された。5回にわたって死んだ組織を取り除く手術を受け、現在は重篤ながら安定した状態だという。

米疾病対策センター(CDC)によれば、こうした症状を引き起こす菌はいくつもあり、健康な細胞を攻撃して破壊し、致死率は20%に及ぶという。

専門家によれば、これらは環境中のどこにでもいる菌で、感染を引き起こすことはめったにない。感染した場合でも、たいていは人体の免疫システムによって撃退されるという。

ただし傷口などから血流に入り込むことがあり、こうしたケースでは菌が残らないように感染部位の周囲の健康な組織も含めて切除するといった治療が行われる。



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